やる夫はプロ野球選手になるようです 第3.5話 蒼星石とやる夫

515 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/03(火) 06:41:48 ID:5xz.0Fa.
こいつら高卒でもう作中は12月ということは少なくともプロ入りして
一年は経過しているってことだよな。なんか時系列おかしくないか?
やる夫は一年間オーバーでやった後にサイドに転向したってこと?
それとも春のキャンプで言い渡されてから10ヶ月練習してやっとのことで
自分のフォームをつかみかけてるって事なのか?

517 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/03(火) 08:17:27 ID:isUKGxhE
>>515
卒業可能なら学校は自主登校だろJK

518 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/03(火) 11:02:42 ID:vfzOTLtM
>話の都合上、旧制度(現制度に合わない)の記述が含まれたりすることもありますが、ご容赦下さい。

ドラフト関連の部分かな?
たしか今は、プロテストはドラフト前にやって、テスト生でもドラフトにかけるんだっけか。
でもなんつーか、この「ドラフトかからずプロテストで合格」っていいよな。
待遇面に無茶苦茶差がつくはずだけど。

野球ってジャンルもそうだけど、やる夫の性格がレアだね。応援してますぜ。

519 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/03(火) 11:33:17 ID:0iWQYiMk
>>515
時系列的には

11月末 プロテスト

12月初旬 梅岡にプロ入り報告

12月初旬~ 練習生として第三練習場に

12月中旬 カズマと対決

12月末 やらない夫と会話

という流れでしょう。 
形としては正式入団前の自主練習ってことじゃないかな。

520 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/03(火) 11:43:17 ID:q1lIDo9Q
>>515
解りにくいですね申し訳ないッス。
プロ野球ファンにしかわからないような部分は、出来る限り厚く解説をいれているつもりでしたが、
見落としている部分でした。

>>517さんが言われているように、卒業が決まっているので最低限の登校だけして、
後はプロの練習を行っているということになります。

まだ在学中のルーキーのことなんていうんだろうな・・・
ルーキーだと18歳か22歳かそれ以上かわからないしw

521 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/03(火) 11:49:01 ID:q1lIDo9Q
>>518
正解です。
あと次回の話(プロ野球漫画には良くある展開)になりますね。

所謂昔の”ドラフト外選手”っていう、雑草中の雑草で活躍する選手が
自分は凄く好きだったんですね。

というか、大野豊が好きなんですw

523 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/03(火) 14:28:37 ID:5xz.0Fa.
>>520
普通は年越す前は自分のチームで練習してるもんだし、入団予定の球団で
現役選手たちと一緒に練習なんてことは現行ルール的には完全にNGだから
ちょっと分かりにくいかと思ったまでなんで気にしないでください。
あくまでフィクションですから作者さんの都合のいいようにやってください。

530 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/04(水) 00:02:35 ID:jOHj4NHM
>>523
プロアマ規定はアマチュアの野球連盟に退部届けを出すことて適用されなくなるため、
高校生や大学生が現役選手と練習することが、完全にNGではなかったように思います。
そうじゃないと今年卒業の人が春季キャンプに参加できなくなっちゃいますからね。

記憶なんで、間違ってたらすいませんです。

規定の改変は今後も結構あるかと思います。
解りにくそうなところはきちんと解説いれてくようにしますんで、今後もどうぞよろしくお願いします。

525 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/03(火) 17:19:49 ID:XnkL/pt6
ドラフト外って今でいう育成枠入団みたいなものか?

531 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/04(水) 00:25:33 ID:jOHj4NHM
>>525
ちょっと違いますね。
雑にですが、説明させていただきます。

育成枠選手ってのはプロでない扱いに近い選手で、2軍の試合にしかでられないという制約があります。
1軍の試合に出るためには球団にプロ選手として登録してもらう必要(支配下登録)があります。

ドラフト外入団ってのはドラフトで選ばれなかった選手が、テストや交渉を経て入団することです。
ドラフト外の選手は普通に入団するため、最初からプロ選手として登録されます。


余談ですが、育成枠選手は”プロ”でない扱いのため、最低年俸が普通のプロ選手の最低年俸の半分です。
どちらももドラフトでかからなかった注目度の低い選手ではありますが、
1軍の試合にでれることもあり、ドラフト外のほうが全然マシですねw

記憶で語るんで、間違ってたら誰かツッコミお願いしますw

582 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:31:15 ID:TKLH.oso

-やる夫がプロ野球選手になるようです-

第3.5話 「蒼星石とやる夫」


注) ・この話はプロ野球を元にした、作者のプロ野球妄想ストーリーです。
   ・このスレのやる夫は捻くれています。やる夫の性格改変(?)にご容赦下さい。
   ・スレ主はやる夫初心者です。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。

583 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:32:22 ID:TKLH.oso

―12月30日 第三練習場―

青星石は怒っていた。
蒼星石の壮大な計画が狂っていたのだ。

           ∨三三三三三三三三三三ニ/
      __  lニ>‐ '´ ̄ ̄ ̄` ー<三三/
     〈三三二ニ―‐- 、 ___     `ヽ|
     ∨三三三三三三三三三三三三二二ニ¬
       ヽ三三二ニニニニニ二二三三三三三/
       Y´::.::.::.::.::/:l::.::.::.::.::.:\::.:`ヽ::<三/
.       ,'::.::.::.::.::.〃∧::l::ヽ::、::.::.ヽ、::.`、:l:T
      |::.::.::.フ7¬‐、ヾ、:\>、:|-ヘ::.::.}::!:|
       {::.::/代了圷ミヽ. \行‐t予l:ノ/::|
         !::.::.::.:| ゞ-'′  \  辷シ '/:/::./
       |::.::.::.:ゝ       ,       厶ノ::.;′
       ヽ.::.::l|ヽ、    r-、     /::.::/
           \:ト、:j> 、   _,.ィ:´::;:l:: /
             ヽ ` ,.イ `¨´ ト、レ'|/ |:/
            __,. '´_>v< `ヽ、′
       ┌イ  //了,ハ\\ヽ `┬ァ               パシッ、
       /7 |  { く/ノ/引ヽヽノノ  | }-、                         シュッ!
.      /:.:.:.:{ |  `ー'´//l弓| |`ー′  | } :.:l
     /:.:.:.:.:.{ |     // ]弓ト、ヽ     |「 :.:.|

あのホームランバーみたいな男のせいで―。

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)
  |     |r┬-|   <あのー・・・ 蒼星石さーん・・・
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、

584 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:32:46 ID:TKLH.oso
         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\     「・・・えーと、あのー、蒼星石?」
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\ 
| / / /     |r┬-|     |
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /           パシ、
|     ノ    | |  |    \  
ヽ    /    └ー.┘    ヽ                      シュっ!


             __ __
         ,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
       /:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
       ':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
      ':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
     .'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|
     l:.:.|:.:.レナナ'‐  l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|
     |:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\´ _ゝ_ ` .:, .:.:.,'
     |:.:.ハ:.:|  辷'ノ   丶 イt::_iヾレ:.::.::,
     |:.:.:.:l:.| ::::::        ゞ-' !:.:.:.:.:イ   ニコッ
     l.:i:.:.:.|ヽ.    _  ′ :::::  ハ:..:./
.     |:l:.:.:.|:.:.\     ̄    イ:::::/
     ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、  _ ...ィ/:.:.レ:j/
    _ _ _ゞ\ー- 、   |:./レl:.:..:/
   _レーハヽ     ヽォ_ー 、. |:.:/           パシッ。
   /::::::::::つ    /,イjくヾ\'_
   /:::::::::::::::L   レ' //}ヽ.j\ヽ7


         ____
       /   u \
      /  /    \\        ニ・・・ ニコッ
    /  し (○)  (○) \
    | ∪    (__人__)  J |
     \  u   `⌒´   /

585 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:33:12 ID:TKLH.oso

         l    .:.:.:.:.:.:.:.::.:.::::::::::::::::::::::/
       l     .:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:::::::::::::/
      , ┴ '"´ ̄ ̄ ̄  ̄ ``丶::::/
     〈  , - ────‐- 、、    \
      V´  , ,       、    \   /
      / / // .:   、、 \    `V
.     / / //l l:::|l:::ト、ヽ\ \.  l〈
     l .:l  l | |_|::」l:::|:::|‐| ┼ヽ ヽ .l::l
     |.::|| レ「| | `1::ト、l ヽ| l | V| .::|::|
     |.::|| |,ィ==ミ|/  r===ミ|:|.:.::|::|  
.     V l.:l1 、、、、   ,  、、、、、 |:|:.:/::|
       V ハ           〃:∧|
       l |::::ヽ   ┌─ァ   /.:::/
.       `|:::∧\ _ _  , イ l.:::/
        |/__, - ⊥  __| く
   _,.「`Y´ ̄   >r─‐ュ<    ̄`Y 」‐ュ_         シュッ!
  .:::::〉 j{(   /:/ /:ハ:::',`ヽ:\   ) }j .〈:::`
  .:::::〉 j{(  〈.::<  /:/。j1::',  〉::〉.  ).}j. 〈:::::
  .:::::〉 j{(   ヽ:::V::/ 。j l::::.',./:/   ) }j 〈:::::
  .:::::〉 j{(    V::/ 。j |:::|V:/   ) }j 〈:::::

          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\            パシッ。
    / ∪  (__人__)  \
    |      ` ⌒´    |                「え・・・あ、あっと・・・」
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /

586 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:33:46 ID:TKLH.oso

お邪魔虫がついに耐えかね、騒ぎ始めた。

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \   \
 |    ( ○)(○) \ \           「なんでだよ!なんで俺にボールくれないんだよ!
. |   o゚ (__人__)  __            これいじめか?イジメだろ常識的に考えて!」
  |  0   `ー'´ノ´ ̄    ̄\
.  |     /  }         \
.  ヽ   /   }          }て・,‥¨
   ヽ     ノ ___   _ノ そ¨・:‘ .
   /    く  \  YY ̄ ̄YY\
   |     \   \    ・; ∵ ..\
    |    |ヽ、二⌒)、       .  \

          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\            「そ、蒼星石、キャッチボールは
    / ∪  (__人__)  \            やる夫→蒼星石→やらない夫→やる夫周りだぉ?」
    |      ` ⌒´    |       
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/         
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /                       シュッ!
  ヽ __     /   /   /

―そんなことは知っている―

587 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:34:25 ID:TKLH.oso

―でもボクは、やる夫と野球がやりたいのだ―

           ,. -──-.. 、
          ,.'´. : : : : : : : : : : .`ヽ
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
      /.:.:/.:.:.::/.:.:.ハ.:.:.l.:.:.:.:.:.::.:.:l.:l.:.:.',
       l.:./.:.:.:./.:‐/、 ',.:.ト、__.:.::l.:.:l.:l.:.l.:l
       l/l.:.{.:..レ'l/   リ `ヽ.:`T:/.:l.:.l.:l
        l/ N{,r==ミ   r==ヽ:l/.:/.:/リ        パシッ
         l.:ト、' ' '    ' ' ' 〉:l.:/./
         l∧.ゝ、 ,r‐ァ _,..イ.イイノ             シュッ
           ,.ィ´ ヽニノ <l/
          /.:{j ,.イ介ト、  j}ヽ
            /.:.:{j レイXトV  j}.:.:.ヽ                     <まただろ!もうおうち帰るだろ! ウワーン!
         /.:.:.:.ヽェェイXLェェイ.:.:.:.:.:.',
        / `ヽ.:.:.:.:/?〔.:.:.:.:.:.:.:.:.: ノ                            <待つお!やらない夫!待つおーーーっ!
       〈   L.:.:.〔 {y}〕.:.:.「~~T´
        / `ヽjニ三三三ニ !,.ィハ
         / 。゚/.:Lニ三三三ニレイ 〉          「じゃあね、やらない夫。良いお年をー!」
       ノ  /.:.:.:.:ヽニ」.:lニ/.:.:.!``1
     { `ヽ/.:.:.:.:.:.:.:、.:., .:.:.:.:.:l  l
     〈 ,.イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:!゚。 ト、
       /.:.:.:.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.にニハ}     
       〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ハハJ
       `ー--‐'  ヽ.:.:.:.:.:.:ノ

―断じて、あのスティック糊みたいな男とではない―

588 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 01:35:29 ID:4OS1HYac
やる夫モテモテだなw

589 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:35:54 ID:TKLH.oso

―12月中旬 第三練習場 ロビー―

    踊れゴルァ!♪             ワイワイ
 ♪  ∩ ∧∧     ♪ ∧∧           ∧_∧    .∧_∧ ♪
    ヽ (,,゚Д゚)      (*゚ワ゚)⊃♪.        (´∀`∩) ♪ (∩・∀・)
     ヽ ⊂ ヽ   ヽ⊂  丿           (つ  丿    (   ⊂)
      O-、 )~  ⊂ _ /             ( ヽノ    . ヽ/  )ガヤガヤ
        U       し    .        し(_)      (_)J


        , -======|
      ィく三三三三三三二|
      ∨三三三三三三三|
      /Aー――――――.|
      ヽ=Aー------――‐ |
        \.A三三三三三三 |
        /`ー ---- -― .|
       ,:. :. :.{!:.、:.\:. :. ヽ.:.:.|
       |:. :. :.ト、:.\: ヽ, - ',‐|
       |:. :.| :|!⌒、 ヽ _ヽrテ|
       |:.l: |:.ヽマl!ヽ   弋リ
        ヽ!:.|:.l:. ゝゞ'′,   |
        Nlハ:.ヽゝ . -_ .イ|
         じ \ヽ:.{{   ヽj |
         o /::\:j::ヽ  fil|
          .ノ:::::l::::;:::: ヽ Ll|
           /:::::::::i:::l:::::::: ヽlf"
         ヽ:::::::::l::::;ィヘ´ ̄ゝ
          `ー-.' };; V `r
             / ¨ ミー|
            , '::::::::::::::: `|
             /::::::::::::ヽ:\|
          /::::::::::::::::::::\|
          / : :::::::::::::::::::::::|
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590 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:36:44 ID:TKLH.oso

蒼星石はプロ野球初の女性選手である。

今年の全国高校野球選手権では甲子園にこそ届かなかったものの、
エースナンバーを背負い公立高校ながら予選でベスト4入りを果たした。

             ,、 -──‐ ─- 、
            ,r'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
            /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.::.:.:.:.::ヽ
          /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:::゙、
       /.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:::!
        /.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:. :.::|
      ,/.:.:.:j.:|.::ト、.:.:.:.:.:.:ヾ:i.:.:.:|.:.:.:.:.! .:.|::::::::::::|
      i.:.:/川.:.:iト.\.:.:.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.!:.:.l.::::::::l:::!
      |.:,!|::l::ト.:ヽ.:.:ィ==- |.:.:.:!.:.:.:.:|.:.:i!::.:::::|/               「・・・」
      |/ ヽ!`ヾ:ヾ!弋tテナ !.:/!.:.:.:.:|.:/{、.:::::l
           ``ソ     l/ |.:.:.:.:l/  \,!
               <  __   |.:.:.:/レ'"´ ̄ \
                \ _ ,ノj.:.:/ , -‐─- 、 \
                    ノヌ_}7! ,/.:.:.:.::::::.:.:.:.\ \
                ,f仄_}7 /.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.\ |
                ,f仄_}7 /.:_:_:/::::::::::::::::l:::::`i
               ,f仄_}7レ'´.:.::::::::::::::::::::::::/::::::::|

大会での防御率は2.71。
激戦区での公立高校の快進撃と相俟って、全国的にマスコミで取り上げれ、一躍ブームを起こした人物だ。

591 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:37:07 ID:TKLH.oso

本人はそのブームにひたすら当惑した。

自分はあくまで野球選手である。
その思いから、人気先行で見られることを酷く嫌っていた。

         !      ,.  -‐── ────┴ ─‐┐
         ',  ,.  '´                 /
         > ´                    /
      く         . -‐====== ー-く
          \  ,. . :"´: : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : :ヽ
         >'´ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ./ハ: :.l: :!: : : : : :l
          i: : : .: : . :. {: : : : : : : :./ii|l|ハ: l.: !: : : : : :}
          |: : |: :.|: : : |::.:.:.:.:.:.`メ_.|=l||/Vl :l: : : l : ;′
          |: : |: :.|: : : |::|: : :∠イ. |.ソ/ /Vく: :./}:/
            \|: :.|: : : |:.|: : : : : | | / /l||、: :/
           \|ヽ: :|.:|: : : :.i.:|.. ´ ヾ/ ,l:/
             }ヽ仆ヽ: : : :lN    /: :l
             / ̄ ̄``ヽ、::|      |: : : :l
            /        |     ノ ヽ.:.|
        ,ん子こ`ヽ    | ̄ ̄ ̄ ̄|、l./
       ,ん'´: : : : `ヽヽ   |。     l ハ'

592 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:37:36 ID:TKLH.oso

驚くほどの結果は残していない。
しかしドラフトで誘いを受けた球団もいくつかあった。
ただ、それら球団の思惑は透けていた。
             _ __ __
         /´    .:.:.:.::::::::::ヽ
          l``ー-- ---- 一'1
          L_ __ __ _ |
       〈こL_ __/ _// _,ノ::7
.       ヽ     .:.:.:.:.:::::::,::;イ
         /.:::T:.;:ー-----‐:.:i::::|
          i.:.::::l::-‐'、.::ヽjー-、|::::!
         |.:::::lヾ不` ``ネネ7::::,′
.         ト、:::::、  _'_  , イ::/
         ヽN>_-_<ィイ/
.         , ィ  ,r‐ 6-、``T :、
.        /.}j  <_,ィ介ト、_> i {::ハ
.         /.:::}j   |:!^}|:|   | {::ハ
        /.:;.:::〉.  !:| j}!:|   |〈::::ハ
.       /.:/!.:::〉,_ _j_j}_j _ _j〈:::.:::!
      /.:/::|.:::ゝニ7ニ7个!ニ7ニ7:::.::::l
.      V_::」.::::::::|:::.:.:.i|XiL.::::::::l/_:::」
       「 ̄ Y´二ヽiXノ二ニj  |
      _,.レ ノニ二 三三二ニ,〉 、!_
.      {i ゚``7´ ̄ヽ_/^ヽ_/ ̄`゙,´ ゚ !}
     {j ゚ / .:.:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.i ゚ !}
      {j ゚ / .:.:.:::::::ヽ::;:;:;:;:/:::::::::.:.:.|゚ !}
      fL/ .:.:.:::::::::::::`ト‐イ.::::::::::::.:.:.|」j
      〈7 .:.:.:::::::::::::::::::| |.:.::::::::::::.:.:.:!ソ
      / .:.:.::::::::::::::::::::::l !.:.:::::::::::::::.:.|

自分を客寄せパンダにしようというのだろう。
蒼星石はその誘いを固辞した。

593 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:38:27 ID:TKLH.oso

野球は大好きだった。
野球人が皆憧れる、プロ入りも実際は熱望していた。
野球というスポーツを、心から敬愛していた。

                 /:: :: :: :: ::       、   ヽ
                /: :: :: :: :: :: : /:: ::    ',   ヽ
             / : :: :: :: :: :/!:: :: /:: ::  !
          ,':: :: :: :: :: /〉、| :: /! :: :: :: l
          !/! :: :: ::iフ´メミ、l|゙!:;!l:: :: :: :: ::
            l :: :: ,イl ヾ-''l !;' l|:: :: :: :: l ::   l
              レ:: :: | l      ! l_「l-!:: :: l ! :: ,'
    r―┬v‐ヘ/´l :: i'!   r、 ,  ヽソ!l:: レ' ::l ::/
   /`V')ヾ)  ヽ,、!:::lヽ_  `   ,. イフ:: :: |├'
_/ /   フ ! )   !l_!|;!、/  ̄ 77フ ::/ :: :: :;ィ ;!
´/    てl )  ` l,レ-,=、.,l/ / : :: :: :: :/ ! l
_,,.-‐-、ヽ 「/)  ノ / !ト,..,‐、/::/ /:::::/ ,レ'
  、  ゙ヽ /  し‐' /!l/ 'ァ レ゙rv':/  /
   =、〈 y    c',-‐´ //、、 レ;イ
 __ __冫(l ,、     / /ァ ヾ!f! } ヽ、_
// /   )      tニノ /   { | }  ` `゙ヽ、_,,
      `フ   __,,.-‐'´ 〕  { | }/´lZ___,/    ,,..┐
、  |     ヾラ´ Yーヲ/゙r、  { | }l    ,,.ュァ―v‐' " /  /)

だから、人気とかいうくだらないもので自分がプロ入りすることが絶対に、許せなかった。

594 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:38:55 ID:TKLH.oso

結局蒼星石は入団テストを受けることにした。
入団テストでしかるべき結果を出せば、自分が実力でプロ入りすることを、
皆にしらしめれるれると思ったのだ。

                       , - '──‐ - 、  . .:.:.:.::::::::::::\
                      /          `丶、 .:.::::::::::::/
                      \ _ __ _. . .:.:.. :.:.:.:.:::.`ヽ、.:/
                      /,イ:.:::::.::::.:::.:`:`丶、.:.:.::::::::::.:.\
                         /.:/::j::/.:.:::::、.::::.::::::.:.:::.`ヽ .:.:.::::::::::\
                     /.:::l::::i::ト、;;:、::::`ヽ;i:::::j!:::.::i;:;;\.:.::::::/
                      l/l:;|.:/N  ,ィ≦二l!::/.::::!::|;:;:;;:;;:y'´
                     `ト、:fリ  {カj 7 |:/:::::::|:::!;:;:;:;:,′
                           ソ  ´ ̄  リi::::::::!;;,!;:;;:/
                         ト、 __      |:::::::j/;;イ
                        l/'、     |::::,イ;:;;/
                           |:;ゝrァ┐ !/ l;/
                          |/^l/ィュ-─‐- 、\
                         , ィフ.:.:.:.::::::::::::::::.:ヽト、
                     , ィ ´.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::.〉j|
                _, <二ニフ´ ̄`ヽ.:.:.::::::::::::.::::::::::.::::ヽト、
    _  _,r‐ュ--─<二ゝ、_ _      \.:.::::::::.:.:::::::::.:.:::i:|/
  , イ 仄,r'´   `ヽト、      \  ``ヽ  _ jL.:.::::::::::.:.::::.:.::|:|
  しJl///, ヘ _ ノ ヽ        j!    , イ_イj!;:;:;;;;;;;:;:``77ヽ::」
 / Y ⌒Y^ヽ ト、 ``j〉 |   。  °L _/ヽj'^ヽ|;:;:;;;;;;;;;;;;;;//ス/
 ! ハj! ハ i  i ! !  fコ L。_, ィソ´ ̄    ,ス<7;;;;;;;:;:;:;;:;;;;;厂
 | !.:|l| .:| | | | |人j〉_ソノ ̄        /><7;:;::;;;;;:;;;;:;:;;j
 | |::|||.::::j | | | |             /><7;:, ィ7三三jト、

3球団の入団テストを受けた結果、計7イニングを無失点。
これならばと思い、蒼星石はプロ入りを決意した。

595 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:39:22 ID:TKLH.oso

全ての球団から合格の通知を貰った。
球団はVIPスターズを選択する。

、     , '´          _, -‐ '´    ,'
 ヽ   /       _,  '´         ′
   ヽ′   ,  ' ´           ___,'
    ∨ /         _, -‐ '´- 、 `ヽ
':,     | '´     _, ='´ー- 、    \丶、 ハ.
 ,   l      , イ、 \  ヽ `丶、 ヽ. i丶!、
  !   l   /i | |ヾ、 ト、 丶  `ト、ヘ lヽ ハ\
  ,  |、/i  l l l  ヽ l丶\ ヽイハ!ヽ|ヽ!
、  ,.  V|  ,  l - l ヱ二ヽ 丶 イ::カ |ヘ |`ト、 |
 、 ,.  V!  、  | ヽ;;;;;〔ヽ `ヽ  ー' !、 、|
  、 ,   Vト、ヽ /、|ー '´    '   ハ l|
   l i  |ヽヽ、|ヽ \   ___ ' ` /|  ヽl !
    l l   V-―\―- 、{- ヽ∠ -ッl   | !
__ヽ ヽ  V: : : : :/´ ̄´`ヽイ{ー‐' |  l/
: : : : : :ヽ ヽ V: : : :{ l´ ̄`ヽ. |」|\、,、,、 /
: : : : : : ヽ.  V: : :j 、: : : {| l ヽ.} \〕
: : : - 、 : : ヽ   V;ノ 、 ゝ:_:_{」 |   ヽ」 `ト、
: : : : : : :/: ヘ /  /ゝ、_ノ!    ト、  ヽ}
: : : : : /: : : : / t: /-、: : : : :lLl」    Ll〕、 ヽゝ
: : : : :/___:/!   / ∨ \: : : Ll〕   Ll〕!ゝ、」〕
_; - '´   / 〉 /、  ヽ_ /\:_:Ll二ここチ:'ー:'|
     / / i / , - 、\::::::::::|\/l::|: : : ;--'
.     / /  l l / ヽ ヽ |:::::::::l/ヽ!lーッ┘
    / /  / ,| l-、 i l |::::::::::l><!| イ
.   / /   l./ l  ! \l//、:::::::::\// l
  / /   ハ ゝ. `_! lノ:-: \:::::::::::i ヽ
. / /   /l \___〕ゝ_): : : : : :\:::;::!-i \
.,.' ,     /i 丶 -、」/|: : : : : : : : : :ヽ!: :ヽ  ヽ
′/    /.└‐-、ノ  /: : : : : : : : : : : :i: : : \  \

泥臭いこの球団ならば、自分を”プロ初の女性選手”という奇異な目ではなく、
野球選手として見てもらえると考えたのだ。

596 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:39:45 ID:TKLH.oso

期待は裏切られた―

         !      ,.  -‐── ────┴ ─‐┐
         ',  ,.  '´                 /
         > ´                    /
      く         . -‐====== ー-く
          \  ,. . :"´: : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : :ヽ
         >'´ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ./ハ: :.l: :!: : : : : :l
          i: : : .: : . :. {: : : : : : : :./ii|l|ハ: l.: !: : : : : :}
          |: : |: :.|: : : |::.:.:.:.:.:.`メ_.|=l||/Vl :l: : : l : ;′
          |: : |: :.|: : : |::|: : :∠イ. |.ソ/ /Vく: :./}:/
            \|: :.|: : : |:.|: : : : : | | / /l||、: :/
           \|ヽ: :|.:|: : : :.i.:|.. ´ ヾ/ ,l:/
             }ヽ仆ヽ: : : :lN    /: :l
             / ̄ ̄``ヽ、::|      |: : : :l
            /        |     ノ ヽ.:.|
        ,ん子こ`ヽ    | ̄ ̄ ̄ ̄|、l./
       ,ん'´: : : : `ヽヽ   |。     l ハ'

練習や待遇に特別扱いは無い。
マスコミも遠ざけて貰っている。

しかし、一緒に野球をする仲間達。
チームメイトが、結局のところ蒼星石を”色物”として見るのだ―

597 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:40:04 ID:TKLH.oso

これは、高校時代と一緒だった。

            r‐- 、 /        `ヽ
            |   \     .:.:.:.:.::::.\
           ,.」__    \     .:..:.:::::::.\
          /.:::::::::::.:..\  \   .:.:.:.::::::::/
         /.:::,.::::::l:::::::::.:.:. \  \  .:.:::/
          |.::/i.:::/、!.::::::.:.:l::::i::ヽ   \/
         l/ Vj _ヽ.::::::l.::::|::::l:.\  \
          _ノ 1ソヾ::/.::::|::/:::l::::.ヽ   〉
           l       /.:.:.::l/.:;;/:::::::::厂´
              }‐-  /::i .:.::/;:;;;:.::.:./
             ヽ _ _ |.:::ィィハ,./
              ] 」/_⊥_
            <77´     `ヽ
               リ/  ,r─‐- 、ハ
           //  ,fソ.::7.:.:::::.:.ヽ!
             //  ,fソ.::::i::::::::::::::::::ヽ
             //  ,fソ.::::::::::::::::::::::::::::.l

高校時代、確かに蒼星石はチームを地区予選ベスト4まで導いた。
しかし、チームメイトとの関係は良い関係とは言い難かった。

598 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:41:00 ID:TKLH.oso

”女なんか”にエースナンバーを奪われた投手陣は、蒼星石を毛嫌いした。

           ( ⌒ ⌒ )
           (     )
           (、 ,   ,)
             || |‘
         / ̄ ̄ ̄ ̄\
         l ∨∨∨∨∨ l
         |   \()/   |
         (| ((・) (<) |)      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    ⊂⊃   |    /
        | .| ⌒ \.l/ ⌒ | |  <   女の癖に生意気だ!
      / |. l + + + + ノ |\  \
     /   \_____/  \  \___________
   /   _              \
  // ̄ ̄(_)               |
  |ししl_l  (            |    |
  |(_⊂、__)            |    |
  \____/              |    |

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

   \  /:\  /ヽ     /|
 !,:::::::..\|:::::::::..\|:::::::..\_/::,!
  !,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,!
  !,:::::::_;;;;;;___;;;;___;;;;;;:::::|
   !,:::「 /._|乂X/ ヽ |::::|
   」:::| |  | ・ i f´./   | |::::j 、   <女のせいでベンチ落ちした!
  r⌒i  |   ̄| | /   /. |f┐|
  | f´'i  ヽ___|,,⊥__ノ j´`'/
  ヽ/     `ー´   く/
 ∠_________二}
   ` 、_      _,,,一'′
       ̄ ̄ ̄ ̄

女というだけで嫌われるのは、納得が行かなかった。

599 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:41:25 ID:TKLH.oso

”良識のある”チームメイトは、蒼星石に常に気を使った。

          __
       ,,,─:゙ : : : : :\
      /: : : : :/^\: :ヽ
.     |: : : :/一  -\;|
     |:__:/ <(゚)  <(゚)|
     (t '      ゝ |            「女の子なんだから、そんな無茶なプレイはやめなよ」
      ^ヽ、  ヽ_フ 丿
 ヽ∩    __i`__-__┐´    ∩/^ヽ
.  ´ |   /^ \; ;∧;/^ヽ   | `ヽ ノ
 ヽ/\/゙ i     D | \/\/

それも、蒼星石の望んでないことだった。
特別扱いなんてされたくなかった。

チームメイトに自分の気持ちをわかる者はおらず、いつしかチームで浮いた存在になった。

600 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:42:03 ID:TKLH.oso

野球は一人では出来ないなんていうが、嘘だ。
投手だけは、一人で野球を行うことが可能である。

蒼星石は投手だった。

                         / // _,, -─‐- 、
                        /‐''´/''´::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
                   /  /::::::;;:::::::::::;:::::::::::\:::::::::::::\
                    /、_/:::::/::::::::::/::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::ヽ
                  /ヽr‐/:::::/::::::::::::::::!::;::i::::::::::::::::::::ヽ::::::::::、:、:゙、
                ,-‐' / //:::::/:::::::::::::/::l:::i::::l:::::::::::::、:::::::i:::::::、::i::|、:|
            _,,/ _,,/  // l::::::i:::::::::::::/::/ |::|、::ヽ:::::::::::ヽ::::|:::::::i:::l::| !|
          , -‐_´,,、 |/ _  !| |::::::|:::::::/::/_ ゙、ヽヾ::\、::::::|;;:i:::::::l::j|:::| |!
        / /////_,/ i! |:::::::|::::;;{ !/__\ \、 `>_二j:;':::::!/ l::j i
     / /////,.、/ / /;|::::::::}/|〈゙、ヽ、辷>` ヾ;, '{_,ン゙/::::::::/、/'゙,、,、
  / /////_r'゙,-、>'‐┐〃゙!:::::::|:::{ ヾ、       ,.   _/:/::::/-< ̄`ヾ〉、_
 / /.////, ノ _ノ゙'/ ̄  ̄`ヾ、::::|、|`iーヽ    _ '.._ ´/,r'': ̄ ̄::`ヽ‐、_ _>> _,,,,,_
./ /./// / /ノ'゙>{ /        `ヾ、:;lヘ|ヾ''ー_-_,,=-‐゙:::::::::::::::::::::::::::::::\>‐'''´::::::::::::::ヽ
| 〈_/'´/  {_ノ´ /〈 !            `ヽ,f_r''ヽ`>''''ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::}
|  _,,/、    /_r゙ノ            / _,,>''フ´    }::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::(
ヽニ ┴ 、二ニ-‐| / O               !     /      !_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::`::ヽ
         < ̄`ン、 __O   O   |           _>、_::::::::::::::::::::::/ ̄;〉:::::::::::::::::/
         ` ̄ `ー''ヽ__バ ̄/_7=ニ7´ヽ、    __,, -r‐r<´::::::::::::`ヾ;; ̄`';;;;'';;;;;;;;;;/:::::::::::::::/
               〈::::: ̄::::::::::::::::::::::::/>、_ノ  /ノ/ソ ヽ;;_;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;/──''ヾ、::::::::/
                   ,┤:::::::::::::::::::::::::::_〈/     /〉>/    〉;;;;;;;;;;;;;;::|        ̄
             _,,/ \::::::::_;;;_;;!/      /ノ//    /;;;;;;;;;;;;;;;;:::|
           / 〈     ̄ / _l/     /_j r'/    〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|

一人で野球をして、一人で勝った。

601 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:42:44 ID:TKLH.oso

それが正しくない野球であることを知っている。

             ,、 -──‐ ─- 、
            ,r'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
            /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.::.:.:.:.::ヽ
          /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:::゙、
       /.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:::!
        /.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:. :.::|
      ,/.:.:.:j.:|.::ト、.:.:.:.:.:.:ヾ:i.:.:.:|.:.:.:.:.! .:.|::::::::::::|
      i.:.:/川.:.:iト.\.:.:.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.!:.:.l.::::::::l:::!
      |.:,!|::l::ト.:ヽ.:.:ィ==- |.:.:.:!.:.:.:.:|.:.:i!::.:::::|/
      |/ ヽ!`ヾ:ヾ!弋tテナ !.:/!.:.:.:.:|.:/{、.:::::l
           ``ソ     l/ |.:.:.:.:l/  \,!
               <  __   |.:.:.:/レ'"´ ̄ \
                \ _ ,ノj.:.:/ , -‐─- 、 \
                    ノヌ_}7! ,/.:.:.:.::::::.:.:.:.\ \
                ,f仄_}7 /.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.\ |
                ,f仄_}7 /.:_:_:/::::::::::::::::l:::::`i
               ,f仄_}7レ'´.:.::::::::::::::::::::::::/::::::::|

しかし蒼星石は、プロの世界でも正しくない野球を続けることとなった。
勿論、本位ではない。

602 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:43:26 ID:TKLH.oso

女と見られるのは、高校時代と同じだった。
それは、悪い意味で慣れている。

でも、耐えられないのが”勝負”をしてもらえないことだった。

         !      ,.  -‐── ────┴ ─‐┐
         ',  ,.  '´                 /
         > ´                    /
      く         . -‐====== ー-く
          \  ,. . :"´: : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : :ヽ
         >'´ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ./ハ: :.l: :!: : : : : :l
          i: : : .: : . :. {: : : : : : : :./ii|l|ハ: l.: !: : : : : :}
          |: : |: :.|: : : |::.:.:.:.:.:.`メ_.|=l||/Vl :l: : : l : ;′
          |: : |: :.|: : : |::|: : :∠イ. |.ソ/ /Vく: :./}:/
            \|: :.|: : : |:.|: : : : : | | / /l||、: :/
           \|ヽ: :|.:|: : : :.i.:|.. ´ ヾ/ ,l:/
             }ヽ仆ヽ: : : :lN    /: :l
             / ̄ ̄``ヽ、::|      |: : : :l
            /        |     ノ ヽ.:.|
        ,ん子こ`ヽ    | ̄ ̄ ̄ ̄|、l./
       ,ん'´: : : : `ヽヽ   |。     l ハ'

蒼星石と対峙したバッターは、照れ隠しのように本気の勝負を避ける。
”女”と真剣勝負して、負けることから逃げるのだ。

実は真剣に勝負してきても、必ず”女となんてちゃんと勝負してない”などというポーズを作る。
そして負け惜しみに、皆必ず同じことを言うのだ―

603 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:43:46 ID:TKLH.oso

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アイツ、客寄せだろ? どうせすぐ1軍に行くよ。  と―

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604 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:44:24 ID:TKLH.oso

練習が終わり、シャワーを浴びると蒼星石はやることがなくなる。
チームの人間といることは苦痛だったので、ロビーに行くことはない。

精一杯の配慮としてあてがわれた4畳半の個室―元々はただの道具倉庫―に寝そべり、
目を閉じて時間が過ぎるのを待つ。
                                  「  ̄  ̄`丶、
                             __   |    .:.:.:.::::::.\
                            |  ``ヽ「``丶、.:.:.::::::::.:.:.:\
                            |     \   `ヽ、.:.:::::::::.:.\
                               ノ-─-、、   `ヽ、   \.:.::::::/
                            /.:.:.:,::::::::.:::::.`丶、  `ヽ、 ヾ/
                          /:::/.::/:ノ.:l.::::|:|::l:i:::.:.\   `く_
                           l/ll.::/ト、`l l::::从从.::::lt、\ .:.:.::::::)
    __   __ __              |l:/ 辷ソリヾ!十l:1ト、リ:::l:l:「  ̄
  /   `7.:::7.:.:.::::.:.ヽ        _ __   ,小   ,    込シV/.:.:ノ:l:!
/     /.::::/.:.::::::::.:.:::.',     _「.:.:.:::::::::::::.`ソ::ハ 、 _   ' ' 'ノ.:.::;:イノノ
     /.::::/.:.::::::::::.:.:::::::V´ ̄`ヽ.:.::::::::::fシ^l/  ,ゝ--ィ⌒ヽんコュ//
  ./.:::::::/.:.:.:::::::::::.:::::::jソ。゚ ̄``il::::::::fシ′  f|フ.f「ネ l ,〃 -─-y
__∠__ ̄_]:.:.:.  ̄ ̄.``jソ。    ,ソ:::::〈{l    f|フ.::f!| l! ヽ」 。   ト、
    /.:::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.::.:::jソL_   ,'.::::::::::lト、  f|フ.::::f |_|! {」 。   |i::'.
  /.::.::::::/.:.:.:.:.:.::::::::く.〈 ノノノ`V.:::.`ヽ:::ヽlト、_f|フ.:::::f!」 /:{」 。    |l!::l
-‐〈.::::::::/.:.::::::::::::::::::::.:.` ー==‐':::::::::::ト、::::/iiillll|.:::i :辷ソ:/_L_:._ _ノハ::|
  l::::::/.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::l:::liiilllll1::::| .::::::l::ハ、 ___ _ノノ:ノ
    ̄`ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:ノ'"´ ̄ `⌒⌒~  `ー----‐'゙´
      ` ー-------------‐'′

605 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:44:51 ID:TKLH.oso

寝転がりはするものの、眠れはしない。
ロビーから漏れてくる楽しげな声が、蒼星石を刺激するのだ。

    ./:::::i:::::l::::::::::::|::::::::::::::::;l;:::::::::::::::::::::::::::::::、;;:::::::::::::::::::::::::::::ヘ
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 .|;|  ヘ:;;l ヘ.l::lヽヘ ヽヾレ /;;;ィ::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;|;;レ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
  ヘ、  ヘ;;l  .リ |l\.   .///;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;|l;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト:;|
       \''  ノ  ゙  ´  l:|::::::;;;;;;;;;;;;;;/;;|'|;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|. ゙
          ゙iヽ、  _   .l:|:::::;;;;;;;;;;;;;/;;;;l .|;i;|ヾ;;;;;゙i、;;;;;|
          .|::;ィ::゙::´   |l|:::;;;;;;;;;;;;;/.l;;/ l| l| ヾ、|.\|
         // |;l;;;::゙ヽ   |;:;;;;;;;;;;/ l;/   ゙  .|、,,_
         /'  .l|ヘ::::;;;ヽ‐'i'|;;;;;;;;/| /'   _;,:. -‐': : :ヽ
            .' ヘ::::;;;;;;;;| |::::/,rl  ,, -:'''´: : : : : : : : : ヘ.
              ヘ::::_;;l-'V/_;,〉'´: : : : : : : : : : : : : : : : ゙ヽ、
              .,r,r´,r''゙´ ゙、' : : : : : : : : : : : : : : :___ ヽ、
             /  ゙):{   (´.|  : : : : : : _,, -'''´ :r'''ヽ  `-ヽ
            /   ゙ヾ\,,_,,r''゙l   _,,-'''´ _,,_ i⌒'''゙: : :゙⌒'': :ヽ

606 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:45:55 ID:TKLH.oso

ただ、その日は違った。
思い通りの野球ができないストレスと、プロの練習での疲労、両方がピークだったのだろうか。
まだ1日を相当残したままで、蒼星石は眠りについた。

       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        , ':: : : : : : : ::/: : : : : : : : ::/::: : !: : : : :: : : : : : : : : :\
     /: : : : : : : : :./: : : : : : : : :./: : : ハ. : : : : : : : : : :ヽ: : : :::ヽ
     .': : : : : : : : : ,. : : : : : : : :レ':::/: / !:ヾ\: : : : : : :.:!: : : : : :!
    !: : : : : : : : : ::! : : : : : : /ィ:::/   !::| \ヽ::: : : : ::!:: : : :l:::!
.     !:: : : : : : : : :::|: : :_ ,./´, '/--─ ''、l   ゞ::、: :. :.l.: : : :イ.:!
      !::::: : : : : : : ::|: : : : :-ーイ      ヽ.\   \,: :..|::ィ:./'レ'
     !: : :: : : : ::/´|!: : : : :l:.l:.:|  、. _____ ,      ´ /::j: i/ノ
      〉: l!:::: : :.{ ィ!::: : : :.!:l!::|   `  ̄ `      '=jィ/´
      ハ:l ::::::::メム::!:::::::ハ!`ヽ           / i:ハ
        l| ヽ ::::ハ:::!::::::| |!         -- イリ l!
           V ヾ!::::::| l'           .イ::: ' '
             ハ!: !  ゝ  ___ _, イ::::|::/
          ノ´ \ ヾ.   /'      |::://
    r v - < _      ヽ   /!      j/ '
  γマ_jr-、_ノrー、ゝ-、   \ヽL\
  f' /三/三三`~j 、ノ   , ィ'ニL!\\-v 、
  v' 三 / 三三 ゝー 1_} // /∧ヾ.\ > ム
 / 三 /三三三三「 | _!//  ! | ハ \!| } ノ

607 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:46:51 ID:TKLH.oso

慣れぬ時間に眠った反動だろう。
次の日は、いつもよりずっと早くに目覚めた。

    ./:::::i:::::l::::::::::::|::::::::::::::::;l;:::::::::::::::::::::::::::::::、;;:::::::::::::::::::::::::::::ヘ
   ./:/::::|::::::;ヘ;;;:::::ヘ;;;;::::::::::::;|;;:::::::::::::;::::::::::::::::l;;;;;::::::::::::::;:::::::::::;;l
  /:/:::::;|::::i:::;;;゙i、;;;::::ヽ;;;;:::::::::;|;;|::::::::::;|::::::::::::::::|;;;;;;::::::::::::;;:::::::::;;;;|
  /;/|::::;;;|:::ヘ::;;;;;|\::::::\::::::::::|;|::::::::;;|:::::::::::;:::;;|;;;;;;;;;:::::::::;;;:::::::;;;;:l
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 |:;| |:::;;;|.|::i::;;;ヘ;;ヘ   ,×、\;;|::::;;;;/:::::::::;;;::;;;;;|;;;;;;;;;;;;;::::;;;;;:;;;;;;;l
 |;;| .|:::;;|. l::ト;:;;;ヘ;;ヘ/ .,rl' `''|:::;;;/:::::::::;;;;;;:;;;i;;ト:;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;l
 |;;|  .l:::;;| ヘ:、ト;;;ヘ\,ィく. |  /:;;;/:::::::::;;;;;;;;;;;;;|;;| };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|           「----?」
 .|;|  ヘ:;;l ヘ.l::lヽヘ ヽヾレ /;;;ィ::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;|;;レ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
  ヘ、  ヘ;;l  .リ |l\.   .///;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;|l;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト:;|
       \''  ノ  ゙  ´  l:|::::::;;;;;;;;;;;;;;/;;|'|;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|. ゙
          ゙iヽ、  _   .l:|:::::;;;;;;;;;;;;;/;;;;l .|;i;|ヾ;;;;;゙i、;;;;;|
          .|::;ィ::゙::´   |l|:::;;;;;;;;;;;;;/.l;;/ l| l| ヾ、|.\|
         // |;l;;;::゙ヽ   |;:;;;;;;;;;;/ l;/   ゙  .|、,,_
         /'  .l|ヘ::::;;;ヽ‐'i'|;;;;;;;;/| /'   _;,:. -‐': : :ヽ
            .' ヘ::::;;;;;;;;| |::::/,rl  ,, -:'''´: : : : : : : : : ヘ.
              ヘ::::_;;l-'V/_;,〉'´: : : : : : : : : : : : : : : : ゙ヽ、
              .,r,r´,r''゙´ ゙、' : : : : : : : : : : : : : : :___ ヽ、
             /  ゙):{   (´.|  : : : : : : _,, -'''´ :r'''ヽ  `-ヽ
            /   ゙ヾ\,,_,,r''゙l   _,,-'''´ _,,_ i⌒'''゙: : :゙⌒'': :ヽ

そして気付いた。
薄い風切り音に。

608 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:47:19 ID:TKLH.oso

音は窓の外―。
合宿所の横手側から聞こえていた。

確かめようと窓を開けようとし、朝の日差しに目をやられる。
         !      ,.  -‐── ────┴ ─‐┐
         ',  ,.  '´                 /
         > ´                    /
      く         . -‐====== ー-く
          \  ,. . :"´: : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : :ヽ
         >'´ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ./ハ: :.l: :!: : : : : :l
          i: : : .: : . :. {: : : : : : : :./ii|l|ハ: l.: !: : : : : :}
          |: : |: :.|: : : |::.:.:.:.:.:.`メ_.|=l||/Vl :l: : : l : ;′
          |: : |: :.|: : : |::|: : :∠イ. |.ソ/ /Vく: :./}:/
            \|: :.|: : : |:.|: : : : : | | / /l||、: :/
           \|ヽ: :|.:|: : : :.i.:|.. ´ ヾ/ ,l:/
             }ヽ仆ヽ: : : :lN    /: :l
             / ̄ ̄``ヽ、::|      |: : : :l     ウオッ! マブシッ!
            /        |     ノ ヽ.:.|
        ,ん子こ`ヽ    | ̄ ̄ ̄ ̄|、l./
       ,ん'´: : : : `ヽヽ   |。     l ハ'

手で日差しをつくり、そっと窓を開けた。

609 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:47:40 ID:TKLH.oso

  .'::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
  |:::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
  `  .::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: __:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: )
     〉′::::::::::::::::::::::::.,.  -‐…'' ¨  ̄ i    ̄ ¨ …-.. _/
     ′:::::::::::::::::::::: /    ::::/     |        \\'
     l :::::::::::::::::::: , ′   :::::/  ,   ∧  i:::  ,     \
     | ::::::::::::::::::/     ::::/ i/   /  i   :::: \     ,. ヽ
     ` …- 、/      :::::i-'―/-/..__  ヽ \ :::::::ヽ.   l::::  ',
          '::  /    レ ' ィ /___-`ヽ \ \::::::::丶 |:::::   .
         |:::  i  ー…丁イ´ヽ fィ弋バ   ` ー\-:::  |::::::::| |
         |:::  |  i   ::::: l   _ゝフ'       ォ=、ヾ:::::Y::::::ハノ
         |:::::::::......i:...  :::::ヽヽ          iハ::ハ!ハ:::::l::::/
         ∨:::::ヽ:::ヽ:::::::::::::|\       _ ' `  ∧':::::レ'
          . :::::::::\ ::::::::::::|         / ∨    レ::/
            N::::::::::::::ヽ::::::::|         `ー′   ハ::l
            V小::::V!::::::| 、            イ! V
                V !:::::リ       _ ..  イ∧:::!|
              /⌒!::/、    /        ∨
             /    '′ \  /
        _ √_V `i         >-、
      f/⌒r--、ヽVヽ      /::イ:「_}ヽ
        /:: ̄::⌒)l│ l〈     /::/1:|._}:|∧
     /::::::::::::::::(j.ノ │l    /:/ |::|._}:|  \

窓の外では、今まさにボールを手放した、やる夫の姿があった。

         ___
       /     \
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \
     |       (__人__)   |
      \      |r┬-|  ,/
     , -‐ (_).ヽ`ー'´   ィヽ
      l_j_j_j と)         i
       ̄`ヽ        | l

やる夫は、窓が小さく開いたことに気付かない。

610 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:48:13 ID:TKLH.oso

―それから毎日、蒼星石は夜明けと共に目を覚ました。
朝起きて、ほんの小さな風切り音と、ボールが跳ねる音に耳を澄ます。

             ,.. -―- ..、_
               ,.::'´::.::.:::/::.::.::.::.::`ヽ、
             /:::/::.::.:;:'::.::.::.::.:}::.::.:、::.:::ヽ
          /::.:::/::.::.:/::.::.::.:::/ハ::.::.::ヽ::.:::`、
          ,'::ヽ⊥_:_厶彡'::://l::|::.::.::.::';::.::、ヽ
           |::.::.:「:::┬=ニ>く l∧ヽ、::.::.:l::.::.:Vl
         l|:::/ |::.:::l:|「えメミ、 |ト V:_::.::.::|::.::.:::l:|
        ノ|:人」::.:::|:l ゞミン  |l  ヽ:`ヽ|:l::.::;:l:|
        ´ j从:::|:::|:トゝ     丶 芯刈:/::|::/〃
       _rヘ_}人:l::l   丶 _′`‐'/:/::l::|ー'′
      /7rぅ 、廴_ヽト\    >=彳:::|::|
       rう:.:ヽrヘヽく  `メこて´V{   |::l::|/
      7:.:.:.;.:.く_nl〈  /,ニ{}ヘ f弌k ノ/;リ
     / :.:.::|:.:.:. r┤ ) // | lト、\ {X)″
.    /:.:.:.:.:.|:.:.:.:.`)|〈 // | |圦∨〉( \
    /:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:込八 \| l引 ∨ └r::∨

やる夫の邪魔をしないように、窓は開けない。
ただ、じっと耳を澄ます。

611 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:48:36 ID:TKLH.oso

やる気のある奴を見ていると、なんだか自分のやる気も沸いてくるときがある。

           ! ニ二三三三三三三三三ニ l
           ', ニ三三三   '"´ ̄ ̄ ̄ ̄|
            ',ニ '"´  ,.  -────┴──┐
            V ,.  ニ三三三三三三三三二ニ 〉
           ノニ二三三三三三三三三三二二/
         / ニ三三 ,. ..:"´.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::.:.:.V
        く ニ三三 ,ィ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
          ヽニ,.ィ´.:.:.:.:/.:/ /.::/l.:.:.:.ト、.:ヽ.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:!
          V.:/.:.:.:.:V::/ /.:./ /:ハ::| \.:\.:.:l.:.::l.:.:|
            /:/.:/.:.:.:.V /.:ノ`メ、ヽl/   \⊥:l.::/.:. !
             |.:l.::ハ.:.',.:.:Vノ ィ行ミヽ    仁ミ V:/.:.:.:.|
             |.:|.:トぃ.:',.:.:', ゝ廴ソノ    1りノ/.:.:./
             |.:|.:l.`ト、:ヽ.:.、 , , , ,   .:、 , , イ;.イ
           N/l.:.l:.:.\:.::.\   、_ _,   ,.イ::l/
                |人..:::ト、:l\|ヽ    ,. イ.:/.:.l
              \l _ハ    `丁 `ヽl/.:./
             , ィ´  L_  _/  ,   |/
            ノ(  V/   `Y´   /  ,rく⌒L_
           /l.:.:.:) リ  /`7介ヽ  ′ / /.:.:.:.:V
            /.:l.:.:(``y' /〃〈〈ハ、:.\  /`7.:.:.:.:.:.:',
         /.:.:l.:.:.ノ`y /.:/.:.ハ.:.l \.:.:V `7.:.:.:.:.:.:.:.:',
           /.:.:.:l.:.:ト、y'/.:/.:/~i/.:.:l  1.:/`7.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:',
        /.:.::::::l.:「`7 V.:/~~i.:.::/L_ノ/ /.:.:.::::::::::::::::.:.:.:',
         〈.:.::::::::l.:.:y′/.:/~~ i:.:/ `ー'レイ.:.:./⌒ヽ!.:.:.:.:.:〉
          \.:.:「`ヽ /.:/ ^~7.:/  ノ j.:.:/   /.:.:.:.:/

612 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:48:57 ID:TKLH.oso

本当に頑張っている人が間近にいると、自分も頑張らなくてはと自然に思い起こされる。

        /::::::.:.:.:.:.              |
       ./:::::::::::::::::.:.:., .-────‐-、|
      〈:::::::::::.:.:,r'"´  _   -─‐─‐-L_
      ヽ::::.:/ , -'"´              \
       Vr'´.:::::::::::::.:.:.,   - ─‐──‐‐- 、/
       /.::::::::.:.:.:.:., ィ:7::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.、:::.:.<
      \.::::::::::,ィ.:.:/:/::ヽ:::::、:::::::::::::::.、:.:.:.ヽ:.:.\
       \,::イ::|::/:/.::::::ト、:::ヽト、::::::::::i::l:::::|:::.:.i::|
          i.::i:::|/ー-、/ \::.\`> -‐'':|:::.:.|::|
           |:::|:::!/:::::''ー==z、 ヾ:、´,、-=ュ!::!::::::l/  r‐ 、
         l:、!::ト、::〈ヾ_トッツ    〈じソ7l/:::/:/  !   |
            !::ヽ:::`:、. , , ,    ′ , , , , /.:/:/  /   !
         ヽ.::ヽ:::.\    r ┐    /:,:::イ  /   /
            \ト、:::::: .、  ー′ , イ:::/l仁ニ7   /⌒ヽ
             \Nト> ー‐<'´ ̄17.:.:.:ノ   ,イ!  ノ⌒!
              _ノイ厂   (´ ̄ `ー'   イソ  /  /ヽ
              /イ夊刄   `ゝ─-、    > -‐< _ノ /
           ,イ7!ノネ;l/;/  /ソ.:.:.:.:〈/ 「ヽ ̄`ニ   >、/ヽ
             /ノj 〉;/,};;;/  /j}.:.:::::::::::i  \`Tにコソ´`Y^7
          /.ノj./;/j} |;;|  ,/ソ'.:.:.:::::::::::|    \。〉仁ここソ
            /::ノj l;/ j} !」 /j}.:.:::::::::::::::::| ___, イニニ7'´ ̄
          ,イ:〈/   _j}  , イソ'.:.::::::::::::::::::j /.:.:::::::.:.:.|

蒼星石の期待に答え、風切り音は欠かさず鳴った。
蒼星石は日毎元気を取り戻していく。

613 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:49:19 ID:TKLH.oso

ヽ         `  _
 ,)_,.v''´⌒ヽ.      ̄ ‐- ...
        )
...   ..:...   ´ヽ.
:.:.:.:.:.:.:.:.:..    :..:⌒;                  __,、         ノ⌒ー'
ヽ:_:.:.:.:.:.:. :. .: .:.:.:.:..:.ノ              ,r ヽ'⌒  `^j      ヽ ..:.:.:.
   ̄ `ー ‐-‐一´             r'´       `ー'⌒ヽ    `ー 、:.
           , '⌒ー-‐、       ヽ,  ....... ... .... . . .. .⌒ヽ
           ヽ-―--‐-ヽ.っ  r_,つ  ヽ.:.:._:_:.:.:.:.___:::.:.:.:.:..:::.:.:ノ- .__,.-
                              ̄   ̄ ̄  ̄ ` ̄ー-
      "::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,''''"゙"' :
        .゙::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.''''''''
         .゙::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,´:
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      . .::;;                      .′     :"

614 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:49:46 ID:TKLH.oso

今日も、練習が始まった。
アップの時間は蒼星石にとって、最も苦痛なものだった。

             ,、 -──‐ ─- 、
            ,r'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
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        /.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:. :.::|
      ,/.:.:.:j.:|.::ト、.:.:.:.:.:.:ヾ:i.:.:.:|.:.:.:.:.! .:.|::::::::::::|
      i.:.:/川.:.:iト.\.:.:.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.!:.:.l.::::::::l:::!
      |.:,!|::l::ト.:ヽ.:.:ィ==- |.:.:.:!.:.:.:.:|.:.:i!::.:::::|/
      |/ ヽ!`ヾ:ヾ!弋tテナ !.:/!.:.:.:.:|.:/{、.:::::l
           ``ソ     l/ |.:.:.:.:l/  \,!
               <  __   |.:.:.:/レ'"´ ̄ \
                \ _ ,ノj.:.:/ , -‐─- 、 \
                    ノヌ_}7! ,/.:.:.:.::::::.:.:.:.\ \
                ,f仄_}7 /.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.\ |
                ,f仄_}7 /.:_:_:/::::::::::::::::l:::::`i
               ,f仄_}7レ'´.:.::::::::::::::::::::::::/::::::::|

練習生で浮いている蒼星石は、キャッチボールの相手を探すのに一苦労なのだ。

お人良しのやらない夫がいれば混ぜてくれることも多いのだが、
今日やらない夫は家の都合とかで、第三練習場を後にしていた。

蒼星石は壁に向かってボールを投げ始めた。

615 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:50:20 ID:TKLH.oso

少し遅れて、グラウンドにやる夫が現れた。
食事当番は後片付けのために、少し遅れる。

          ____
        /      \
       /  ─    ─\
     /    (●) (●) \
     |       (__人__)    |
      \      ` ⌒´   ,/
      /         ::::i \
     /  /       ::::|_/
     \/          ::|
        |        ::::|  キュム
        i     \ ::::/ キュム
        \     |::/
          |\_//
          \_/

やる夫はざっとグラウンドを見渡した後、蒼星石に近づいてきた。

          / ̄ ̄ \
.      /       \
.      /  _ ノ  .ヽ、_  \
     |  (ー)  ( ●)   |
.     \  (__人__)   /
.    , '´7::::|.7 「i .}::::ヾー、
    |ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ
    |:::i::::::::lニト i | |.,|ニl:::::::::i:::::|
   /::ハ:::::::lニ|::\/:|ニl:::::::::|::::ヽ        「キャッチボール、やるお」
   〉:::::|::::::lニ|::::::||:::::|ニl:::::::::|::/::|
.   i::::::::!::::::::::|::::::||::::::ヽ_::::::::!::::::::|
   |::::::::r::::::lニ|::::::||:::::::::\::::_}:::::::::〉
  〈::::::::|:::::::::::|::::::||::::::::::::::Y |ソ::::::::|
   |:/:|::::::::::/===l=====::l_人:::/
   |i::::,-、:::::/::::::::::|:i::::::::::::::::|:::::::|/
   \|_/ヽ/::::::::::::i_:::::::::::::::::|〉.イ
.    ハ::::::::::::::::::/、::::::::::::::::i´|/
.     i::::::::::::::::! !:::::::::::::::|
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616 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 01:50:38 ID:68e9.Nho
てっきり蒼は男役だと思ってた

617 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 01:51:20 ID:4OS1HYac
やる夫にとっちゃ誰でも一緒だったんだろうな。

618 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:51:24 ID:TKLH.oso

やる夫とは、初対面の挨拶程度しか話したことがなかった。
後は一方的に蒼星石がやる夫を見ていただけである。

             __ __
         ,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
       /:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
       ':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
      ':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
     .'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|
     l:.:.|:.:.レナナ'‐  l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|
     |:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\´ _ゝ_ ` .:, .:.:.,'
     |:.:.ハ:.:|  辷'ノ   丶 イt::_iヾレ:.::.::,               ― だけど、友達になりたいと思っていた ―
     |:.:.:.:l:.| ::::::        ゞ-' !:.:.:.:.:イ
     l.:i:.:.:.|ヽ.    _  ′ :::::  ハ:..:./
.     |:l:.:.:.|:.:.\     ̄    イ:::::/
     ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、  _ ...ィ/:.:.レ:j/
    _ _ _ゞ\ー- 、   |:./レl:.:..:/
   _レーハヽ     ヽォ_ー 、. |:.:/
   /::::::::::つ    /,イjくヾ\'_
   /:::::::::::::::L   レ' //}ヽ.j\ヽ7

蒼星石は、浮かれつつも、少し緊張気味に答える。

        \:::;イ '   、       ヽ `ヾ;:;:;:;:;:;:;.ヽ
        /  , :!:i トヽ、 `ヾ.、 __.. :. V  ::::V;:;:;:;: 〉
         , ' .:' .;' :ハトヽ`ヽ`z≦=ァ  ::::l   :::::V /
.        /イ.:i :/::メ、_! \ ´'トtjハ `Y :::l :. :::::::「
        ' l.::|レ'.:イrft!i    ヽゞ‐'   ! ::;' ::::i::::::}
          Xイ ::ハ ゞ'、         /,:イ  ::::|:::::j       「ボ、ボクでいいの?」
           ヾ V!   r=ニヽ     '´}::! .::::;':::/
          `Tト   Y´::::〉   /;イ .:i::/レ'
               |i \  ゝ-'    '´7 .:::ル
              l :::::>、 __.     ! ::/'´ヽ._ ,ヘ__..ィ、
              リ! ::::i::ハ:!  _! /l:/    r-' /-!/`ヽ
.              ', :::l'   「 レ'   !'    _〉、/ _ノ,:,:,:,:,:
                ハ::::!  ,イ!「jト}!\    !_ / 7,:,:,:,:,:,:;:
             ハjzY/ / { iト、  \  ヘ/ Y´,:,:,:,:,:,:,:;:
               r' V/ / {`i´} ハ   〉 ,'´_j,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:
              } ハV/ {`i´}  ヾ='   ! r',:,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:

619 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:51:48 ID:TKLH.oso
      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \                      「腕がついててボールが投げれりゃだれでもいいお」
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |
 \      ` ⌒´   /

やる夫はにべもない。
                                            r ̄`-‐ '´ ̄ ̄`< ̄,二ヽ
                                                シ~.:.:.:,::::::::.:::::.ヽ ::. '、//
                                              /:::/.::/:ヾ.:ヽ::::ゞ:.::.ヽ、 ヽ
                                              〃:/ト`ヾ `ヾ`ミ、ヾ:ヾ、:ヽ|
                                              レ!小lノ    `ヽ 从 |::l::i|
                                     .           レ|l:! ●   ●  i::`メ:ノ  ショボーン
                                                 |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃ /:ノ´
                                               レ'./⌒l,、 __, イレ'ト、
.                                                  /  /〈iトゝ  |}:::::::::ヽ
                                                  |  l. /|    |}:::::::::ノi

620 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:52:45 ID:TKLH.oso

無言でキャッチボールが始まり、事務的にこなされていった。
           ____
         /      \
        /  ─    ─\   シュッ
      /    (●)  (●) \
      |     (__人__)   |
       \     ` ⌒´   ,/
      ノ      ー‐   \
                                                     ,. -── -
                                                      , '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::`ヽ、
                                                 /.:.:.:.:.:.、.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.\
                                                  , '.:..:.:./:.:.:..:|.:.:.:.:.:.:..:..:..:..:.:.、:..:.:.:.:.:.:ヽ
                                                /:..:..:..:/:.:.:..:..:|:.:.:.:、.:.:.:...:..:...:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:i
                                      パシッ     〃!.:..:.:/:.:.:.:.:.|:.:l!:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                              || |:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.|:.ハ、:.、:、\.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                              || |.:.:.:.|:.:.:.:.:/l7─‐ヾゝヽ\.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.}|
                                              ヽヘ:.{、:!.:|,イ ノ ァd尓7!:.:``.:.:.| }.:.:.:.:.:.:.:l
                                                ヽゞNハ〉.  ゞ-’ |/:.:.:.:.:.:l:'.:.:.:.ノ/`′
                                                    ハ'、   ////|:.:.:.:.:.:/:.:.:!/'′
                                                     ノl:.:\っ   ||:.:.:.l/ `W
                                                    |.:.:/リヽ_ ... -||:.:/|! ,..ゝ-、
                                                    ∨/ __ _ _,.ノ V ''´    ,_\__
                                                     n}イ''"/〔!\  r‐┘_テvぅフ‐ァ
                                                    / ){. / /|ヽ ヽrヘ/J´   ハ〉

621 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:54:28 ID:TKLH.oso

会話はない。
捕球音だけが、二人の会話だった。
           ____
         /      \
        /  ─    ─\   パシッ
      /    (●)  (●) \
      |     (__人__)   |
       \     ` ⌒´   ,/
      ノ      ー‐   \
                                                     ,. -── -
                                                      , '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::`ヽ、
                                                 /.:.:.:.:.:.、.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.\
                                                  , '.:..:.:./:.:.:..:|.:.:.:.:.:.:..:..:..:..:.:.、:..:.:.:.:.:.:ヽ
                                                /:..:..:..:/:.:.:..:..:|:.:.:.:、.:.:.:...:..:...:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:i
                                      シュッ      〃!.:..:.:/:.:.:.:.:.|:.:l!:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                              || |:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.|:.ハ、:.、:、\.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                              || |.:.:.:.|:.:.:.:.:/l7─‐ヾゝヽ\.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.}|
                                              ヽヘ:.{、:!.:|,イ ノ ァd尓7!:.:``.:.:.| }.:.:.:.:.:.:.:l
                                                ヽゞNハ〉.  ゞ-’ |/:.:.:.:.:.:l:'.:.:.:.ノ/`′
                                                    ハ'、   ////|:.:.:.:.:.:/:.:.:!/'′
                                                     ノl:.:\っ   ||:.:.:.l/ `W
                                                    |.:.:/リヽ_ ... -||:.:/|! ,..ゝ-、
                                                    ∨/ __ _ _,.ノ V ''´    ,_\__
                                                     n}イ''"/〔!\  r‐┘_テvぅフ‐ァ
                                                    / ){. / /|ヽ ヽrヘ/J´   ハ〉
蒼星石は必死に話題を考えるが、あせるばかりで何も思いつかない。
思いつかない代わりといっては何だが、少し引っかかることがあった。

622 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:55:10 ID:TKLH.oso

キャッチボールが数を負うごとに、段々と蒼星石は泣きたくなってきた―
引っかかっていたことが、どんどん顕在化していく。
                                                         ,、 -──‐ ─- 、
                                                        ,r'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
                                                        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.::.:.:.:.::ヽ
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                                                   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:::!
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                                         シュッ       i.:.:/川.:.:iト.\.:.:.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.!:.:.l.::::::::l:::!
                                                  |.:,!|::l::ト.:ヽ.:.:ィ==- |.:.:.:!.:.:.:.:|.:.:i!::.:::::|/
                                                  |/ ヽ!`ヾ:ヾ!弋tテナ !.:/!.:.:.:.:|.:/{、.:::::l
                                                       ``ソ     l/ |.:.:.:.:l/  \,!
                                                           <  __   |.:.:.:/レ'"´ ̄ \
                                                            \ _ ,ノj.:.:/ , -‐─- 、 \
                                                                ノヌ_}7! ,/.:.:.:.::::::.:.:.:.\ \
                                                            ,f仄_}7 /.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.\ |
                                                            ,f仄_}7 /.:_:_:/::::::::::::::::l:::::`i
                                                           ,f仄_}7レ'´.:.::::::::::::::::::::::::/::::::::|
何事も無いかのように、淡々と続くキャッチボールだが、
時折やる夫が顔をしかめるのだ。
       ____
  イラッ ./   ノ( \
   /  _ノ  ヽ、_ \   
  / ノ( ●━━●   \
  |  ⌒ (__人__) ノ(  |
  \     ` ⌒´   ⌒/  パシッ

キャッチボールが終わりに近づく頃には、しかめた顔が固定されつつある。

623 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:55:47 ID:TKLH.oso

やる夫が不快と思うことをした覚えはなかった。
準備運動のキャッチボールだがかなり真剣にやった。やる夫が取りやすい位置に放り続けたはずだった。

やる夫が不快に感じる原因は、もう、1つしか思い浮かばなかった―

         ヽ 三三.,.. -─────── -- 、 三三三三三三三三
          > ':::::::::::::::::: ` 、::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、三三三三三三三:
         , ':::::::::::::, ::::::::::::::::::: \::::::::::::::::ヽ:::::::::::::: ヽ 三三三三三三
          /:::::::::,::::::l::::ト、:::::::::::::::::::\ ::::::::::: !::::::::::::::::: \ 三三三三三
       /::::::::::::l::::::ヽ::\\::::::::::ヾヽ:`、:::::::::|::::::::::::::::::::::::ヽ 三三三三三
       ':::/::::::::ノ:::人:::\:\ ヾー--ト ,._ヾ:: l:::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三
       |::l!:::::::/::::|,.-‐'、:l ヽ-ゝ ゝォ=ミ≡ァ::ノ::::::::::::::::::::::::::::::::∨..三三
       |::ハ::::/:イ::|,ィ= 、\     r::::ハリ イ:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 三 /
       ゞ! V/::::ハ! ハリ!       ゝ-r'っj/!イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::|,,/
        /へ:::::l:|rぅ-'         `.j /|:::::::::::::::::::::::::::::::::::: l
      /  l:::ヽ:::ヾ ヽ            / ':::::::::::::::,:::::::::::::::::: ノ
         ヽ:::::トー`  r 、        ,   /:::::::::::::::/:::::::::::::::::,
          ):::ヘ    ー'     u´ /:/::::::/:::/:::::::::::::::/
          /::!:::::ハ.              /:/::::::ハ:::::::::::::::::, ´
          /::ィ::::::::::ヽ..          /:/:::::/ ノ:/!::l::ハ::/
         ,ノ/|::::::::::::!::!へ _ _    レ''!::/ ,/|リハリ '
            |:::::ハ:::::::ハ `;´  |     |/  __│
.              l::::::ヽヾ`'   u   |  _.. ィ ´    ヽ _    _
            ヽ::_ゝ      r'レ ´           _`>'_ハr_ァ
                   rァ======ォ     /ァ_ノ:.:.:.:.:.ヽ
                  /ィ!|    //     /ノー' :.:.:.:.:.:.:.::.:.::\

624 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:57:08 ID:TKLH.oso

結局一言の会話もなく、キャッチボールは終わった。

一瞥くれることもなく背を向けたやる夫の背中を、蒼星石は暗い瞳で追い続けていた。

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 |;;| .|:::;;|. l::ト;:;;;ヘ;;ヘ/ .,rl' `''|:::;;;/:::::::::;;;;;;:;;;i;;ト:;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;l
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 .|;|  ヘ:;;l ヘ.l::lヽヘ ヽヾレ /;;;ィ::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;|;;レ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
  ヘ、  ヘ;;l  .リ |l\.   .///;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;|l;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト:;|
       \''  ノ  ゙  ´  l:|::::::;;;;;;;;;;;;;;/;;|'|;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|. ゙
          ゙iヽ、  _   .l:|:::::;;;;;;;;;;;;;/;;;;l .|;i;|ヾ;;;;;゙i、;;;;;|
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         // |;l;;;::゙ヽ   |;:;;;;;;;;;;/ l;/   ゙  .|、,,_
         /'  .l|ヘ::::;;;ヽ‐'i'|;;;;;;;;/| /'   _;,:. -‐': : :ヽ
            .' ヘ::::;;;;;;;;| |::::/,rl  ,, -:'''´: : : : : : : : : ヘ.
              ヘ::::_;;l-'V/_;,〉'´: : : : : : : : : : : : : : : : ゙ヽ、
              .,r,r´,r''゙´ ゙、' : : : : : : : : : : : : : : :___ ヽ、
             /  ゙):{   (´.|  : : : : : : _,, -'''´ :r'''ヽ  `-ヽ
            /   ゙ヾ\,,_,,r''゙l   _,,-'''´ _,,_ i⌒'''゙: : :゙⌒'': :ヽ

626 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:57:25 ID:TKLH.oso

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627 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:57:48 ID:TKLH.oso

冬にしては、やけに暖かい夜だった。
窓を開け、ボーっと夜空を眺めていた。

.       |、 _ミミミミミミミミミミミミミ彡‐''"」_
      _|  ヽ、ミミミミミミミ彡'''"´ _,.-''彡ミハ
      に_`ミー  ..____,,... -.'彡´ミミ彡'<
..       /`ヽミ_ミミミミ.ミミミミミ_彡: :‐''": : : : iヘ
      , : : : : :l: |: : 「 ̄: : : :'; : : : \: : : : : : : l: ,
      |: : : : : |: !: :ト、: : :ト、: :ヽ:. : : :.ヽ.| : : : : |: |
      |: : : : : |: l : | ヘ: : .';.ヽ: : ヽ: : : : l: : : : : |: |
      |、: : : :.|: l : |  ヽ : ヽ ヾ,,..\‐テ: : : :. :.|: |
       |:ハ: : : : 「| ̄!`   \: ´ _ヾ,.ニゞ: : : : : :| :|
      ′ヽ: ト、 k`rェ‐ュ、  ``´}k. zリイ : : : : : !|
          \:.ヘ`ゞ-`'     ` "´.|: : : /:l:ハ|
            |`.ヘ''''  ` _    ```l: : :/: ./. ′
           lルヽ`> 、 ___,.. イ´.|/:/ル/
           __,ヽィ-イ >ュ ''´ _ルソ`>、
          /´:.:.:r '//イ/| ト<"´ // ):.:.:.ヽ
.         /:.:.:.にr'"// Z! ト、ヽ .// に:.:.:.:.:.:.:\
.        ,.:.:.:.:r ソ ハ:.ヽ'/ヘ l:.| l:.|// ク、:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
      /:.:.:.:.:.:)./.ハ_/;ス/.|:.|ニノ./ に:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.\
     /:.:.:/:.:.:.:ヽ//_Z/イK/.|:.|_//  Z:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.: \
   ,‐<^l:._,:.-:.、(,.ニー/->''" ̄:.:.:.: ̄`ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:/
  「 `ーァ_):.:.:.:.:.:.:.:`ヽィ.ソ:.:.:.:.´:.:.:.:.:.―、`ヽ:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ:.:/
 「二.._),:.: -―--、:.:.:.:./:.:.:.´:.:.,: -‐‐-- 、ヽヘ:. \:.:.:.:.:.:.:.:.ハ\
「 ト rイ:.:.:./´`ヽ、:.:ヽ;':.:.ト、:.:l/      V´:.ヽ:.:.:.\:.:./|ソ /、
リコV:/:./     トヽ:.!:.: |:.:`:|         |:.:.:.:.:.';:.:.:.:.|´   `/。\ュ,、
.イル:.l:ハ      |Y:.:|:. :.:.:.: :|         |:.:.:.:.:.ヘ:.:i:.:|_ イ   ゚ \z
. |ル!:.`ハ.       |:'´:|:.:.:i:.:.:.:.|         |:.:.:.:.:.:.:V:.:「ソ、: : : . ,イ

星は好きだった。
自分の名前に星が入っているというのも一因だ。

628 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:58:14 ID:TKLH.oso

昔から、落ち込んだときはよく星を見上げていた。
キラキラと輝いている星を見ていると、なんとなく気分が落ち着いてくるのだ。
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629 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:58:42 ID:TKLH.oso

VIPスターズ。
VIPの星達。

星の名を持つ自分も、その星々の中で輝けると思っていた。

       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        , ':: : : : : : : ::/: : : : : : : : ::/::: : !: : : : :: : : : : : : : : :\
     /: : : : : : : : :./: : : : : : : : :./: : : ハ. : : : : : : : : : :ヽ: : : :::ヽ
     .': : : : : : : : : ,. : : : : : : : :レ':::/: / !:ヾ\: : : : : : :.:!: : : : : :!
    !: : : : : : : : : ::! : : : : : : /ィ:::/   !::| \ヽ::: : : : ::!:: : : :l:::!
.     !:: : : : : : : : :::|: : :_ ,./´, '/--─ ''、l   ゞ::、: :. :.l.: : : :イ.:!
      !::::: : : : : : : ::|: : : : :-ーイ      ヽ.\   \,: :..|::ィ:./'レ'
     !: : :: : : : ::/´|!: : : : :l:.l:.:|  、. _____ ,      ´ /::j: i/ノ
      〉: l!:::: : :.{ ィ!::: : : :.!:l!::|   `  ̄ `      '=jィ/´
      ハ:l ::::::::メム::!:::::::ハ!`ヽ           / i:ハ
        l| ヽ ::::ハ:::!::::::| |!         -- イリ l!
           V ヾ!::::::| l'           .イ::: ' '
             ハ!: !  ゝ  ___ _, イ::::|::/
          ノ´ \ ヾ.   /'      |::://
    r v - < _      ヽ   /!      j/ '
  γマ_jr-、_ノrー、ゝ-、   \ヽL\
  f' /三/三三`~j 、ノ   , ィ'ニL!\\-v 、
  v' 三 / 三三 ゝー 1_} // /∧ヾ.\ > ム
 / 三 /三三三三「 | _!//  ! | ハ \!| } ノ

ただ今日は、少しも星が見えない―

630 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:59:19 ID:TKLH.oso

限界、かな―

そう思った時、何故か夜だというのにいつもの音が聞こえてきた。

    ./:::::i:::::l::::::::::::|::::::::::::::::;l;:::::::::::::::::::::::::::::::、;;:::::::::::::::::::::::::::::ヘ
   ./:/::::|::::::;ヘ;;;:::::ヘ;;;;::::::::::::;|;;:::::::::::::;::::::::::::::::l;;;;;::::::::::::::;:::::::::::;;l
  /:/:::::;|::::i:::;;;゙i、;;;::::ヽ;;;;:::::::::;|;;|::::::::::;|::::::::::::::::|;;;;;;::::::::::::;;:::::::::;;;;|
  /;/|::::;;;|:::ヘ::;;;;;|\::::::\::::::::::|;|::::::::;;|:::::::::::;:::;;|;;;;;;;;;:::::::::;;;:::::::;;;;:l                            <ヒュッツ
 .|:;| |::::;;;|l:::::;ヘ:;;;;|. \::::\;r::::l;|::::::;;;|::::::::::;;::;;;;|;;;;;;;;;;;::::::;;;;:::::;;;;;l
 |:;| |:::;;;|.|::i::;;;ヘ;;ヘ   ,×、\;;|::::;;;;/:::::::::;;;::;;;;;|;;;;;;;;;;;;;::::;;;;;:;;;;;;;l
 |;;| .|:::;;|. l::ト;:;;;ヘ;;ヘ/ .,rl' `''|:::;;;/:::::::::;;;;;;:;;;i;;ト:;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;l
 |;;|  .l:::;;| ヘ:、ト;;;ヘ\,ィく. |  /:;;;/:::::::::;;;;;;;;;;;;;|;;| };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 
 .|;|  ヘ:;;l ヘ.l::lヽヘ ヽヾレ /;;;ィ::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;|;;レ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l     「――!」
  ヘ、  ヘ;;l  .リ |l\.   .///;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;|l;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト:;|
       \''  ノ  ゙  ´  l:|::::::;;;;;;;;;;;;;;/;;|'|;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|. ゙
          ゙iヽ、  _   .l:|:::::;;;;;;;;;;;;;/;;;;l .|;i;|ヾ;;;;;゙i、;;;;;|
          .|::;ィ::゙::´   |l|:::;;;;;;;;;;;;;/.l;;/ l| l| ヾ、|.\|
         // |;l;;;::゙ヽ   |;:;;;;;;;;;;/ l;/   ゙  .|、,,_
         /'  .l|ヘ::::;;;ヽ‐'i'|;;;;;;;;/| /'   _;,:. -‐': : :ヽ 
            .' ヘ::::;;;;;;;;| |::::/,rl  ,, -:'''´: : : : : : : : : ヘ.
              ヘ::::_;;l-'V/_;,〉'´: : : : : : : : : : : : : : : : ゙ヽ、
              .,r,r´,r''゙´ ゙、' : : : : : : : : : : : : : : :___ ヽ、
             /  ゙):{   (´.|  : : : : : : _,, -'''´ :r'''ヽ  `-ヽ
            /   ゙ヾ\,,_,,r''゙l   _,,-'''´ _,,_ i⌒'''゙: : :゙⌒'': :ヽ

その音は、普段と何も変わりはしない。

631 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 01:59:46 ID:TKLH.oso

いつもと違ったのは蒼星石だ。

                       , - '──‐ - 、  . .:.:.:.::::::::::::\
                      /          `丶、 .:.::::::::::::/
                      \ _ __ _. . .:.:.. :.:.:.:.:::.`ヽ、.:/
                      /,イ:.:::::.::::.:::.:`:`丶、.:.:.::::::::::.:.\
                         /.:/::j::/.:.:::::、.::::.::::::.:.:::.`ヽ .:.:.::::::::::\
                     /.:::l::::i::ト、;;:、::::`ヽ;i:::::j!:::.::i;:;;\.:.::::::/
                      l/l:;|.:/N  ,ィ≦二l!::/.::::!::|;:;:;;:;;:y'´
                     `ト、:fリ  {カj 7 |:/:::::::|:::!;:;:;:;:,′
                           ソ  ´ ̄  リi::::::::!;;,!;:;;:/
                         ト、 __      |:::::::j/;;イ
                        l/'、     |::::,イ;:;;/
                           |:;ゝrァ┐ !/ l;/
                          |/^l/ィュ-─‐- 、\
                         , ィフ.:.:.:.::::::::::::::::.:ヽト、
                     , ィ ´.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::.〉j|
                _, <二ニフ´ ̄`ヽ.:.:.::::::::::::.::::::::::.::::ヽト、
    _  _,r‐ュ--─<二ゝ、_ _      \.:.::::::::.:.:::::::::.:.:::i:|/
  , イ 仄,r'´   `ヽト、      \  ``ヽ  _ jL.:.::::::::::.:.::::.:.::|:|
  しJl///, ヘ _ ノ ヽ        j!    , イ_イj!;:;:;;;;;;;:;:``77ヽ::」
 / Y ⌒Y^ヽ ト、 ``j〉 |   。  °L _/ヽj'^ヽ|;:;:;;;;;;;;;;;;;;//ス/
 ! ハj! ハ i  i ! !  fコ L。_, ィソ´ ̄    ,ス<7;;;;;;;:;:;:;;:;;;;;厂
 | !.:|l| .:| | | | |人j〉_ソノ ̄        /><7;:;::;;;;;:;;;;:;:;;j
 | |::|||.::::j | | | |             /><7;:, ィ7三三jト、

立ち上がり、ふらふらと宿舎横に向かう。

632 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:00:14 ID:TKLH.oso

最後に聞いてみたくなったのだ。

友達に、チームメイトになってくれるかもしれないと思った奴に、
自分の事をどう思っているのかと。

       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        , ':: : : : : : : ::/: : : : : : : : ::/::: : !: : : : :: : : : : : : : : :\
     /: : : : : : : : :./: : : : : : : : :./: : : ハ. : : : : : : : : : :ヽ: : : :::ヽ
     .': : : : : : : : : ,. : : : : : : : :レ':::/: / !:ヾ\: : : : : : :.:!: : : : : :!
    !: : : : : : : : : ::! : : : : : : /ィ:::/   !::| \ヽ::: : : : ::!:: : : :l:::!
.     !:: : : : : : : : :::|: : :_ ,./´, '/--─ ''、l   ゞ::、: :. :.l.: : : :イ.:!
      !::::: : : : : : : ::|: : : : :-ーイ      ヽ.\   \,: :..|::ィ:./'レ'
     !: : :: : : : ::/´|!: : : : :l:.l:.:|  、. _____ ,      ´ /::j: i/ノ
      〉: l!:::: : :.{ ィ!::: : : :.!:l!::|   `  ̄ `      '=jィ/´
      ハ:l ::::::::メム::!:::::::ハ!`ヽ           / i:ハ
        l| ヽ ::::ハ:::!::::::| |!         -- イリ l!
           V ヾ!::::::| l'           .イ::: ' '
             ハ!: !  ゝ  ___ _, イ::::|::/
          ノ´ \ ヾ.   /'      |::://
    r v - < _      ヽ   /!      j/ '
  γマ_jr-、_ノrー、ゝ-、   \ヽL\
  f' /三/三三`~j 、ノ   , ィ'ニL!\\-v 、
  v' 三 / 三三 ゝー 1_} // /∧ヾ.\ > ム
 / 三 /三三三三「 | _!//  ! | ハ \!| } ノ

633 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:01:05 ID:TKLH.oso

合宿所横では、やる夫が想像通りの姿を見せていた。
                    ___
                   /     \
                 /     ' "\ ,\  
               /      ( ◯)ヾ'|
                |   ij   "⌒(__人_)
               \         `i ヾ/
               γ    ⌒` ̄ ̄二─=三── ̄
             //      _ _≡三_____ ―ソ
             / /         /      =三 ̄
               ゝ__/         /
                 /         /

歩み寄る蒼星石に気付いたやる夫は、一瞬視線を蒼星石にやり―

          ____
        /     \
       ‐   ─     \
       (  ( ●)     \
      (人__)         |
       `⌒´         /
       `l          \
        l           \

―何事も無かったかのように、投球を続けた。

       ____
    /     \
   /   \,三_ノ\    rnm
 /   ( ー) (ー)\ rl  |
 |      (__人__)   | ゝ .|
 \     ` ⌒´   ,/_ |   |
   ヽ          i    丿
  /(⌒)        / ̄ ̄´
 / /       /

634 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:01:36 ID:TKLH.oso

蒼星石のイメージする、やる夫の行動そのものだった。

       、.::.:.  _ __ __  |
          > '"´            ̄``ヽ、
      /     . -‐.:::::::::::::.:.:.‐-....、 /
      \   ,. '´ .::::::l:l:::i:::::::、:、:::::::::::::く
        .`y' .:.:.:.:::::|:|:::|\::.\ヽヽ:、:::.\
          ,′.:.:i.:.:.:::::|:|‐i一'\::ト、|::|::l::::::::|
         l:l:::::::l::::::::::|::r==ュ、  `十Nl:::;:/!
         |:l:::::::l::i:::::::N辷ソ   ,tfソ////
         |ハ::::::l::l:::::::| ' ' ' '   、 ゙゙`レイ::|
          ``l::l:::::::|、    -   ノ::::ハl
              l∧:::::|:.\__ ,. イ::::/
          ,. rryム:::L__ 」_.  |::/
          /.:.:`ヽい';|   ,.ィ介:、 |/`ヽ
       /.:.:::::.:. }1f  ///八トト、 f{:::.',

蒼星石は合宿所の壁に背を預け、しゃがみこむ。
何も言わず、やる夫の練習を見守った。

635 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:02:18 ID:TKLH.oso

やる夫のフォームは、驚くほど綺麗だった。
                    ___
                   /     \
                 /     ' "\ ,\  
               /      ( ◯)ヾ'|
                |   ij   "⌒(__人_)
               \         `i ヾ/
               γ    ⌒` ̄ ̄二─=三── ̄
             //      _ _≡三_____ ―ソ
             / /         /      =三 ̄
               ゝ__/         /
                 /         /

2球、3球と見ていくが、投げても投げてもやる夫のフォームは同じに見える。
サイドスロー転向後、1週間程度のはずだった。

フォームが既に固まりつつあるのだ。

636 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:02:57 ID:TKLH.oso

時折、やる夫はゆっくりとしたボールではなく、全力での投球を混ぜていた。
全力での投球になるとフォームがばらつきだす。

一番大きくフォームが崩れた時、やる夫は笑った。

       ____
     /⌒  ⌒\
   / <・>  <・> \ ニッ
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     トェェェイ     |
  \    ヽニニソ    /

             __ __
         ,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
       /:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
       ':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
      ':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
     .'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|
     l:.:.|:.:.レナナ'‐'~ l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|
     |:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\` _ゝ_ ` .:, .:.:.,' ニッ
     |:.:.ハ:.:|  辷'ノ   丶 イt::_iヾレ:.::.::,
     |:.:.:.:l:.|         ゞ-' !:.:.:.:.:イ
     l.:i:.:.:.|ヽ.   r、_'_     ハ:..:./
.     |:l:.:.:.|:.:.\  `ー -'´   ,イ:::::/
     ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、  _ ...ィ/:.:.レ:j/
    _ _ _ゞ\ー- 、   |:./レl:.:..:/
   _レーハヽ     ヽォ_ー 、. |:.:/
   /::::::::::つ    /,イjくヾ\'_
   /:::::::::::::::L   レ' //}ヽ.j\ヽ7

蒼星石も笑った。
やる夫は、野球をするのが楽しそうだった。

637 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:03:23 ID:TKLH.oso

ずいぶんと時間がたった気もするし、そうでない気もする。
蒼星石は飽きずにやる夫を見ていた。

             ,.. -―- ..、_
               ,.::'´::.::.:::/::.::.::.::.::`ヽ、
             /:::/::.::.:;:'::.::.::.::.:}::.::.:、::.:::ヽ
          /::.:::/::.::.:/::.::.::.:::/ハ::.::.::ヽ::.:::`、
          ,'::ヽ⊥_:_厶彡'::://l::|::.::.::.::';::.::、ヽ
           |::.::.:「:::┬=ニ>く l∧ヽ、::.::.:l::.::.:Vl
         l|:::/ |::.:::l:|「えメミ、 |ト V:_::.::.::|::.::.:::l:|
        ノ|:人」::.:::|:l ゞミン  |l  ヽ:`ヽ|:l::.::;:l:|
        ´ j从:::|:::|:トゝ     丶 芯刈:/::|::/〃
       _rヘ_}人:l::l   丶 _′`‐'/:/::l::|ー'′
      /7rぅ 、廴_ヽト\    >=彳:::|::|
       rう:.:ヽrヘヽく  `メこて´V{   |::l::|/
      7:.:.:.;.:.く_nl〈  /,ニ{}ヘ f弌k ノ/;リ
     / :.:.::|:.:.:. r┤ ) // | lト、\ {X)″
.    /:.:.:.:.:.|:.:.:.:.`)|〈 // | |圦∨〉( \
    /:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:込八 \| l引 ∨ └r::∨

やる夫は、飽きずに投球を続けていた。

          ____
         /\  /\    r ⌒j
       /( ●)  (●)\  /   /
      /    (__人__)   \/   /   /  )
   _rーn|     |i|||||||i|     /  /  /  /
  i j j j j\     ` ー'´     /   '` ´  /
  {   'つr´  (⌒'ー―- イ′     ´廴
  入  人     > 、     ヽ      _  ̄ ̄ ̄)
   \_/\     -、      }        (  ̄¨´
         \     ヽ._       __  \
           >     `   --‐'´ `゙' 、_.)

638 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:04:15 ID:TKLH.oso

急にやる夫の動きが止まる。
一瞬不審に思った蒼星石だったが、息を殺して動きを止めた。

  /   l     .i, 'i、
  /   !     .|.! !.ヽ   l
  /   .|      ! .l ! .ヽ   l\          ,
  ! /  │  .|   ! .ヽ.l,  \ . l、 \         !
 .! l|   l  / .,./   . l..l.   \ミ/;;、.,゙;;xi..ii,i--――-l..,、
 | l│   .l .l'"/了゙゙''''''''''.lヽ     .`'!!r..,,._,,,`-ニニ二l、 `
 .l.! .! .,  .}゙.iiシ'┌'''Z,゙,゙'''x/.l、      !" .|コy ,,, |.,l′
  │ l l ,iシl,.l. ヽ .l'Yくッ.! .\          ! ゙‐''゙'ジ゙/ r     .,
  ゝ ゙lir彳 ..l,.l   .゙―ー"   `''        ̄´  /./      !
     ヽ.!i、 ゙ l、                      /. /    ,l゙ /
      ゙'.乂、 .\        ゝ           ,〃 ! /   /l/
      .| ll \  .\       _       ´  /./   / 〃
       ! |l `'‐  ゙l‐ヘ、               ,!/   .i| l'!l゙
       .! l.l   .l.!゙7-、          _/´l|〕  .,l"l/ l!
       l ! l   .l l |  .              .|'l゙ ./ . ′
       レ .l  l .|/      `゙'''Y'"゛    ._,.. | l\
          .l │         │   _..-'"  | l   .\
             \|          '" ̄''''''    .l/     \

やる夫の顔つきが、今までに見たことが無いほど真剣だったからだ。

           ____
         /      \
        / \    / \
      /  fてハ`  ィて刀 ::\
      |      (__人__) :::::::::::|
      \      `^´  :::::::/
      /     ー‐    \

639 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:04:38 ID:TKLH.oso

ハッ―

鋭く、息が吐き出された。
       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\
  |   (__人__)      |
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \

やる夫は、今日初めてワインドアップモーションに入る。

640 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:05:21 ID:TKLH.oso

大きく振りかぶった、相手を見下すワインドアップモーション。

      _______
    _,./       ヽ
   /  ─、,,_   _ヽ、-ー 、
   〉       `Y(,_ )  )
  (´   ─、,,_  入_____ク
  }         \_/   /   ___
  {   ─、,_   !   、!  /     \
  ヽ      ヽ/  /(/   \ , , /\
   ヽ ¬─-ー"  /   ノ   (●)  (●) \
    ゝ、_     _L  / ヽ     (__人__)   |
      `゛ー<  /    ヽ    |r┬-|  ,/
          ∨       ヘ  `ー'´  r'.二ヽ、
          ∨             i^Y゙ r─ ゝ、
           ヽ            ヽ._H゙ f゙ニ、|
            \             \`7ー┘!
              ヽ               「:ト  イ

繰り出されたボールは、唸りを上げながらネットに突き刺さった。

                      /(_,,,..._
          .,‐-ヘ       ∧ノ_,..-'"´
          / {´`,ゝ      / _;'~
   lヽ、   _,,..//‐‐-...,,_   、/ ('                 ,;-‐────- 、
   l ,ヘ `''´ /       `''‐.、l' /´             /          ヽ
  _,j.l/             l /,         _    / \ , , /      ヽ
  \ヽ             丿/ ヽ,     (^ヽ{ ヽ  | (●)  (●)     |
  ,i' \            )/   '!,  ( ̄ ヽ ヽ i  l  (__人__)        l
 ,|              /       |.(二 ヽ i i |,r‐i   |::::::|         |
 |                       |  ヽ   /  人  `⌒´       ノ
 ,|                      |    i   {   イ―丶. __    _-‐"
  '!,                    ,!'    ヽ. `ー '/          ヽ. r‐、__
  ヽ,  __,ヘ._              /       `ー '  ̄ i         .',`´ ┬┤
    ヽ「 /ヽ|       r',ニ_マ,‐´                l           i  _匸}
    〈 〈 __        〃,,..‐' ヽ了            }         ├゙ー '
     ¬ レヘ_ ‐---‐ ''      }〈             /'           l、
      ヽ,勹 了         jノ           /    _      ヽ
        '¬, 〈_                     /    /  ヽ、     i
         `ー-ゝ                 _/     /     /     >?
                            /       ヾ       }    ´  `ヽ
                           {        〉     〈         〉
                           ヽ____ ィ       ー‐'` ー―一'

641 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:06:01 ID:TKLH.oso

バックスピンが自己主張する、威力のあるストレートだった。
やる夫は小さくガッツポーズを取る。

             ____
            /⌒  ⌒\
          。o(゜>)  (<゜)o 。
         /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
          |     |r┬-|     |   て
         \      `ー'´     /( `´) そ
        /           \ノ ノミ
        |\ \・      ・ \____ノ


          / /.::;  .:; .:.:::;::/i .:.:.:.:.:::::::::::::::::.:.:.``ヽ、
        / /.:::;′,.::/.:.::://.::l::i .:.:.:.:::::::::::i:::i .:.:.:::::::.:.`ヽ __/
        ,' /.:.:;′/:/.:.:::/:/!::::|::ト、 .:.:.:.:::::::|::|::i .:.::::::::::::::.:「
         l/.:.::;'.:.:/./.:::ノ::/ |:::::|::ト、ヽ.:.::::::|:::|::|::| .:.::::.:::::::::::|
        |:l:::::l::::|:::レ':ナナヽ|:::::l::l\ヽ.:‐:十:|十!、.::::::::::::::/
        lハ::l::::|:::レ'´ ‐- |:::/l/  \::::::|:::|::|::| .:.::::.:::|:./
            ',l::::|:::|  _  |/       `` ``7!.:.:::::.:::|/
           ト、ト::ト、´ ̄`ヽ     ‐==ミ、 ./:!:.:.::::::::|
            ヽ:|:::|::!             /./.:.:::::::::;′
              `l:::|::ト、    _`_      /::/.:::::::/l/
           |:::!.l.:::>、     `   ,..イ::/::::::::/
           |.::::::/:::/ニ>.--‐ <ニ7⌒:::::/   _ _
        ,r‐r‐- 、|::::/´l/  L_      /   |::/ ̄`ヽ   `」
       ノ:いぃ ̄|:/ヽ     `ーrrrt7′  l/    V ̄``
       レ'⌒.:いハ`ヽi     ノノ只〕ト、          i ‐1⌒
      /.:.:.:.:.:.:H.::〉ヽl     〈:::(ノ八ヽ)::〉       l ‐|.:.:.:

蒼星石も、なんだか嬉しくなった。

642 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:06:43 ID:TKLH.oso

そこで急にやる夫が振り返る。
顔はいつもの顔面神経痛。無邪気な笑顔はどこかに消えうせていた。

      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \                          「・・・何か、ようかお?」
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |
 \      ` ⌒´   /

虚をつかれたが、何故か蒼星石は落ち着いていた。

          ,.'´           .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::/
         く        ,.-────-、、、/
          \   ,..:´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
            `y'´.:.::::::::;ハ::::::::::::::::、\::::::::::::.:\
             /.:.:::;:::::::/.:トト、:::::::::、::ヽ::ヽ:::i::::|:|:::|
          /.:::::;::l:l.::::/:ハ::! \::‐ト‐ト-::|Vi::::|:|:::|
          ,':/ :::l::l:l:.:/;/-‐';|  `,.ィr==ァリ':::;::;:::l
           |,' |::|::|:|/:/rテテミ   _7込シ /.:://:::l          「ちょっとね。話を聞いてほしくて」
          |  |::|::|:|::::,弋zソ  .    ゙゙´ 7'´ ̄ ̄`ヽ
             ヽトト|.:::ハ    '_ _     /:',      ノ
                ``|.:;'l::::ヽ、       ..イ::::ノ ,...--..、ヽ __ノ⌒ヽ
                  l/ |.:.:::/l:::>ー <__/´ /.:::::::::::.:.\    ノ
                    |.::/.::レ'´ ̄`7l/ /.::::.:.::::::::::::i::::.:.\ 〈_
                    |/ (__   ,..ィ介ト、!.::::.:.:.:.::::::::::l:::::::.:.:.\  `ヽ
                    l::.:) 7/l l」 !.::: .:.:.:.::::::::::l::::::i:::::::.:.ヽ ノ
                  (     |:l l:|_/.:: .:.:.:.:.::::::::l::::::l:::::::::.:. V
                  ト.、   |:| |:リ.::: .:.:.:.:.:.:.::::::l::::::l::::::::.:.:.:.\
                   /i 〉、   /.::: .:.:.:.:.:.:.:.::::::|:::::|::::::::::::::::.:.:.
                  /.::|/:::(_ノ.:::: .:.:.:.:.:.:.:.:.::::::|:::::|:::::::::::::::.:.:.:
                   んュ、::::::::/::/.:.:::::,.-─‐- 、::::::|:::::|:::::::::::::.:.:.:.:

643 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:07:24 ID:TKLH.oso
      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \                          「・・・やる夫が、聞くのかお?」
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |
 \      ` ⌒´   /


        /::::::.:.:.:.:.              |
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      ヽ::::.:/ , -'"´              \
       Vr'´.:::::::::::::.:.:.,   - ─‐──‐‐- 、/
       /.::::::::.:.:.:.:., ィ:7::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.、:::.:.<
      \.::::::::::,ィ.:.:/:/::ヽ:::::、:::::::::::::::.、:.:.:.ヽ:.:.\
       \,::イ::|::/:/.::::::ト、:::ヽト、::::::::::i::l:::::|:::.:.i::|
          i.::i:::|/ー-、/ \::.\`> -‐'':|:::.:.|::|
           |:::|:::!/:::::''ー==z、 ヾ:、´,、-=ュ!::!::::::l/  r‐ 、       「そうだよ?」
         l:、!::ト、::〈ヾ_トッツ    〈じソ7l/:::/:/  !   |
            !::ヽ:::`:、. , , ,    ′ , , , , /.:/:/  /   !
         ヽ.::ヽ:::.\    r ┐    /:,:::イ  /   /
            \ト、:::::: .、  ー′ , イ:::/l仁ニ7   /⌒ヽ
             \Nト> ー‐<'´ ̄17.:.:.:ノ   ,イ!  ノ⌒!
              _ノイ厂   (´ ̄ `ー'   イソ  /  /ヽ
              /イ夊刄   `ゝ─-、    > -‐< _ノ /
           ,イ7!ノネ;l/;/  /ソ.:.:.:.:〈/ 「ヽ ̄`ニ   >、/ヽ
             /ノj 〉;/,};;;/  /j}.:.:::::::::::i  \`Tにコソ´`Y^7
          /.ノj./;/j} |;;|  ,/ソ'.:.:.:::::::::::|    \。〉仁ここソ
            /::ノj l;/ j} !」 /j}.:.:::::::::::::::::| ___, イニニ7'´ ̄
          ,イ:〈/   _j}  , イソ'.:.::::::::::::::::::j /.:.:::::::.:.:.|

やる夫に、話を聞かせてもらうつもりで来たはずだった。
口からでたのは逆の言葉だった。

644 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:09:31 ID:TKLH.oso

ようやく気付く。
自分は誰かに話を聞いて貰いたかったのだと。
自分は誰かに話を聞かせて貰いたかったのだと。

           _____
         <´          ` マ
         ヽ           /
            |-‐  __ ー--|
       ー…''"~ ̄     ̄~" 'ーァ
        ヽ,.  了 ̄ ̄~" 'ー- 、/´
        /  i: |!|: |:.:、    !   |
        |:i. .:/_ハ:从_\_|::.|  |
        |:|:::イ '  \ _` _`}:|/:::;′
          |:|ヽ"´ 、  ̄゛〃:/:!
          |:ハ:::ト   ‐  /::/{リ
           リ川!` ェ ' /|/<__
           ィfrt匕/:{\| rタ癶
          Fニニ卞5!トィ:}_{r'   障ネ
            「⊇ = | t|:|~´ネ{ |   障ネ
         ィ三} _=| t|:|_タ} |   障ネ
        ム'癶ミヽ`ニーォ=ニ「_Lノカ/
          「ム `Tt┬‐{|    ヽヽ`ヘ
         \气ソノ;〉Vi。 。 。|  /
           _L ‘= ―‐一'ーi′
    _   -―亠  ―-__ ̄  ヽ
   /     ,.  -― ''"~  `   |
  /     / ___,..          | < ̄
. |    / / -< ヽ、___,.≦ ̄ヽ___
 ヽ    |        | |     〉xzx{ヘ
   `ー‐ヘ         //_  -―=≠¬ト匂_
       \__,. -一′

―自分のことを解ってもらいたかったのだと―

645 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:09:54 ID:TKLH.oso
          ____
+        ./ \  /\ キリッ
      / (●)  (●)\
    /   ⌒ノ(、_, )ヽ⌒  \                      「・・・よくわかんねーけど、聞いてやるお」
    |      `-=ニ=-      |
    \      `ー'´     / +

意外にあっさりと、やる夫は引き受けた。
流石に蒼星石が背負う、只ならぬ感じを悟っていた。

本人の中では最も人当たりがよいと思われる顔―傍から見たら笑わせようとしてるとしか思えない顔―を作り、
承諾の言葉を返す。

646 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:10:48 ID:TKLH.oso

ありがとう―

言葉には出さずに、頷いた。

            r‐- 、 /        `ヽ
            |   \     .:.:.:.:.::::.\
           ,.」__    \     .:..:.:::::::.\
          /.:::::::::::.:..\  \   .:.:.:.::::::::/
         /.:::,.::::::l:::::::::.:.:. \  \  .:.:::/
          |.::/i.:::/、!.::::::.:.:l::::i::ヽ   \/
         l/ Vj _ヽ.::::::l.::::|::::l:.\  \
          _ノ 1ソヾ::/.::::|::/:::l::::.ヽ   〉
           l       /.:.:.::l/.:;;/:::::::::厂´
              }‐-  /::i .:.::/;:;;;:.::.:./
             ヽ _ _ |.:::ィィハ,./
              ] 」/_⊥_
            <77´     `ヽ
               リ/  ,r─‐- 、ハ        ヨクミルトイケメンカモシレナイ?
           //  ,fソ.::7.:.:::::.:.ヽ!
             //  ,fソ.::::i::::::::::::::::::ヽ
             //  ,fソ.::::::::::::::::::::::::::::.l

647 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:11:35 ID:TKLH.oso

           ∨三三三三三三三三三三ニ/
      __  lニ>‐ '´ ̄ ̄ ̄` ー<三三/
     〈三三二ニ―‐- 、 ___     `ヽ|
     ∨三三三三三三三三三三三三二二ニ¬
       ヽ三三二ニニニニニ二二三三三三三/
       Y´::.::.::.::.::/:l::.::.::.::.::.:\::.:`ヽ::<三/
.       ,'::.::.::.::.::.〃∧::l::ヽ::、::.::.ヽ、::.`、:l:T
      |::.::.::.フ7¬‐、ヾ、:\>、:|-ヘ::.::.}::!:|
       {::.::/代了圷ミヽ. \行‐t予l:ノ/::|        . 「父が典型的なトラキチでね、
         !::.::.::.:| ゞ-'′  \  辷シ '/:/::./         息子を野球選手にしたかったんだろうけど、
       |::.::.::.:ゝ       ,       厶ノ::.;′        家には娘しか生まれなかった。
       ヽ.::.::l|ヽ、    r-、     /::.::/          まあ、よくある話さ」
           \:ト、:j> 、   _,.ィ:´::;:l:: /
             ヽ ` ,.イ `¨´ ト、レ'|/ |:/
            __,. '´_>v< `ヽ、′
       ┌イ  //了,ハ\\ヽ `┬ァ
       /7 |  { く/ノ/引ヽヽノノ  | }-、
.      /:.:.:.:{ |  `ー'´//l弓| |`ー′  | } :.:l
     /:.:.:.:.:.{ |     // ]弓ト、ヽ     |「 :.:.|

648 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:12:16 ID:TKLH.oso

―ボクは父さんが好きだった。
  やさしくて、賢くて、周りから信頼されている人だったよ。
  顔もカッコよかったしね―

----------------------------------------------------------------------------------
               /!
                 //
             /::l _,  - ア
            _ /:::::!「::::::::::::/─‐…ァ
      、___∠::::::〈:::::::|::::::::::::::::::::::::<´
       /::::::::::::::: 〉、::ヽ-..、::::::::::::::::::::\
      ∠ ァ¨´::::;:ィ::::;、ヽ::∧::\:::::::::::ト、::;;>
      /::::::::::/:::|::::{┴'┴l:!::::::}i::::::::::::::\
.     /::::::::::∧::下仁、 イル二ハ::::::::l:::::::::ヽ
     /::::;イ:::/;;:ハ:{廴__j「¨f廴__j}ハ::::::ト、::::::::',
    .厶イ/::/::{ (Y ` ̄´ } ` ̄´ Yヘ::::l/:\::::!    「父です」
       ⌒ヽヘ ト-‐ トLr┘ ー-1 /∧:: ハ:|
         Vヾ{ ',ト、 __ ィ1' };イ/ ∨  ′
         V:::ト、 }ヽ`二´ '{ /::/
             ヽ:} ヽ . - 、 /|:/
             /! iハ、___ イ i|\
         _/ {〈 l   {    ト、∧
     / ̄ |   ヽ._  ゝ    _!イ〉 「 ̄\
_  - ´ ̄ヽ  ト、   \二二二 / /    ` - 、_

----------------------------------------------------------------------------------

―父さんが喜ぶから、キャッチボールをした。
  最初はただそれだけだったんだ―

649 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:12:36 ID:TKLH.oso

―そのうち、少年野球のチームに混ざって野球をやるようになったよ。
  子供のころって男女でも大して運動能力は変わらないだろ?

           _  -─-  _
         | , -──- 、|
        r/:::i:::::、::`ヽ::::::ト
          {:::::|ト、::\:::ヘ:::/                                 <トラーーーイ!ッター!アウッ!
.           l::::if_テ f_テi}::l
          }リト、 -, イ/{      
           r‐十示千、
            /,-、i }{ fj:.:\_
     グッ . く∧_ノj=''=┘:.:.厂
        〈__ノr‐r‐┬rr ヘ
          /__|爻|:」ハ ヘ

勝てちゃってね。そうしたら、ボクも野球が楽しくなってきた―

650 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:13:09 ID:TKLH.oso

―だから、中学に入っても野球を続けたよ。
中学に入ったら、男と女の差がでてきちゃってね。
負け越すようになって、エースナンバーがとれなくなっちゃった。

      / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
    N______И
.   rヘ 二二二二/`ヽ、
  /  /,         、 ヽ
  ,′/ / ,′l |  ト、 !  j
  ! ′/ /7メ |  レ仁| /|
  | l| { l/-=ミヘ. |/:::「レ' /
  ∨丶 〈::.::.::}  ヽlヾツ厶イ
  `、 ト、ヾ゙゙´  _ ,  ,イ /
   ヽj \>r-r<}//  _
    _/: : |介ヘ: : ̄厂「rヘレ‐-、
    >、: : :.:L_ニ_〉_:_厶┴し'/¨7 }
.   rく  /7¬^X ハ  〉 ≠ ー'/
  〈 \>'´/:`ヽ/ lレ': :∨ /∨ ̄
     ̄  V_:_:_:_ノ_:_:_:/ / /
.       / ̄7  「 「 / /
      厶__/  l  |/ /
      |=≠    Y弍/
      └′    `┘

そしたら、もっと野球が楽しくなってきた。
勝ちたい、上手くなりたいってね―

651 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 02:13:32 ID:4OS1HYac
イケメン・・・?・・・カッコ良かった・・・?

652 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:13:39 ID:TKLH.oso

―本気で野球がやりたくなって、高校では必死に練習したよ。
  野球がぐんぐん上手くなって、勝てるようになった。

           _」, -─  .:. :. :. :.::::::::::::::::::::::::.:.`ヽ
          〈  ,.'"´ ̄      ̄`ヽ、.:::::::.:.:./
           V´ .::l:|:.  `、ヽミミヽ、  ヾ:./
              / .::l::从ト、   `ヾ_ミミヽ.、  \
          l/l.:l.:リ仁リニトト、仁≧ミヽ:::ト、 .:::|
           `Y::{fトッソ ``ト。ッソ` 1:l:|::.`、::::!
            |.::l´¨ 、  ´ ̄  /::リ:::::::::V
             ヽ:ヽ、  ー     , タ::l:;::::::::/
            , -─-、 __ , イ/.::j:|:::/l/
           /.,    `トい、_,/^i.:l:|/
          /.:::/  .:i   {{i^Y^YYy'l/
          /.:.::::/  .:.::|   k1 |:l ,ム;、ハ、
        L.::::厂ヽ .:.:::::|  / {j! ーイ:介;l/ ,ハ
         {7 / \::::! /  jfl  |:1j! |:|{ V
       //   ,.イ:::l/  jf|  l;」jl j:」| |
    /´ ̄    /::::|:;:;.\  kiL,  H  fj 〉
    _>ーー-  ,.イヽ、::l;;;:;:;:;(:::/タ^Tニム、_ ,';{
   /。 ̄`¨`ヽ_ソ  `1>‐-ヽ{:::::/><!::::::7
  ,/。     /      〉ニ三云\:.ヽ<ノ::::::」ヽ
 /     /       /¨´ ̄ ̄`ヽ、三三ミ<  \

 でも、野球が楽しくなくなってしまった―

653 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:15:42 ID:TKLH.oso

何故身の上話を?―

やる夫は困惑した。しかし、蒼星石の語りに口を挟める雰囲気は無かった。

演劇を見ているようだった。
妙に演技がかった調子で、流暢に、他人事のように、歌うように語る蒼星石は、そこで1拍間を作る。


            r‐- 、 /        `ヽ
            |   \     .:.:.:.:.::::.\
           ,.」__    \     .:..:.:::::::.\
          /.:::::::::::.:..\  \   .:.:.:.::::::::/
         /.:::,.::::::l:::::::::.:.:. \  \  .:.:::/
          |.::/i.:::/、!.::::::.:.:l::::i::ヽ   \/
         l/ Vj _ヽ.::::::l.::::|::::l:.\  \
          _ノ 1ソヾ::/.::::|::/:::l::::.ヽ   〉
           l       /.:.:.::l/.:;;/:::::::::厂´     「チームで、孤立しちゃってさ」
              }‐-  /::i .:.::/;:;;;:.::.:./
             ヽ _ _ |.:::ィィハ,./
              ] 」/_⊥_
            <77´     `ヽ
               リ/  ,r─‐- 、ハ
           //  ,fソ.::7.:.:::::.:.ヽ!
             //  ,fソ.::::i::::::::::::::::::ヽ
             //  ,fソ.::::::::::::::::::::::::::::.l

..      ____
     / ―  -\
.  . /  (●)  (●)
  /     (__人__) \               「―!」
  |       ` ⌒´   |
.  \           /
.   ノ         \
 /´            ヽ

やる夫が顔を僅かに上げた。

654 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:18:32 ID:TKLH.oso

         ヽ 三三.,.. -─────── -- 、 三三三三三三三三
          > ':::::::::::::::::: ` 、::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、三三三三三三三:
         , ':::::::::::::, ::::::::::::::::::: \::::::::::::::::ヽ:::::::::::::: ヽ 三三三三三三
          /:::::::::,::::::l::::ト、:::::::::::::::::::\ ::::::::::: !::::::::::::::::: \ 三三三三三
       /::::::::::::l::::::ヽ::\\::::::::::ヾヽヽ _:::::::|::::::::::::::::::::::::ヽ 三三三三三
       ':::/::::::::ノ:::人:::\:\ ヽ-‐:::ハ!´ ヽ :: l:::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三
       |::l!:::::::/::::|, -‐、'l ヽ-ゝ ゝォ=、=ァ:::ノ::::::::::::::::::::::::::::::::∨..三三
       |::ハ::::/:イ::|_,.= 、\     r:::ハリ イ::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 三 /
       ゞ! V/::::ハ! ハリ!       ゝ- ' j/!イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|,,/   「才能ってのが、あったんだろうね。
        /へ:::::l:|  -'            /|:::::::::::::::::::::::::::::::::::: l     
      /  l:::ヽ:::ヽ ヽ            / ':::::::::::::::,:::::::::::::::::: ノ      高校に入ってボクの野球はグングン上手くなったよ。
         ヽ:::::トー`   _ _         /:::::::::::::::/:::::::::::::::::,      
          ):::ヘ     -         /:/::::::/:::/:::::::::::::::/       公立高校で適当に部活をこなしてる奴には、
          /::!:::::ハ.              /:/::::::ハ:::::::::::::::::, ´        かすらせもしない位にね」
          /::ィ::::::::::ヽ..          /:/:::::/ ノ:/!::l::ハ::/
         ,ノ/|::::::::::::!::!へ _ _    レ''!::/ ,/|リハリ '
            |:::::ハ::::::ハ     |     |/  __│
.              l:::::ヽヾ`'       |  _.. ィ ´    ヽ _    _
            ヽ::_ゝ      r'レ ´           _`>'_ハr_ァ
                   rァ======ォ     /ァ_ノ:.:.:.:.:.ヽ
                  /ィ!|    //     /ノー' :.:.:.:.:.:.:.::.:.::\

            r‐- 、 /        `ヽ
            |   \     .:.:.:.:.::::.\
           ,.」__    \     .:..:.:::::::.\
          /.:::::::::::.:..\  \   .:.:.:.::::::::/
         /.:::,.::::::l:::::::::.:.:. \  \  .:.:::/                「そしたら、孤立した」
          |.::/i.:::/、!.::::::.:.:l::::i::ヽ   \/
         l/ Vj _ヽ.::::::l.::::|::::l:.\  \
          _ノ 1ソヾ::/.::::|::/:::l::::.ヽ   〉
           l       /.:.:.::l/.:;;/:::::::::厂´
              }‐-  /::i .:.::/;:;;;:.::.:./
             ヽ _ _ |.:::ィィハ,./
              ] 」/_⊥_
            <77´     `ヽ
               リ/  ,r─‐- 、ハ
           //  ,fソ.::7.:.:::::.:.ヽ!
             //  ,fソ.::::i::::::::::::::::::ヽ
             //  ,fソ.::::::::::::::::::::::::::::.l

蒼星石が、急に無表情になった。

655 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:19:43 ID:TKLH.oso

  ,′ . .....:.::/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:. |:|:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
  ,'  . .:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:./:.:. |:|::.: |:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:`、:.:.:.:.:.:.:l::`、
. !..:.:.:.l:.:.:.:,':.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:./:.:.:./l:|::.:.:|:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`、:.:l:.:.:.:.:.:.l.:ト、:|
 {.:.:.:.:.|:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:./:.:.:,イ:;ハ::.::、:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.|:.:.:.:.|:.|:| l|
. l::.::.:.| .:.:.|:.:.:.:.:.l:.:.:.|:.:.:/:.:.:///_入:_ヽ:.\ヽ、:<´l ̄:|:.:.:.:.|:.l:| l|      「がんばって、たどり着いたその先に、
  |::.::.::!::.: |::.:.:.:.:.|:.:.:|/;:∠イ/´   ヽ\:\ ヽ、 ,.=キミ!:.:.:.//l/ リ       何が待っていたと思う?」
.  l::.::.::.::.::l::.:.::.:.:.l//  _, -==rミ\\:ヽ 个tク}〃 :;〃 /
.  `、::.::.::. |::l::.∠イ::.| < V弋ス┤     ヽ └- ' リ::/  /
    `、::.:: l::|::.::.::.:|::.:ト、  ヾニ-‐'         イィ′
     ll::.::.|::|::.::.::. |::.lヽ\           /   /l:|
    ||::.::l::.|::.、::.::l::.`、`ヽ             ,   /::N
      lト、:レヘ::.|::.::.\::ヽ、           ̄  /::.::.;′
      \ ヽl::.::.::.::|ヽ:> 、       /!::.::.: ,′
           |::.::.::.:l `ヽ、 `¨¬ー-‐'´|/|::.::.:/
          ヽ::.::.:「 ー- 、   ト、     !::.:/
            /ヽ::.|     `丶、|∠\  |::/
      r─<´   ∨    /,.イ {_}`ヽ`メ/_
  r┬イ^ヽ、 〉        /// /}{|\ \  `くヽ

656 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:21:26 ID:TKLH.oso

― 待っていたのは、チームメイトからの敵意だったよ ―

.          /⌒\    , ─ 、                               \  /:\  /ヽ     /|
         /___ヽ /   ヽ                            !,:::::::..\|:::::::::..\|:::::::..\_/::,!
      /  ̄      ̄ ヽ.    i          , ────-.            !,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,!
     /  ̄ ̄ ̄ ̄ \     \  .|.        //V:V:V:V:V:V\,.          !,:::::::_;;;;;;___;;;;___;;;;;;:::::|
    / へ    /ヽ   ヽ     ヽノ      )   ||::::::::::\:/:::::::::||   (        !,:::「 /._|乂X/ ヽ |::::|
   / /^ヽ    /^ヽ   ヽ     ヽ       )  ||::::(×):'':(☆)::::||  ( (.       」:::| |  | ・ i f´./   | |::::j 、
   |. | 0 |   | 0 |     |     i.    )三三)::::::::::(二二)::::::::::(三三 (      r⌒i  |   ̄| | /   /. |f┐|
   |  `- 6   `-′    |    |.     ) _ /::/ヽ/::::::\/ヽ::ヽ_ (       | f´'i  ヽ___|,,⊥__ノ j´`'/
   !               !    !    / |:::::|//|\:/|\\|::::| \.      ヽ/     `ー´   く/
    ヽ   /  ̄ ̄ ̄ \   /   /.    /   ヽ// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\:  ヽ    ∠_________二}
     \ \_ (⌒ヽ丿  /  /.     |   //、\__(二 二)__//\\ |      ` 、_      _,,,一'′
       ━━━6━━━━━ヽ、   ⌒ //   `-─--─-- ′   \\⌒        ̄ ̄ ̄ ̄

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

やる夫は口を挟む代わりに、目を瞑った。

657 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:22:04 ID:TKLH.oso
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         _____
   ウ   //∨∨∨∨∨ヽ
       |. |    ∪∪  |
   ウ   |__|    (@ (@ |、
      (d  へ   ⊂⊃  'ヘ                「―――――!」
   ウ   | i⌒\ /__!_\/^| |
    :   | | WW//WW\\| |       __
      __i\ヽ-//一⌒ー-\\  ⌒ )    /
    /  \ / / ̄ ̄ ̄ノ ̄ヽ\(    ) /
   /⌒ヽ   //  ̄ ̄ ̄  |  i (   ノ  ┌┴┐
   |   ( ` ⌒ )     |  |  ` ′     /
   |__| (   )      |_|           ツ
   |   |  ` ′      |  |
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                 /:: :: :: :: ::       、   ヽ
                /: :: :: :: :: :: : /:: ::    ',   ヽ
             / : :: :: :: :: :/!:: :: /:: ::  !
          ,':: :: :: :: :: /〉、| :: /! :: :: :: l
          !/! :: :: ::iフ´メミ、l|゙!:;!l:: :: :: :: ::
            l :: :: ,イl ヾ-''l !;' l|:: :: :: :: l ::   l
              レ:: :: | l      ! l_「l-!:: :: l ! :: ,'
    r―┬v‐ヘ/´l :: i'!   r、 ,  ヽソ!l:: レ' ::l ::/        「女にはエースナンバーはふさわしくないそうだよ?」
   /`V')ヾ)  ヽ,、!:::lヽ_  `   ,. イフ:: :: |├'         
_/ /   フ ! )   !l_!|;!、/  ̄ 77フ ::/ :: :: :;ィ ;!          
´/    てl )  ` l,レ-,=、.,l/ / : :: :: :: :/ ! l
_,,.-‐-、ヽ 「/)  ノ / !ト,..,‐、/::/ /:::::/ ,レ'
  、  ゙ヽ /  し‐' /!l/ 'ァ レ゙rv':/  /
   =、〈 y    c',-‐´ //、、 レ;イ
 __ __冫(l ,、     / /ァ ヾ!f! } ヽ、_
// /   )      tニノ /   { | }  ` `゙ヽ、_,,
      `フ   __,,.-‐'´ 〕  { | }/´lZ___,/    ,,..┐
、  |     ヾラ´ Yーヲ/゙r、  { | }l    ,,.ュァ―v‐' " /  /)

658 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:22:29 ID:TKLH.oso

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   ____________
 /               <
|                <
|      / ̄√ ̄ ̄Τ ̄ ̄
|     /    /⌒\|
| |⌒\/     |  ヽ||
| | ∂       \_」|                  「―――――!」
| \            ?__
|  /       ____/
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  |      ____/
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                 /:: :: :: :: ::       、   ヽ
                /: :: :: :: :: :: : /:: ::    ',   ヽ
             / : :: :: :: :: :/!:: :: /:: ::  !
          ,':: :: :: :: :: /〉、| :: /! :: :: :: l
          !/! :: :: ::iフ´メミ、l|゙!:;!l:: :: :: :: ::
            l :: :: ,イl ヾ-''l !;' l|:: :: :: :: l ::   l
              レ:: :: | l      ! l_「l-!:: :: l ! :: ,'
    r―┬v‐ヘ/´l :: i'!   r、 ,  ヽソ!l:: レ' ::l ::/        「女相手だと真剣さがなくなるから、
   /`V')ヾ)  ヽ,、!:::lヽ_  `   ,. イフ:: :: |├'          勝負にでてくるだけで邪魔だそうだよ?」
_/ /   フ ! )   !l_!|;!、/  ̄ 77フ ::/ :: :: :;ィ ;!          
´/    てl )  ` l,レ-,=、.,l/ / : :: :: :: :/ ! l
_,,.-‐-、ヽ 「/)  ノ / !ト,..,‐、/::/ /:::::/ ,レ'
  、  ゙ヽ /  し‐' /!l/ 'ァ レ゙rv':/  /
   =、〈 y    c',-‐´ //、、 レ;イ
 __ __冫(l ,、     / /ァ ヾ!f! } ヽ、_
// /   )      tニノ /   { | }  ` `゙ヽ、_,,
      `フ   __,,.-‐'´ 〕  { | }/´lZ___,/    ,,..┐
、  |     ヾラ´ Yーヲ/゙r、  { | }l    ,,.ュァ―v‐' " /  /)

659 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:23:06 ID:TKLH.oso

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          , ─ 、      / ⌒ \
        /    \   /     ヽ
        /   , -´  ̄ ̄ ̄ ─  、|
       /  /    , ───── \
       | /    /            ヽ
/  /  |/     /   ⌒\     /ヽ ヽ
  /   /    /     ヽ l /      ヽ l /  ヽ
/      l     /      / ⌒ヽ     /⌒ヽ   l
   / |    l      | (‘l |      |(‘l |   |       「―――――!」
  /   |    |     l     l   _ l    l  l
/  / l     |      ` ー ´   (二) ー ´  |
  /    l   l          ___       !
/  /  ヽ  ヽ     ヽ/´      l     /
  //   lヽ   ヽ      ノ─-、    ノ     /
//    /ヽ\ ヽ   /____ノ_ /   /
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      !::::: : : : : : : ::|: : : : :-ー 了''ゝ..、ー 、:::::::::::::: \,: :..|::ィ:./'レ'
     !: : :: : : : ::/´|!: : : : :l:.l:.:::::::{ ノ:;;jハ::´:::::::::::/ /::j: i/ノ      「そもそも、女が野球をやるのが問題なんだそうだよ!」
      〉: l!:::: : :.{ ィ!::: : : :.!:l!::|  `ー ´ ::::::::::::::ァえメィ/´
      ハ:l ::::::::メム::!:::::::ハ!` ///      、lじン::i:ハ
        l| ヽ ::::ハ:::!::::::| |!      r‐、_   //イリ l!
           V ヾ!::::::| l'         ` ー'  イ::: ' '
             ハ!: !  ゝ  ___ _, イ::::|::/
          ノ´ \ ヾ.   /'      |::://
    r v - < _      ヽ   /!      j/ '
  γマ_jr-、_ノrー、ゝ-、   \ヽL\
  f' /三/三三`~j 、ノ   , ィ'ニL!\\-v 、
  v' 三 / 三三 ゝー 1_} // /∧ヾ.\ > ム
 / 三 /三三三三「 | _!//  ! | ハ \!| } ノ

660 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 02:24:44 ID:4OS1HYac
ドラ美はマネージャーか、それとも男の娘かな?w

661 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:25:43 ID:TKLH.oso

音量こそ小さかったが、泣き叫んでいる様な声だった。
いや、実際泣いていたのだろう、叫んでいたのだろう。
蒼星石がそれを表に出す程、惰弱なタイプでは無いだけのことだ。
                _.____._
              .//: : : :: :: 、::\.゙ヽ
             ./: :/: : : : i、 : : ヽ、:\.
            /: :イ: : : : : : i、: : ::ハ::: :ヘ.
              i:: :i: :i: :::i:: :: :゙iヽ、:i:::i: ::ト.i
            'i::::i.::::i:::::i:::::i:::ヘ「´}i/!:/゙ `
                ハ::::i::::i:::::i:::::i:::::iハノ:! '┐
               ヘ:::i:::i::::,i::::ハ::::i:::/  ノ
              ハ::i.i!./|::/ 'i,/レ-<エェ┐
               レi/ .レ  '  イ   ヽ.\.
               〆ア.   .i       .ヾヽ、
               マ/フ    .i  i、  ヽ \\_
               /マ/フ   n.i  ハ    ヽ _ハ/
            / └‐-==ソ》ハ、i ヘ、 _._ .ヾ
            >、_,人_.ノソへノ\__!゙ ヾノ
             /   //::::::::::::::::::::::::::∧!.⌒´
             V   ハ::::::::∧:::::.__ノ >ゝ

だが、今の言葉は禄に話もしたことのない相手に話すような話でも、ぶつけるような感情でもない。
     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

今の蒼星石は”危ない”。
流石に、やる夫にだってそのくらいは解った。

662 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:26:11 ID:TKLH.oso

蒼星石の息使いは、興奮を抑えかねて最早病的ですらあった。
荒い息遣いに気付いたのだろう、蒼星石は喉元に手をやって、息を整えようとする。

               __,,,...,,,_
              f´ __,,,__ ~""''' ヽ
              ヤ'´__,,,__``ー-ュ,,_〉
             r'''´ ̄_,,._´~"''‐- /
             >'´~:::::::::::::::``ヽ.、``>
              /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
          /:::::::::::i| ト |、::::ヽ、:::::::::::::::.l
         f:::::::i ,::_,l,_ヾト、ヽ._,,ェ,,__:::::.i:::::!
         i|:::::/ノ _,,!;;;;;;;;ヽ;;;;_,,..,,_ヾ:::::!:::::j
         .l| ノ! l.fー-、;;;;;;;;;f⌒ヤヽノ:::::/
          !i .、ゝゞー' '''''''''''`ー'' ノィ::::/
           ヾ ト、k"" ー‐ ""イ´ノ
            ヾトri>ーr-‐‐i''´ノノュ、
           r'´>ヾ ,ィoニ´ ノ r'´`ヽ
           / く  //ノ|iヾ 、 r'  i !
          /  r' ((,イ|iト='ノ く    ! !

視線はやる夫から外さない。
瞳は、やる夫からの言葉を引き摺りだそうとしていた。

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/                    「・・・」
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

663 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:26:42 ID:TKLH.oso

長い時間が立った。やる夫はそう感じた。
息遣いは戻ったが、蒼星石はやる夫から視線を外そうとしない。

ため息をつきながら、やる夫は重たい口を開いた。

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (●)  (─ /;;/                    「落ち着いたかお・・・?」
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

             _____
            ┌<二三三三三≧
            ∨三三三三三三7
           ∨‐' ´ ̄ ̄二二ユ_
       r==ニ二ニ三三三三三二≧
          `ヽ三斗‐〒:: ̄`::.:‐<三/
.          /::.::/::;:: |l::.::.ヽ.::.::.ヽ::.::ヽ
         l::.::;':://:八::ト、::\::.::.}::.::.|           「いや?全然」
          |::.::レ':∠ -ヘ:ヽ`≦ニ|::.::.|
          ∨::.l:代j歹 \ 它フj::.}:/
         }:l::.|:ゝ       /:/:,'_ ,.‐ 、
          /人:ドヽ、_ r¬ 彡l::リl !   rf:ヽ
        ′ `ヽ _r┴ミ_T´レ' |/ |. ヽ,. ナ/ /
          rt<   /ニ7弌ー、 ? .!/ /
         / :.`ヾ、 く〈 //|ト、〉〉ハ 'ミヾ! ィ、
          /:.:/:.:.:.{ } ヽ/| |}{∨ |l:{|`~~~´ i
.         /:.:/:.:.:.:.:.{ }   | |}{| L |}{| 。   |
        /:.:/:.:.:.:.:.:.:.{ 〉   | lXト 〉|Y 。  /

軽い口調で蒼星石は言う。

664 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:27:57 ID:TKLH.oso

―目が狂ってやがる

やる夫は蒼星石が何故この対話にやる夫を選んだのかが、さっぱりわからない。
しかし、一応蒼星石はチームメイトだった。

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/                    「・・・」
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

求められても困るが、最低限の応対はしてやるつもりだった。

          Xイ ::ハ ゝ'、         /,:イ  ::::|:::::j      
           ヾ V!   , - = ヲ''  '´}:::! .::::;':::/
          `Tト.  ` ー '     /;イ .:i::/レ'         
               |i \        '´7 .:::ル′        
              l :::::>、 __.     ! ::/'´ヽ._ ,ヘ__..ィ、   
              リ! ::::i::ハ:!  _! /l:/    r-' /-!/`ヽ  
.              ', :::l'   「 レ'   !'    _〉、/ _ノ,:,:,:,:,:  
                ハ::::!  ,イ!「jト}!\    !_ / 7,:,:,:,:,:,:;: 
             ハjzY/ / { iト、  \  ヘ/ Y´,:,:,:,:,:,:,:;: 
               r' V/ / {`i´} ハ   〉 ,'´_j,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:  
              } ハV/ {`i´}  ヾ='   ! r',:,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:  

そんなやる夫のそっけない対応を、蒼星石はブチ壊してやろうと思っている。

665 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:28:31 ID:TKLH.oso

        〉 <三三三三三三三三三三三三三三〉〉
      , <三三三三三三三三三三三三三三三7/´
    〈 〈三三三三≧.イ"´ ̄   ヽ.    、   i`Y/
     \、三三=彳  i        、  '.   } ハ
       ヽ./  i  ハ \ 、     ヽ  '   ! .ハ
       / /   i/ /i ハ.  ヽ \、   ヽ  .   i i i
        ′  i′' j ' \ ヽ丶、\ ┼f ┼ :! :i i           「やる夫、一つ聞いていいかい?」
       i  i  / /_/_/__ ヽ \ >x≧f斗}  i i i
       l  |i / イノ∠_云ミ、  \、 イ_ぃハ 癶 / l i
       { ハノ´ 小 {_除F゚}      弋__ノ イ i  l l
       V i  \ ヽ 弋ノ          /i !  | !  __
         i i   ハ\_     '      ; --、// i´i⌒l  .r=i
         i l   l ヽ      r _ ヲ    ィ.|l⌒l l  | ゙ー '|  | L.」 ))
         l ト、  ハヽ >  _   _. イ/j/|.ー‐' |  |   |  !   l
         |l  } ./   ヽ>ヽハ`¨´ _⊥.|"'|   l   │  |. i   」  ,. -‐;
              i/ , v⌒ -‐' {_.  ´   i  !   l  _|   l. |  | /  //
             ,孑'"´ /_ノ7ー 、.   │ l   l、'´j、|   | }  |,.{  / ))
           /) /  // ハ 「ヽ }    |__,.ヽ、__,. ヽ_」   レ'   ;   /

逆上させても困る、面倒だが、ここはいいなりになっておくのがいい。
そう判断する。

    / ̄ ̄ ̄\
  /        \
 /    ─   ─ ヽ                           「別にいくらでもきくといいお」
 |    (●)  (●) |
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \

666 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:30:13 ID:TKLH.oso
             __ __
         ,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
       /:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
       ':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
      ':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
     .'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|               「やる夫、先に二ついうよ。」
     l:.:.|:.:.レナナ'‐  l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|
     |:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\´ _ゝ_ ` .:, .:.:.,'
     |:.:.ハ:.:|  辷'ノ   丶 イt::_iヾレ:.::.::,
     |:.:.:.:l:.| ::::::        ゞ-' !:.:.:.:.:イ
     l.:i:.:.:.|ヽ.    _  ′ :::::  ハ:..:./
.     |:l:.:.:.|:.:.\     ̄    イ:::::/
     ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、  _ ...ィ/:.:.レ:j/
    _ _ _ゞ\ー- 、   |:./レl:.:..:/
   _レーハヽ     ヽォ_ー 、. |:.:/
   /::::::::::つ    /,イjくヾ\'_
   /:::::::::::::::L   レ' //}ヽ.j\ヽ7

        ____
       /    \
.    /          \
.  /    ―   ー  \                      「ん」
  |    (●)  (●)  |
.  \    (__人__)  /
.   ノ    ` ⌒´   \
 /´             ヽ

聞いていいか?の後、言うよ?
話の順序が、おかしい。

667 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:30:49 ID:TKLH.oso
          / /.::;  .:; .:.:::;::/i .:.:.:.:.:::::::::::::::::.:.:.``ヽ、
        / /.:::;′,.::/.:.::://.::l::i .:.:.:.:::::::::::i:::i .:.:.:::::::.:.`ヽ __/
        ,' /.:.:;′/:/.:.:::/:/!::::|::ト、 .:.:.:.:::::::|::|::i .:.::::::::::::::.:「
         l/.:.::;'.:.:/./.:::ノ::/ |:::::|::ト、ヽ.:.::::::|:::|::|::| .:.::::.:::::::::::|
        |:l:::::l::::|:::レ':ナナヽ|:::::l::l\ヽ.:‐:十:|十!、.::::::::::::::/
        lハ::l::::|:::レ'´ ‐- |:::/l/  \::::::|:::|::|::| .:.::::.:::|:./    「ボクは君に、”うざいけど話くらい聞いてやるか”
            ',l::::|:::|  _  |/       `` ``7!.:.:::::.:::|/      なんていう常識的なチームメイトの反応は、
           ト、ト::ト、´ ̄`ヽ     ‐==ミ、 ./:!:.:.::::::::|      少しも期待していない」
            ヽ:|:::|::!             /./.:.:::::::::;′
              `l:::|::ト、    _`_      /::/.:::::::/l/
           |:::!.l.:::>、     `   ,..イ::/::::::::/
           |.::::::/:::/ニ>.--‐ <ニ7⌒:::::/   _ _
        ,r‐r‐- 、|::::/´l/  L_      /   |::/ ̄`ヽ   `」
       ノ:いぃ ̄|:/ヽ     `ーrrrt7′  l/    V ̄``
       レ'⌒.:いハ`ヽi     ノノ只〕ト、          i ‐1⌒
      /.:.:.:.:.:.:H.::〉ヽl     〈:::(ノ八ヽ)::〉       l ‐|.:.:.:

     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (ー)  (ー) \                        「・・・」
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

668 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:32:35 ID:TKLH.oso
             __ __
         ,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
       /:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
       ':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
      ':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
     .'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|
     l:.:.|:.:.レナナ'‐  l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|
     |:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\´ _ゝ_ ` .:, .:.:.,'             「あと、そういうチーム思いっぽい行動、
     |:.:.ハ:.:|  辷'ノ   丶 イt::_iヾレ:.::.::,               すっごく似合わないよ?」
     |:.:.:.:l:.| ::::::        ゞ-' !:.:.:.:.:イ
     l.:i:.:.:.|ヽ.    _  ′ :::::  ハ:..:./
.     |:l:.:.:.|:.:.\     ̄    イ:::::/
     ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、  _ ...ィ/:.:.レ:j/
    _ _ _ゞ\ー- 、   |:./レl:.:..:/
   _レーハヽ     ヽォ_ー 、. |:.:/
   /::::::::::つ    /,イjくヾ\'_
   /:::::::::::::::L   レ' //}ヽ.j\ヽ7


     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (●)  (─ /;;/                       「喧嘩を・・・売ってないで、さっさと聞けお」
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /


            | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ``丶、
            |   . : : : : : :        `丶、
            | . : : : : : : : : .          \
            | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄``丶、      \
        「  ̄ ̄ 二二二ニ ニ丶、   `ヽ、    /
        ! !             `丶、   \  /
        ', L__ __ ___ _       `丶、 V
           〉.:::::::::::::小:、: : : : ``丶、      `ヽ、
        /;.:.::.l.l.:::/i::l.:.:.ト、:.:.:.:.:.:. : : : :.`丶、     〉
          //.:.:l.:l:レ' i.:ト、;ト、:ヽ、:.:.:.:.ヽ: : : :: : : `ヽ、 /
       l/ i.:.:l::|´ ̄l.:l  ヽ仁lニミヽ.:.!::::::::::::::::.:.:.:.:.:「       「とことん冷たいね君は」
            VN:!行F::l   〒テテミヽ.::!.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.!
           l:1 少'リ  弋辷ソ l:.:.:!.:.:.:.:;.::::!.:.:::l::::!
           l:.l         /.:/.::::::/:::/:::/:l::;′
           l:.ト、          /,:イ.:.:.:./.:./.:./://
           l.:l:.:ヽ  `       ,'.:.:././.:./://
          l.:.:.:/ \_ _   イ.:.:/l´.:./l/
          l.:.:/     i   l.:./ 」.:/  ′
          |:/     _,ム _」/ ̄`L_
              ′ _,. イィ介:、       >ュ、
           ノ「フ7 l//iト、 ヽ     /_ノ.:.:.:.ヽ
          /7´ l L_//} ト、ヽノ    /_ノ.::::::::: ゙、
           〃   `7/ ,} l |     j 〈.::::::::::::.:.:. ',
           〃′  // ,} l |       j_ノ.::::::::::::.:.:.:. i
          〃′  l/  ,ノ l |     j_ノ.:::::::::::::::::.:.:.:l

やる夫を怒らせようとしているのだろうか?

期待した反応と異なったのだろう。蒼星石はつまらなそうな顔をした。

669 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:33:35 ID:TKLH.oso

           /.:::.:.:.           _ _ __   /
        /.:::::::.:.:.    ,. '"´.:.:::::::::::::::.:.:.:.:.く
        \.:::::.:.:.,..'´.:.:.:.:.:::::::::::::::::.、::::::::.:.:.:.:.ヽ
           ハ ,.ィ:.:.:.;.:.:.:.:ハ:::::::、、:::::::::.\:::::l.:l:::.:.:',
         |   V.:.:.:/_:_:/:ハ:::::トト、::::::::::::_ヽl.:|::.::.:.l
      ,rr┴-、 l.:.:/.:::./ナナト、:.\`ヽ<.::T:l::|::::::/         「まあいいや、じゃあ聞くよ?」
      ノノ ̄`ヽムレ':::.K.r=ミヽ \:::,.ィ云〒::l/.::/!
     l7´o   `い::::::i:iヽ辷ソ     辷ソ7.::::/::!
    /       い::::l::',      .;    /;:イ::/
   ./ o        り::::l:::|     _ _.   ノ.:::::::/
   /          ム:::::l:::| >      ,. イl:::::::/
 _/ o        /^7い:::::!   \`二フ`` リ:::/.、
   ̄``ヽ   /.;' .::} _ト、:!  ,.ィイ只ト.、  l:::ハ:.ヽ
        \_/.;' .:::〉 _」 ///.i,。{i:ト、:\l/!.〈::::.:.\::.、
         /.:;′.:::::〉 _」く V/7::|。{i::| V:/ i 〈::::::::.:. \`ヽ、
        , イ.:::;′.::::::::〉 _」 `"l:::|。{i:::| `"  i 〈:::::::::::.:.:. \::
      , イ.::l.::/ .:::::::::::〉 _」  |:::|。{i::::|   i 〈:::::::::::::::::::::.:.:

670 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:34:28 ID:TKLH.oso

       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        , ':: : : : : : : ::/: : : : : : : : ::/::: : !: : : : :: : : : : : : : : :\
     /: : : : : : : : :./: : : : : : : : :./: : : ハ. : : : : : : : : : :ヽ: : : :::ヽ
     .': : : : : : : : : ,. : : : : : : : :レ':::/: / !:ヾ\: : : : : : :.:!: : : : : :!
    !: : : : : : : : : ::! : : : : : : /ィ:::/   !::| \ヽ::: : : : ::!:: : : :l:::!
.     !:: : : : : : : : :::|: : :_ ,./´,/-―- ''、l:::::::: ゞ::、: :. :.l.: : : :イ.:!
      !::::: : : : : : : ::|: : : : :-ー 了''ゝ..、ー 、:::::::::::::: \,: :..|::ィ:./'レ'    「この前一緒にキャッチボールをした時、
     !: : :: : : : ::/´|!: : : : :l:.l:.:::::::{ ノ:;;jハ::´:::::::::::/ /::j: i/ノ       なんであんなに嫌そうな顔をしたの?」
      〉: l!:::: : :.{ ィ!::: : : :.!:l!::|  `ー ´ ::::::::::::::ァえメィ/´
      ハ:l ::::::::メム::!:::::::ハ!` ///      、lじン::i:ハ
        l| ヽ ::::ハ:::!::::::| |!      r‐、_   //イリ l!
           V ヾ!::::::| l'         ` ー'  イ::: ' '
             ハ!: !  ゝ  ___ _, イ::::|::/
          ノ´ \ ヾ.   /'      |::://
    r v - < _      ヽ   /!      j/ '
  γマ_jr-、_ノrー、ゝ-、   \ヽL\
  f' /三/三三`~j 、ノ   , ィ'ニL!\\-v 、
  v' 三 / 三三 ゝー 1_} // /∧ヾ.\ > ム
 / 三 /三三三三「 | _!//  ! | ハ \!| } ノ

         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //            「!?」
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/              (やっべ、顔にでてたかお?)
|     ノ    | |  |    \  /  )  /
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /  ←無自覚

671 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:35:29 ID:TKLH.oso

    /::::::::::::::::::::::::::::.....      |
   /::::::::::::::::::::::::::::.... _ -‐ 二>‐- __
.  /::::::::::::::::::::::::::::_ -‐'´_ -‐ ' ´          ̄ヽ
 /::::::::::::::::::::::; < , <              /
.〈:::::::::::::::::::/  /:::::::::...      _ - ‐ - 、 〈
 \::::::::/  /:::::::::::::.... , ‐ ' "´        `\
   \/  /:::::::::::.. , ' ´     l     \     ヽ
    `>'::::::::::.  /     . .l  |  i      ヽ    ` 、        「そんなに、”女”とキャッチボールするのが嫌だったかい!?」
    /:::::::::. /      |  .:::/ /、 |\  , -‐ ! :.. 、 !
.   /::::::::. ,.´:::::::.    | .::// _, V  _メ、_ i  ::: ハ !
   /:::::::.. /::::::::::::::.    |ー≠‐'´__ ヾ、 -≦ュ| ::::::イl l|     
   |___」::::::::::::::::::.   .l/_≦==z ヽ  {ミカ ! .::/リ ′
       |::::::::::,:::::::- ' ´ト、 \_弋;ノ      ̄ |'´|
       ∨:::::::':;::::::::::. ヽヽ   ̄     .l  |. |
       ∨::::::::':;::::::::::. `N    r-─ァ   / i、|
          ヽ::::::|::':;::::::::::.. ヽ    ` ´  /. / `
         \l、::、':;:::::::::. i     _, イ::;、/
           `l/∨ヾ、:./     l´    V l/
               r-V _    |__
         rニ´ ̄ヾ´    `>、_ソ_`ー一'、⌒i、
        _)/´ ̄`ミ、       / 只__ヽ   ヽ八_
          ( i::::::..  )ト、   / /,仆、ヽ\   ヽ )
.        _)|:::::.    Yゝ / / i ハヽ__〉 〉    }(_
       ( |:::::.    }(_ 〈 〈_/ /l .ト、_/     | _)
         )|:::::.     | ) \_ノ|;| |;|       |(


    /:::::::::  u\
   /    \,三_ノ\   ,∩__
 /:::::  ( ●)三(●)\ fつuu
 |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | |   |                     「んなことねーお!」
 \:::::::::   ` ⌒´   ,/_ |   |
   ヽ           i    丿
  /(⌒)        / ̄ ̄´
 / /       /

672 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:36:03 ID:TKLH.oso

蒼星石が、鋭く叫ぶ。

:... : : :/ : : :| : : : : : : : :トヽ:..ィ⌒l : ヽ\: : :.:\::ll! l!::._:: -=ァ:::.:::___:::::
:.:.:..:./:|: ! : :| : : : : :.:.:.:.:ト_:V∠:.|:.:.:.:.l:.:.:\:.::.::.:l! l!‐ _..=-‐ 二ィ /::::
/:.:.:.!l:.|:.|:.:.:.:lヽ:ヽ:.:.:.:.:.:.ヽ.    lハ:.l:.:.l:.l:.:、ヽ:.::.l! ‐ ´_..-  ̄/イ└ォ:::
:.:.:.!:|l:∧|、:.:.ヽヽ:\:.ト、ヽ\  j/|イ:.|:.::.__ノ7´ ,ィ L = 二イ:{_.イ /:::
:.:.:.|:|:l| ∧\:ヽ:ト\:.ド\ヽー イ\ }r^'´_ィ l! ー'  r=‐ 二イ=、j∠ィ:::
ヽ:.:!:トV{ 仆.、ヽト\ヽ〃 ソ仆}  }ハ  V イ ,.-┐ イ⌒!/  /:7_,7:::
、:.\ヽト {:{{:l{:外zイ八ドイ{:l{:刈 /イヘ r:7' /r=l!`l!:.l! 〃 /__:.{(::::::
:.\ト┬トヽニ斗彳  ̄ =`ミ゙く/_ イ{:.:.`l! ハ! l! |:l! l!=‐  ̄_..ィ:::::::
/:.lレ:ベヽ  ´ , ィ、__'__ ヘ、 ` /、小:ヽV! l!:.≧= ´ _ ァi::7´ }::.:::.::::::
|:.:|!ー- ':\  〈 Vーーl/}! /:::::` ー-l! l‐´  _,.-::.´l! |/ /  , ‐┐
|:.トヽ :::::::::::/ヽ.. Vヽ-- 'Vイ ヽ:::::::::::::::::l! _ ..イ }::__::.l! l! !_.::/  /:
ト:.!    ::/  ヽ  ̄ ̄  /  }:: ,・ トl! /::.::ノ ´ /_..! ´_.ィ::/  / -
{ トヽ   ト、         !  |::‘・;-イ l!/ _  l´/ _..=‐´ァ::./  //
.l |:::\  |  ー 、   , -‐ ´j: ,;.;j_イ_ イ:;| |::.7__ ..ィく_:/ // /:
|!::.  . ,ト、 ヽ丶 / /´ イ ; :, ;’|;/;,:::;:| |:::.:::.:::Ljァ' {__/::./ /::::
ヽハ::.  ,'ヽ.` ー ---‐ ´ / ,ォ,;:.:|;:;,;::.:::.::∨;;::.:::.:::.:::7⌒i::.〈__/:::::::


       ___
      /     \
    /  一'  `ー\
   /   ( ○)  (○)\
   i       (__人__)   i           (あれ、今顔変わったよね?)
   ヽ、    |r┬-|  /
     /    `ー'´  く
     i   丶 ヽ   ヽ   ガシャ
     r     ヽ、__) (_丿      , -っ ゚
     ヽ、___   ヽ ヽ  r. ― ┐ ー ュ '
     と_____ノ_ノ   | 茶. | 。, つ o
                    ` ー‐┘‐- ´。

673 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:37:06 ID:TKLH.oso

    /::::::::::::::::::::::::::::.....      |
   /::::::::::::::::::::::::::::.... _ -‐ 二>‐- __
.  /::::::::::::::::::::::::::::_ -‐'´_ -‐ ' ´          ̄ヽ
 /::::::::::::::::::::::; < , <              /
.〈:::::::::::::::::::/  /:::::::::...      _ - ‐ - 、 〈
 \::::::::/  /:::::::::::::.... , ‐ ' "´        `\
   \/  /:::::::::::.. , ' ´     l     \     ヽ
    `>'::::::::::.  /     . .l  |  i      ヽ    ` 、
    /:::::::::. /      |  .:::/ /、 |\  , -‐ ! :.. 、 !
.   /::::::::. ,.´:::::::.    | .::// _, V  _メ、_ i  ::: ハ !
   /:::::::.. /::::::::::::::.    |ー≠‐'´__ ヾ、 -≦ュ| ::::::イl l|
   |___」::::::::::::::::::.   .l/_≦==z ヽ  {ミカ ! .::/リ ′      「他に・・・他に何があるって言うんだい?
       |::::::::::,:::::::- ' ´ト、 \_弋;ノ      ̄ |'´|           結構期待してたけど、結局君も他の奴らといっしょだった」
       ∨:::::::':;::::::::::. ヽヽ   ̄     .l  |. |
       ∨::::::::':;::::::::::. `N    r-─ァ   / i、|
          ヽ::::::|::':;::::::::::.. ヽ    ` ´  /. / `
         \l、::、':;:::::::::. i     _, イ::;、/
           `l/∨ヾ、:./     l´    V l/
               r-V _    |__
         rニ´ ̄ヾ´    `>、_ソ_`ー一'、⌒i、
        _)/´ ̄`ミ、       / 只__ヽ   ヽ八_
          ( i::::::..  )ト、   / /,仆、ヽ\   ヽ )
.        _)|:::::.    Yゝ / / i ハヽ__〉 〉    }(_
       ( |:::::.    }(_ 〈 〈_/ /l .ト、_/     | _)
         )|:::::.     | ) \_ノ|;| |;|       |(

   ヽ 三_,. - " 三三三三__三三_三_三三三ヽ
    ,V´三三三,. -─' ´ :.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.ヽ 三 ノ
   |_三三 ,. イ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.::.::.:\:.:.:.:Y
   l _三:: ':.:.:.:/:.:.:.:.:.:l!:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:\:.:.:.:.ヽ:.::.゙
    ゝ三 |:.::./:.:.:./.:.:.ハ:.:l!:.:.: i -.- .、::ヽ:.:.:.:.!:.:.:|            「女だから女だから・・・ウンザリする!
     ヽll !:.イ::.!: ,. -,‐‐l:.i! :.: |  ヽ.:.:.::.:ハ:.:.:|:.:.:|             どうだった、女の球は。
        Y:.|!:.:.|:.:|:./_  !:|!、:.:.|  ,._=ー,、:.:ヾl:.:.:l             顔色変わるくらい不快な球だったかい?」
      l:.イ!:.:.l.:.レ =_.、ゝ ゝ!   ォ::::リ !:.:.:..|:.,リ
      ∨ V:.:イ! フ..ノ        ̄"イ:.:.:レ
        _ゞ.:.:ゝ"    、      イ:.:/
       イ ハ:.:ハ!-、   ー '   ∠:l:/
     /: :.l r'{ レ l ´`ー-、 __ イ  l!' `ーr⌒ヽ
     , : : : :フ! ゝ. _      \ /      ヒ ハ
     |: : : : ゝゝ   _>     ノr===,、    iト、〈: : ヽ
    人: : : : : \r‐'/´  ̄ `<.li!   |:!    !|_ノ : : :.1
   /: : : : : : : :「ヽ./ o     ヽヾ_ ノj  ノ`!  } : : : :|
  (: : : : : : : : : :: ン'        /!| ̄ r'__,-_、フ: : : : :.|
  ヽ: : : : : : : : ::L7         / !| r ´. .! : : :!` ! : : : |
    \: : : : : :イ        /.  !| |ゝー!`:‐::!: :| : : : :!

674 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:37:31 ID:TKLH.oso

           ! ニ二三三三三三三三三ニ l
           ', ニ三三三   '"´ ̄ ̄ ̄ ̄|
            ',ニ '"´  ,.  -────┴──┐
            V ,.  ニ三三三三三三三三二ニ 〉
           ノニ二三三三三三三三三三二二/
         / ニ三三 ,. ..:"´.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::.:.:.V
        く ニ三三 ,ィ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
          ヽニ,.ィ´.:.:.:.:/.:/ /.::/l.:.:.:.ト、.:ヽ.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:!
          V.:/.:.:.:.:V::/ /.:./ /:ハ::| \.:\.:.:l.:.::l.:.:|
            /:/.:/.:.:.:.V /.:ノ`メ、ヽl/   \⊥:l.::/.:. !
             |.:l.::ハ.:.',.:.:Vノ ィ行ミヽ    仁ミ V:/.:.:.:.|        「!―――
             |.:|.:トぃ.:',.:.:', ゝ廴ソノ    1りノ/.:.:./         違うか、いい球だったんだ!
             |.:|.:l.`ト、:ヽ.:.、 , , , ,   .:、 , , イ;.イ           いい球だったから、君は女に負けてると思って―
           N/l.:.l:.:.\:.::.\   、_ _,   ,.イ::l/
                |人..:::ト、:l\|ヽ    ,. イ.:/.:.l
              \l _ハ    `丁 `ヽl/.:./
             , ィ´  L_  _/  ,   |/
            ノ(  V/   `Y´   /  ,rく⌒L_
           /l.:.:.:) リ  /`7介ヽ  ′ / /.:.:.:.:V
            /.:l.:.:(``y' /〃〈〈ハ、:.\  /`7.:.:.:.:.:.:',
         /.:.:l.:.:.ノ`y /.:/.:.ハ.:.l \.:.:V `7.:.:.:.:.:.:.:.:',
           /.:.:.:l.:.:ト、y'/.:/.:/~i/.:.:l  1.:/`7.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:',
        /.:.::::::l.:「`7 V.:/~~i.:.::/L_ノ/ /.:.:.::::::::::::::::.:.:.:',
         〈.:.::::::::l.:.:y′/.:/~~ i:.:/ `ー'レイ.:.:./⌒ヽ!.:.:.:.:.:〉
          \.:.:「`ヽ /.:/ ^~7.:/  ノ j.:.:/   /.:.:.:.:/

    _.. ‐'''''''''''' ‐ 、
   ,r'        \
  /_,ノ  ,,       ヽ,
  ( о) ミ ヽ、,,,_    ..i                         「黙れ」
  i.   ミミ( ○)    .|
  \(_入_ノ      /
    ノ__,,/,____/
    ./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
    |ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
    |^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
    |^::::::::::::::::::::::|::::::::::|

675 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:37:50 ID:TKLH.oso

          _, -‐ ' ´ ̄ ̄ ¨ヽ
       , -'´:. :. :. :. :. :. ___」
     /:. :. :. :. _, - ' ´ ,r'´ ゙̄ヽ
    く:. :. :. :, -' __, -‐ '´____|
     ヽ/_, -'´, -ォi'¨´  \ ヽ \
      ,ゝ':. :./  /|lト、   ヽ \ ヽ ',                   「黙らないよ?
     \/    |-!|ー\、  \ ト、! i                    最後くらい思いっきり自分の言いたいことを言うんだ。
  ミ ミ ミ : :!: :i:: lz=≡   ≡z. {: !l     ミ ミ ミ           そのくらいいいだろ?」
 /⌒)⌒)⌒.ハ :_ト:とつ \\\ C V     /⌒)⌒)⌒)
 | / / /: lヽ:|  \ヽ __,.   }l (⌒)/ / / //
 | :::::::::::(⌒) : :}\  /   1  // ゝ  :::::::::::/
 |     ノ ヽ lY `  {_  _,ノイ|://  /  )  /
 ヽ    /   ヘ,、   _「    l/!'   /    /     バ
  |    |   l||l 从人 l||l.!::|イ:::ヽ_./ l||l 从人 l||l  バ  ン
  ヽ    -一''''''"~~``'ー--、/:::::イ;  -一'''''''ー-、    ン
   ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ):::/}  (⌒_(⌒)⌒)⌒))

その言葉を、やる夫は聞きとがめた。

         ___
      /)/ノ ' ヽ、\
     / .イ '(●)  .(●)\
  .  /,'才.ミ).  (__人__)   \                      「・・・―最後?」
  .  | ≧シ'   ´ ⌒`     |
  . \ ヽ           /

676 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:38:17 ID:TKLH.oso

やる夫のその言葉で、蒼星石の過剰な興奮は一気に冷えた。
そのとたん理性が自分の言葉に急ブレーキをかける。

     ヽ‐'"´      . .:.:.:.:.:::::::::::::::::::::.ヽ
     <´         _ _.:.:.:.:::::::::::::::::::/
      \   ,   '"´      ̄  ̄``<
        `y'´ .:.:::li  、        ヽ.:.:.ヽ
      /  .:.:.:,:ji| .:::|、  、 .:.:::ヽ1.::l:::::l:.',
      ,/ , /l l.:.:::/:::ハ:::l ヽ、_ト、_.:::::l:|::|:::::l.::|
    / //.:i |.::/::/-‐''`′  >=‐,:リ::|:::::|:::!
     |::l.:l.:.:|::!/::/z=ュ、   ´7じソ^!:::|:::::|/                「そうだよ?」
    N .|:::;V:.:::{ヾ{じソ      `゙´ |::;レ'´ ̄`ヽ
      ヽトト|::::::':.. , , ,  ′   ' ' ' j/      )
         `|.:i .::.ヽ   ー    , イヽ  入_ ( __r─-、
        l/| .:::.::.> 、 _ , イ,r'‐‐' /.::::.:.``ヽ    )
         |.:::/:::/V,r'"´l/爪、 /,. .:.:::::::::.: 、.::\ (
         |:/^l/ /    ,ィ介〉l/.::/ /  .|.:.:.:.!.:.:.::ヽ `ヽ
         '′ └r-、 /VネV 〉/ /  .:::|.::::::|:::::::.:.:゙.、 ノ
               」::ノj l;ハ」/:,′  .:.::::!.::::::|::::::::::.:.:.リ
            (      `^V/   .:.:.::::::::::::::|::::::::::::::::ト、
             , イト、_ ヽ ,//  .:.:.::::::::::::::::::l:::::::::::::::::i:.:ヽ
            /.:/ .:::( ゙y′  .:.:.::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::::.:.\
            (^ ソ .:.:::::`y' , -─‐- 、:::::::::::::/i::::::::::::::::|::::::.:.:.:.

言って、楽になりたかったのかもしれない。

―言うな―

理性がそう告げていたけど、鬱屈した3年間の感情が、止まらなかった。

          ,/ / /    /   , /!  ,!                ヾ、;;;;;;;;;;;;;;/
         /,イ /  ,   /  / / |  | l     \   |         \/
        i/l ,:.  !  / ''´,.ィ_/._ | ,/| |i \     ヽ.  |         ,
         |l | i::|  j// ̄/ ̄ |│| | \-、-- 、 ヾ./l!  i: |!.    /
         |! |_,ィニ イ |    ̄ `  | | ヽ,   \\、. . i: :;|  ,. |::!  , '
         ヾ   |│ ___-  | |   \´ ̄ヾi `ー、i/  / !::ヽ. /  「ボクはもう、野球をやめるんだ」
          \,ハ, 、`´ ̄ `   ヾ     -__    /  /  i:::::::/
           |!:::::トゝ        \  ´  ̄ ヽ /  イ  i:::::,
           |!:::::ヽ.     ヽ           /,.イ:::|  ,:::/
           |!::::::::::\    、 _        ,//:::::/ /:/
            jイ:::::::/::| \          ., イフ|::::/ /|/
     r‐r 、._   |!:::::/ V´ニ=\    _  イ r レi/〃/ /
     _j::::|r- 、`ニ'ヽ::::|   \/  ̄    /::/  イ:/ ,/ _, -、_
   /フー L_j    \     \    /:/    //`ーl  ´ ̄ヽ
   i/三三ゝ/`!         _ >-r‐iL___       |   ー┘
  /三三三三三|       /;;;;;;;;;;イ;;;;;;ト、;;;;`;.、     |     |

677 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:39:20 ID:TKLH.oso

自分で口にした、その言葉で蒼星石は固まってしまった。

やる夫がため息をついた。
小さく首を振って、ようやく言葉を見つけたかのように、ボソボソと口を動かし始める。

          / ̄ ̄ \
.      /       \
.      /  _ ノ  .ヽ、_  \
     |  (ー)  ( ●)   |
.     \  (__人__)   /
.    , '´7::::|.7 「i .}::::ヾー、
    |ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ             「ようやくわかったお・・・」
    |:::i::::::::lニト i | |.,|ニl:::::::::i:::::|
   /::ハ:::::::lニ|::\/:|ニl:::::::::|::::ヽ
   〉:::::|::::::lニ|::::::||:::::|ニl:::::::::|::/::|
.   i::::::::!::::::::::|::::::||::::::ヽ_::::::::!::::::::|
   |::::::::r::::::lニ|::::::||:::::::::\::::_}:::::::::〉
  〈::::::::|:::::::::::|::::::||::::::::::::::Y |ソ::::::::|
   |:/:|::::::::::/===l=====::l_人:::/
   |i::::,-、:::::/::::::::::|:i::::::::::::::::|:::::::|/
   \|_/ヽ/::::::::::::i_:::::::::::::::::|〉.イ
.    ハ::::::::::::::::::/、::::::::::::::::i´|/
.     i::::::::::::::::! !:::::::::::::::|
      |::::::::::::::|.  i::::::::::::::|
.      i:::::::::::::i   i::::::::::::|
      |::::::::::::〉.  {::::::::::::|
      |::::::::::::|   |:::::::::::|
      |::::::::::::| .   |:::::::::::|
      |:::::::::::::|   |:::::::::::::}
      |____|    |___|
     , -'´::::::::::}.    {:::::::::ヽ-、_

678 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:40:11 ID:TKLH.oso

    /::::::::::::::::::::::::::::.....      |
   /::::::::::::::::::::::::::::.... _ -‐ 二>‐- __
.  /::::::::::::::::::::::::::::_ -‐'´_ -‐ ' ´          ̄ヽ
 /::::::::::::::::::::::; < , <              /
.〈:::::::::::::::::::/  /:::::::::...      _ - ‐ - 、 〈
 \::::::::/  /:::::::::::::.... , ‐ ' "´        `\
   \/  /:::::::::::.. , ' ´     l     \     ヽ
    `>'::::::::::.  /     . .l  |  i      ヽ    ` 、
    /:::::::::. /      |  .:::/ /、 |\  , -‐ ! :.. 、 !
.   /::::::::. ,.´:::::::.    | .::// _, V  _メ、_ i  ::: ハ !
   /:::::::.. /::::::::::::::.    |ー≠‐'´__ ヾ、 -≦ュ| ::::::イl l|   「何がさ?」
   |___」::::::::::::::::::.   .l/_≦==z ヽ  {ミカ ! .::/リ ′
       |::::::::::,:::::::- ' ´ト、 \_弋;ノ      ̄ |'´|
       ∨:::::::':;::::::::::. ヽヽ   ̄     .l  |. |
       ∨::::::::':;::::::::::. `N    r-─ァ   / i、|
          ヽ::::::|::':;::::::::::.. ヽ    ` ´  /. / `
         \l、::、':;:::::::::. i     _, イ::;、/
           `l/∨ヾ、:./     l´    V l/
               r-V _    |__
         rニ´ ̄ヾ´    `>、_ソ_`ー一'、⌒i、
        _)/´ ̄`ミ、       / 只__ヽ   ヽ八_
          ( i::::::..  )ト、   / /,仆、ヽ\   ヽ )
.        _)|:::::.    Yゝ / / i ハヽ__〉 〉    }(_
       ( |:::::.    }(_ 〈 〈_/ /l .ト、_/     | _)
         )|:::::.     | ) \_ノ|;| |;|       |(

なんとか答えたが、蒼星石の声は震えていた。

679 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:41:32 ID:TKLH.oso

       , ―――― 、
     /  _ノ ' ;、ヽ_ \
    /   ( ●)  (●) \
   /      (__人__)   )                  「初めて女のヒステリーって奴を味わったお。
   |      / | | | | |ゝ   ノ ,.、,_ ,..._              貴重な体験だったお」
   _ヽ、   、`ー―'´,)r‐ァ‐''"/ _/ >-‐ 、
  '/ / \     ̄ ̄ (゙\`マ -‐ト-.r '`';ーく__\
, '/  '、   ゞ  __ ,ィ ヽ \\ ,)/ ノ / ノ
/    `' ーァ、  ;;:/  / ̄iヽ `々゛  、   /
       | ヽ  ;ノ 〈  ',ヽ `、  :i ノ    |
       l  \    ヽ /, \l    ! /   |
       ヽ ,、 -〉  , --〉/⌒i'ハ    ;      ト、
   ;     |  \  /_ノi\l ',\ ヽ,    ! \


蒼星石の瞳に、また激しい感情が点火する。


          / /.::;  .:; .:.:::;::/i .:.:.:.:.:::::::::::::::::.:.:.``ヽ、
        / /.:::;′,.::/.:.::://.::l::i .:.:.:.:::::::::::i:::i .:.:.:::::::.:.`ヽ __/
        ,' /.:.:;′/:/.:.:::/:/!::::|::ト、 .:.:.:.:::::::|::|::i .:.::::::::::::::.:「
         l/.:.::;'.:.:/./.:::ノ::/ |:::::|::ト、ヽ.:.::::::|:::|::|::| .:.::::.:::::::::::|
        |:l:::::l::::|:::レ':ナナヽ|:::::l::l\ヽ.:‐:十:|十!、.::::::::::::::/
        lハ::l::::|:::レ'´ ‐- |:::/l/  \::::::|:::|::|::| .:.::::.:::|:./   「”女の”ね。
            ',l::::|:::|  _  |/       `` ``7!.:.:::::.:::|/     ずいぶん嫌な言い方をしてくれるね」
           ト、ト::ト、´ ̄`ヽ     ‐==ミ、 ./:!:.:.::::::::|
            ヽ:|:::|::!             /./.:.:::::::::;′
              `l:::|::ト、    _`_      /::/.:::::::/l/
           |:::!.l.:::>、     `   ,..イ::/::::::::/
           |.::::::/:::/ニ>.--‐ <ニ7⌒:::::/   _ _
        ,r‐r‐- 、|::::/´l/  L_      /   |::/ ̄`ヽ   `」
       ノ:いぃ ̄|:/ヽ     `ーrrrt7′  l/    V ̄``
       レ'⌒.:いハ`ヽi     ノノ只〕ト、          i ‐1⌒
      /.:.:.:.:.:.:H.::〉ヽl     〈:::(ノ八ヽ)::〉       l ‐|.:.:.:

       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\                    「あ?関係ないやる夫に散々当たっといて、
  |   (__人__)      |                     なにいってるお?
  \ ヽ|r┬-| /   /                      ヒステリーじゃなかったらお前はただの社会不適合者だお」
  /   `ー'´      \

680 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:45:32 ID:TKLH.oso

                         / // _,, -─‐- 、
                        /‐''´/''´::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
                   /  /::::::;;:::::::::::;:::::::::::\:::::::::::::\
                    /、_/:::::/::::::::::/::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::ヽ
                  /ヽr‐/:::::/::::::::::::::::!::;::i::::::::::::::::::::ヽ::::::::::、:、:゙、
                ,-‐' / //:::::/:::::::::::::/::l:::i::::l:::::::::::::、:::::::i:::::::、::i::|、:|     (それを君が言う?)
            _,,/ _,,/  // l::::::i:::::::::::::/::/ |::|、::ヽ:::::::::::ヽ::::|:::::::i:::l::| !|     「関係ない?違うだろ!
          , -‐_´,,、 |/ _  !| |::::::|:::::::/::/_ ゙、ヽヾ::\、::::::|;;:i:::::::l::j|:::| |!     君とボクは同じチームのチームメイトだ!
        / /////_,/ i! |:::::::|::::;;{ !/__\ \、 `>_二j:;':::::!/ l::j i      それなのに、君たちはボクを―」
     / /////,.、/ / /;|::::::::}/|〈゙、ヽ、辷>` ヾ;, '{_,ン゙/::::::::/、/'゙,、,、
  / /////_r'゙,-、>'‐┐〃゙!:::::::|:::{ ヾ、       ,.   _/:/::::/-< ̄`ヾ〉、_
 / /.////, ノ _ノ゙'/ ̄  ̄`ヾ、::::|、|`iーヽ    _ '.._ ´/,r'': ̄ ̄::`ヽ‐、_ _>> _,,,,,_
./ /./// / /ノ'゙>{ /        `ヾ、:;lヘ|ヾ''ー_-_,,=-‐゙:::::::::::::::::::::::::::::::\>‐'''´::::::::::::::ヽ
| 〈_/'´/  {_ノ´ /〈 !            `ヽ,f_r''ヽ`>''''ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::}
|  _,,/、    /_r゙ノ            / _,,>''フ´    }::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::(
ヽニ ┴ 、二ニ-‐| / O               !     /      !_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::`::ヽ
         < ̄`ン、 __O   O   |           _>、_::::::::::::::::::::::/ ̄;〉:::::::::::::::::/
         ` ̄ `ー''ヽ__バ ̄/_7=ニ7´ヽ、    __,, -r‐r<´::::::::::::`ヾ;; ̄`';;;;'';;;;;;;;;;/:::::::::::::::/
               〈::::: ̄::::::::::::::::::::::::/>、_ノ  /ノ/ソ ヽ;;_;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;/──''ヾ、::::::::/
                   ,┤:::::::::::::::::::::::::::_〈/     /〉>/    〉;;;;;;;;;;;;;;::|        ̄
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           / 〈     ̄ / _l/     /_j r'/    〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|


       ____
     /⌒三 ⌒\ 
   /( ○)三(○)\        
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\           「やる夫にチームメイトなんていないお」
  |     |r┬-|     |       
  \      `ー'´     /


        _, -‐ ' ´ ̄ ̄ ¨ヽ
     , -'´:. :. :. :. :. :. ___」
   /:. :. :. :. _, - ' ´ ,r'´ ゙̄ヽ
  く:. :. :. :, -' __, -‐ '´____|
   ヽ/_, -'´, -ォi'¨´  \ ヽ \
    ,ゝ':. :./  /|lト、   ヽ \ ヽ ',
   \/    |-!|ー\、  \ ト、! i
     l:::: i:: l┬::cr ヽヽ┬crl| l      (斜め上にまいりまーす)
     l:::: l:: l l:::::::j     l::::j {!|
     ';:::l ト:⊂⊃‐       ‐⊂: !
      '、:ヽ:| ヽ|      _   ノ l
        ヽ lト、          / /
         l ト从 ー┐ r‐:::イ:/::/
         ヽ| Vィ´ {X}ikゝ、__∩_
            /: i_lil__|::::;ノ  |}__E}
          i: : :l:::::ヒj::l」´ ̄ ̄´
           /ーイ::::::i::::l

681 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 02:46:42 ID:wzlmf6Ic
ちょっとワロタwwww

682 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 02:46:52 ID:4OS1HYac
「やる夫にチームメイトなんていないお」
立派な社会不適合者だw

683 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:49:34 ID:TKLH.oso
       ____
     /   ノ( \
   /  _ノ  ヽ、_ \            「第三練習場なんてただの練習場だお?
  / ノ( ●━━●   \           ここにいる限り2軍の試合にもでれないんだお?
  |  ⌒ (__人__) ノ(  |           チームすら組めないやる夫達は、チームメイトなのかお?」
  \     ` ⌒´   ⌒/


       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \            「それともお前はここにいる奴らと仲良くチームになるつもりなのかお?
  /(●)三(●))   .\           馬鹿かお?馬鹿なのかお?馬鹿なんですかお?一生ここで野球やんのかお?
  |   (__人__)      |           とっととこんなとこオサラバして上に上がらなきゃ、何の意味も無いお?
  \ ヽ|r┬-| /   /           そんなにみんなと仲良くなりたきゃ」
  /   `ー'´      \


::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ  .ヽ
:::::::::::.... __ ..丿   ヽ              「草野球でもやってりゃいいお・・・
:::::::::::...    ヽ   .ヽ              やる夫は遠慮しておくお。やる夫は1軍で勝つためにプロになったんだお。
:::::.._ ノ ヽ.____丿   .丶            楽しく野球するためにプロになったんじゃねーお・・・」
::::::::::::::.... ..::ノ      .)
:::::::::::..   ../       .ノ
:::::::::.⌒ "       ..ノ
:::::::::::::::::....    ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./

684 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:51:02 ID:TKLH.oso

              r─────-、、
                |          .:.:.::::.`ヽ,
                |____.:.::.:.:.::::::::::::::/
             _ノ_____  ̄``丶、/
        r'´     _ __ _  ̄``丶〈_
        ヽ,. .:.:.:.::::::::::::::::、::::ー- 、  \
        /.:,.::::::ハ:::::ヽ::.ヽ::.\.::ヽ:::.\/   「いや・・・一緒にやってんだからもっと仲良くさ・・・
         /::/.::::::|:::ト、:::::仁ニーミ:::|:::::::::|     みんなで野球を楽しんで―」
          |.::|.:.::|_ノノ´`ヽ` ◯ `1::|::::::l::|
          |.::|:::::K´ ◯      |//::/:/
         ヽト、::::ヘ         /::/:/
            ``1:ヘ  r─っ , イ::/,イ
           |/|.:::>r‐r<  |/イ´
                |.::/^l/l:/_/⌒ヽ
                |/ , ィ´y'´   ,r=ヘ
              // /介1  ,fj.:.:.:.:::.\


       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \ 
  /(●)三(●))   .\             「それはお前の希望で、やる夫にはなんの関係もねーお。
  |   (__人__)      |             
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \

やる夫はぶった切った。

685 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:53:07 ID:TKLH.oso
       ____
      /      \
     / ⌒  ⌒   \
   /  (ー) (ー) /^ヽ            「それに・・・」
  |   (__人__)( /   〉|
  \   ` ⌒´  〈 / ⌒^ヽ
―――――――― \ _ _ _ )

       , ―――― 、
     /  _ノ ' ;、ヽ_ \
    /   ( ●)  (●) \
   /      (__人__)   )          「おめーがそれを言うべきなのは、やる夫じゃねーお。
   |      / | | | | |ゝ   ノ ,.、,_ ,..._      お前が、一緒に楽しくやりたいとおもっていた奴らにいうことだお。
   _ヽ、   、`ー―'´,)r‐ァ‐''"/ _/ >-‐ 、 それをやる夫にいってるからヒステリーだって言ってんだお」
  '/ / \     ̄ ̄ (゙\`マ -‐ト-.r '`';ーく__\
, '/  '、   ゞ  __ ,ィ ヽ \\ ,)/ ノ / ノ
/    `' ーァ、  ;;:/  / ̄iヽ `々゛  、   /
       | ヽ  ;ノ 〈  ',ヽ `、  :i ノ    |
       l  \    ヽ /, \l    ! /   |
       ヽ ,、 -〉  , --〉/⌒i'ハ    ;      ト、
   ;     |  \  /_ノi\l ',\ ヽ,    ! \

       ____
     /⌒三 ⌒\
   /( ○)三(○)\              「・・・プロは・・・戦うところだお!」
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /

686 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:53:34 ID:TKLH.oso

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.          /⌒\    , ─ 、                               \  /:\  /ヽ     /|
         /___ヽ /   ヽ                            !,:::::::..\|:::::::::..\|:::::::..\_/::,!
      /  ̄      ̄ ヽ.    i          , ────-.            !,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,!
     /  ̄ ̄ ̄ ̄ \     \  .|.        //V:V:V:V:V:V\,.          !,:::::::_;;;;;;___;;;;___;;;;;;:::::|
    / へ    /ヽ   ヽ     ヽノ      )   ||::::::::::\:/:::::::::||   (        !,:::「 /._|乂X/ ヽ |::::|
   / /^ヽ    /^ヽ   ヽ     ヽ       )  ||::::(×):'':(☆)::::||  ( (.       」:::| |  | ・ i f´./   | |::::j 、
   |. | 0 |   | 0 |     |     i.    )三三)::::::::::(二二)::::::::::(三三 (      r⌒i  |   ̄| | /   /. |f┐|
   |  `- 6   `-′    |    |.     ) _ /::/ヽ/::::::\/ヽ::ヽ_ (       | f´'i  ヽ___|,,⊥__ノ j´`'/
   !               !    !    / |:::::|//|\:/|\\|::::| \.      ヽ/     `ー´   く/
    ヽ   /  ̄ ̄ ̄ \   /   /.    /   ヽ// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\:  ヽ    ∠_________二}
     \ \_ (⌒ヽ丿  /  /.     |   //、\__(二 二)__//\\ |      ` 、_      _,,,一'′
       ━━━6━━━━━ヽ、   ⌒ //   `-─--─-- ′   \\⌒        ̄ ̄ ̄ ̄

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             ,、 -──‐ ─- 、
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      ,/.:.:.:j.:|.::ト、.:.:.:.:.:.:ヾ:i.:.:.:|.:.:.:.:.! .:.|::::::::::::|
      i.:.:/川.:.:iト.\.:.:.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.!:.:.l.::::::::l:::!
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      |/ ヽ!`ヾ:ヾ!弋tテナ !.:/!.:.:.:.:|.:/{、.:::::l            「―――!」
           ``ソ     l/ |.:.:.:.:l/  \,!
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                \ _ ,ノj.:.:/ , -‐─- 、 \
                    ノヌ_}7! ,/.:.:.:.::::::.:.:.:.\ \
                ,f仄_}7 /.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.\ |
                ,f仄_}7 /.:_:_:/::::::::::::::::l:::::`i
               ,f仄_}7レ'´.:.::::::::::::::::::::::::/::::::::|

687 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:54:46 ID:TKLH.oso

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     | ::::::::::::::::::/     ::::/ i/   /  i   :::: \     ,. ヽ
     ` …- 、/      :::::i-'―/-/..__  ヽ \ :::::::ヽ.   l::::  ',
          '::  /    レ ' ィ /___-`ヽ \ \::::::::丶 |:::::   .
         |:::  i  ー…丁イ´ヽ fィ弋バ   ` ー\-:::  |::::::::| |
         |:::  |  i   ::::: l   _ゝフ'       ォ=、ヾ:::::Y::::::ハノ   ハッ!?
         |:::::::::......i:...  :::::ヽヽ          iハ::ハ!ハ:::::l::::/
         ∨:::::ヽ:::ヽ:::::::::::::|\       _ ' `  ∧':::::レ'
          . :::::::::\ ::::::::::::|         / ∨    レ::/
            N::::::::::::::ヽ::::::::|         `ー′   ハ::l
            V小::::V!::::::| 、            イ! V
                V !:::::リ       _ ..  イ∧:::!|
              /⌒!::/、    /        ∨
             /    '′ \  /
        _ √_V `i         >-、
      f/⌒r--、ヽVヽ      /::イ:「_}ヽ
        /:: ̄::⌒)l│ l〈     /::/1:|._}:|∧
     /::::::::::::::::(j.ノ │l    /:/ |::|._}:|  \


        \:::;イ '   、       ヽ `ヾ;:;:;:;:;:;:;.ヽ
        /  , :!:i トヽ、 `ヾ.、 __.. :. V  ::::V;:;:;:;: 〉
         , ' .:' .;' :ハトヽ`ヽ`z≦=ァ  ::::l   :::::V /
.        /イ.:i :/::メ、_! \ ´'トfj l `Y :::l :. :::::::「       
.      ' l.::|レ'.:イrfij.!    ヽゝ‐'   ! ::;' ::::i::::::}       
          Xイ ::ハ ゝ'、         /,:イ  ::::|:::::j       「話をすり変えたね!?
           ヾ V!   , - = ヲ''  '´}:::! .::::;':::/        ボクが聞きたいのはそんなことじゃない!
          `Tト.  ` ー '     /;イ .:i::/レ'          君はあのキャッチボールの時、確かにボクに不快感を抱いた!」
               |i \        '´7 .:::ル′        
              l :::::>、 __.     ! ::/'´ヽ._ ,ヘ__..ィ、   
              リ! ::::i::ハ:!  _! /l:/    r-' /-!/`ヽ  
.              ', :::l'   「 レ'   !'    _〉、/ _ノ,:,:,:,:,:  
                ハ::::!  ,イ!「jト}!\    !_ / 7,:,:,:,:,:,:;: 
             ハjzY/ / { iト、  \  ヘ/ Y´,:,:,:,:,:,:,:;: 
               r' V/ / {`i´} ハ   〉 ,'´_j,:,:,:,:,:,:,:,:,:;: 
              } ハV/ {`i´}  ヾ='   ! r',:,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:


    _.. ‐'''''''''''' ‐ 、
   ,r'        \
  /_,ノ  ,,       ヽ,
  ( о) ミ ヽ、,,,_    ..i
  i.   ミミ( ○)    .|                    「・・・おう、確かに抱いたお」
  \(_入_ノ      /
    ノ__,,/,____/
    ./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
    |ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
    |^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
    |^::::::::::::::::::::::|::::::::::|

688 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:55:27 ID:TKLH.oso

        /::::::.:.:.:.:.              |
       ./:::::::::::::::::.:.:., .-────‐-、|
      〈:::::::::::.:.:,r'"´  _   -─‐─‐-L_
      ヽ::::.:/ , -'"´              \
       Vr'´.:::::::::::::.:.:.,   - ─‐──‐‐- 、/
       /.::::::::.:.:.:.:., ィ:7::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.、:::.:.<
      \.::::::::::,ィ.:.:/:/::ヽ:::::、:::::::::::::::.、:.:.:.ヽ:.:.\
       \,::イ::|::/:/.::::::ト、:::ヽト、::::::::::i::l:::::|:::.:.i::|
          i.::i:::|/ー-、/ \::.\`> -‐'':|:::.:.|::|       「やっぱりそうだ!君はボクが―」
           |:::|:::!/:::::''ー==z、 ヾ:、´,、-=ュ!::!::::::l/  r‐ 、
         l:、!::ト、::〈ヾ_トッツ    〈じソ7l/:::/:/  !   |
            !::ヽ:::`:、. , , ,    ′ , , , , /.:/:/  /   !
         ヽ.::ヽ:::.\    r ┐    /:,:::イ  /   /
            \ト、:::::: .、  ー′ , イ:::/l仁ニ7   /⌒ヽ
             \Nト> ー‐<'´ ̄17.:.:.:ノ   ,イ!  ノ⌒!
              _ノイ厂   (´ ̄ `ー'   イソ  /  /ヽ
              /イ夊刄   `ゝ─-、    > -‐< _ノ /
           ,イ7!ノネ;l/;/  /ソ.:.:.:.:〈/ 「ヽ ̄`ニ   >、/ヽ
             /ノj 〉;/,};;;/  /j}.:.:::::::::::i  \`Tにコソ´`Y^7
          /.ノj./;/j} |;;|  ,/ソ'.:.:.:::::::::::|    \。〉仁ここソ
            /::ノj l;/ j} !」 /j}.:.:::::::::::::::::| ___, イニニ7'´ ̄
          ,イ:〈/   _j}  , イソ'.:.::::::::::::::::::j /.:.:::::::.:.:.|


       ____
     /⌒  ⌒\
   / 《;・;》  《;・;》 \
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\                   「やる夫はオメーが左利きなのにムカツイたお」
  |     トェェェイ     |
  \    ヽニニソ    /


              _,‐''´´ ̄ ̄ ̄```丶、
             │, --‐‐─― ---、_ _ ゝ
            _, ヽ'  ̄´´ ̄ ̄`‐―-、/
           ヽ             `/
             ゝ-‐―" ̄ ̄`丶、___/
           /   │  | ヽ ヽ 丶、
          / / / |  /ヽ 丶 ヽ   l
          |/  /l/ | /   \|\ l  |
          ヽ/|  ○l/   ○ 丶ゝ|  |
          /  |          lヽ、l  |
          |/|  ヽ、  (_,、_,)    ,,l   /
           ヽ|\/ `‐-y-‐'''"~ゝ| /
            /:::: |  《 小、}}  ゝl/ヽ
           ヽ/_:::::|       i::::::/
            __/::::::丶‐‐--‐‐"::::::ヽ、,、
          __,l:::::::::::/:::,、二二、__',::::::::::::/_
       (( 〈_,ヽ、:::::l/::::::::::::::丶ヽ、___/_ ノ ))
               ̄/::::::::::、-:::::::::::ゝ
             _,,ゞ::::::::::::: ̄,ゝ:/_____
             丶-┬-、__,''ヽ /___/_/
                |/l
                l/

689 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:56:02 ID:TKLH.oso
      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \            「お前の球は軽いし、遅いし、たいしたことない投手だお。
 |      (__人__)    |             正直お前は何をとってもやる夫に劣ってるお」
 \      ` ⌒´   /

  __,冖__ ,、  __冖__   / //          \:::;イ '   、       ヽ `ヾ;:;:;:;:;:;:;.ヽ
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /           /  , :!:i トヽ、 `ヾ.、 __.. :. V  ::::V;:;:;:;: 〉
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    /             , ' .:' .;' :ハトヽ`ヽ`z≦=ァ  ::::l   :::::V /
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ          /イ.:i :/::メ、_! \ ´'トtjハ `Y :::l :. :::::::「
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//         ' l.::|レ'.:イrft!i    ヽゞ‐'   ! ::;' ::::i::::::}
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /           Xイ ::ハ ゞ'、         /,:イ  ::::|:::::j
   n     「 |      /             ヾ V!   r=ニヽ     '´}::! .::::;':::/
   ll     || .,ヘ   /               `T   l    |    l::! .::: ':::;l     <こいつさらっと凄いこといってるよ!
   ll     ヽ二ノ__  {               |l.   |  _. |    l::!  .::,'::/                  酷いこといってるよ!
   l|         _| ゙っ  ̄フ            ト   Y´:::::〉   /;イ :i::/レ'
   |l        (,・_,゙>  /                |i \  ゝ-'    '´7 .:::ル
   ll     __,冖__ ,、  >                l :::::>、 __.     ! ::/'´ヽ._ ,ヘ__..ィ、
   l|     `,-. -、'ヽ'  \               リ! ::::i::ハ:!  _! /l:/    r-' /-!/`ヽ
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー .              ', :::l'   「 レ'   !'    _〉、/ _ノ,:,:,:,:,:
   ll     __,冖__ ,、 |                   ハ::::!  ,イ!「jト}!\    !_ / 7,:,:,:,:,:,:;:
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ               ハjzY/ / { iト、  \  ヘ/ Y´,:,:,:,:,:,:,:;:
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {                  r' V/ / {`i´} ハ   〉 ,'´_j,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:
. n. n. n        l                    } ハV/ {`i´}  ヾ='   ! r',:,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:

690 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:57:19 ID:TKLH.oso
       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \           「コントロールはそこそこだけど、スタミナは無いお。
  /(●)三(●))   .\          変化球はやる夫の球種にフォークが加わるけど・・・
  |   (__人__)      |          マジメな話あのフォークは実戦レベルじゃないお。
  \ ヽ|r┬-| /   /           あんなの投げれるだけであって、球種として言う球じゃないお」
  /   `ー'´      \


        _, -‐ ' ´ ̄ ̄ ¨ヽ
     , -'´:. :. :. :. :. :. ___」
   /:. :. :. :. _, - ' ´ ,r'´ ゙̄ヽ
  く:. :. :. :, -' __, -‐ '´____|
   ヽ/_, -'´, -ォi'¨´  \ ヽ \
    ,ゝ':. :./  /|lト、   ヽ \ ヽ ',                          <フォークボクの決め球だよ?
   \/    |-!|ー\、  \ ト、! i                              フィニッシュボールだよ?
     l:::: i:: l┬::cr ヽヽ┬crl| l
     l:::: l:: l l:::::::j     l::::j {!|
     ';:::l ト:⊂⊃‐       ‐⊂: !        ━━┓┃┃
      '、:ヽ:| ヽ|      _   ノ l              ┃   ━━━━━━━━
        ヽ lト、     <._.,,'   ≦ 三         ┃               ┃┃┃
         l ト从 ー┐ r‐ゝ'゚       ≦ 三 ゚。 ゚                     ┛
         ヽ| Vィ´ {X}。≧         三 ==-
            /: i_lil__-ァ,          ≧=- 。
          i: : :l:::::ヒj::l」 イレ,、         >三  。゚ ・ ゚
           /ーイ::::::i::::l|   ≦`Vヾ        ヾ ≧
          /  //ヽハ/li   。゚ /。・イハ 、、     `ミ 。 ゚ 。 ・

691 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:57:52 ID:TKLH.oso
                  ___
                    /\:::::::::/\.
                   /:::<◎>:::<◎>:::\      「でもお前はピッチングにテコ入れが入らないお。
                  /::::::::⌒(__人__)⌒::::::\     それはお前が左利きで、希少価値のある左ピッチャーだからだお!
                  |     ` ー'´  u   |     純粋に需要がある上、VIPスターズは深刻な左不足。
                  \  u   :::::     /     お前は左ってだけででっかいチャンスをもらってるお!」
                  /    :::::::::::::::::::    \
                /                 \  〈〈〈 ヽ
                               (〈⊃  } }


        .____
     ;/   ノ( \;
    ;/  _ノ 三ヽ、_ \;  
  ;/ノ(( 。 )三( ゚ )∪\;               「やる夫より下手なのにだお!てか、やる夫劣化版なのにだお!
 ;.| ⌒  (__人__) ノ(  |.;               これはどう考えても許せんよなーー!」
 ..;\ u. . |++++|  ⌒ /;


                         _
                         /::::::::::`丶、
                           , -'─‐- 、::::::::\
                      ,イィ_二仁`ヽ:::\::::::}
        , - 、          〃ィO  O `!iい:::::i/
      {   )       _rmイ/  こフ   リ !|::|
      ,ゝ‐、ノ       辷71l{_     イノ レ',rnm
      弋__ノ       〈 _/(<_仆_>)、 __∠イ_/>へァ′
               /トヽィ/l 廴_//::.:_/ ̄ ヽ/
.       _____√ ̄ ̄´::.::jノ::Lノー─‐'::.:.イー一 '´   , - 、
   _廴    厶-、::.〉::.::.::.::.::.::.::.::.::.::弋_¨´        (   )
( ̄         / ̄`メ、::.::.:>‐、::.::.::.::.::.::.:\` ー- 、  ゝ __ノ
 `ー、   __∠二Y  `´   └、::.::.::.::.::.::.冫   と_
   ゝ∠ニニ 、=、/   、 _ __ 冫 ̄`>'´ _ノ   ` 、
    {. __儿ノ - _     /⌒ヽ/    _ _   j
    ` ̄ ̄ ¨´    ̄廴__ 〈=r、`く ` ー' ̄     ̄
                     `ヾ \ ヽ
                    \_ソ

692 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 02:58:18 ID:YtWdGBqg
なんという暴言。やる夫△

699 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 02:59:59 ID:vuzycgm.
蒼…漏らしてる…?

693 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:58:37 ID:TKLH.oso
     ____
    /:::::::::  u\
   /ノ└ \,三_ノ\   ,∩__
 /:::::⌒( ●)三(●)\ fつuu                「○×△△○○×□△○○××―」
 |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | |   |
 \:::::::::   ` ⌒´   ,/_ |   |
   ヽ           i    丿
  /(⌒)        / ̄ ̄´
 / /       /

            ,.、-‐‐- 、
          ,.--/ ` 、  ヽ
       ___/i  ヘ、    ̄.7
    ,. "´   | \丶、`  ‐/`、
   /     \ \_  ̄´_,.'./
  :i ./  i     ` 、_  ̄ _,.ノ ヽ :;
  |/| 、 | ヽ|、i |    ̄ ̄    i
  .! ! N\i、`、 !  .i      .|
   :`7 ;;;;;; ` i  /      .!              「待って、待って、ちょっと待って―!」
   ∠/   U /  ./      /
   ´\  _ '_ ,. 1 .,  /  , ./ :;
 . :::;;;: : `´∠ _/レ'レ'|_,.i,ノノ
  : ::;;。;;:: :    /へ   ,_ヽ
  . ::''\-,‐‐,─'´ ,.\ノ  \ :;
    ;:ヽL_,|  _,.    ,. "´ゝ,
         ̄_ヽ   /,. ´,, 'ヽ
        く ,;;,',、イ/  " ヽ _,.ヽ
         `´ .ソイ´i レ'´,.イ
            '‐,-‐' ̄ノ'´ .ノ
            i  -',‐‐ 、`つ

       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\                 「あぁん?」
  |   (__人__)      |
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \

694 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:58:54 ID:TKLH.oso

: / /: : :/:::/::l /::::/ `: l l: :l::::ト::::::ヽ: : : :l ヽ:::::::::\: : l:::::、  \::::::::::::::::\:\ヽl::::::l:l l: : : l l: : : :`、 ヾ
〃: : /::〃::レ::::/   `、l l: :l:::::l l:::::::ヽ: : : l ヽ:::::::::::\l::::::、   ヽ:::::::::::::::::ヽ ヾ l::::::l l l : / .l: : : : :ヽ. l:l
: : /:::://::::::::/     ``l: :l::::::l `::::::::ヽ: : l  \:::::::::::::::::::ヽ   \:::::::::::::::ヽ:ヾl:::::::;;. V /: :ト: : : ヽ l:l
‐-:::://:::::::/      `、: l:::::::l ヽ:::::::ヽ: :l   \:::::::::::::::::ヽ    ヽ:::::::::::::ヽ :l::::::::ll  ノ: : l:::、: : ヽ l:l
::::://:‐-x_        ヽ: l:::::::l  ヽ:::::::::ヽl    \:::::::::::::`、     ヽ:::::::::::::ヽl:::::::ll  /: : : l:::ヽ: : ``,:l
/ / -┴― ` ‐- _  ヽ:::::::::l  \::::::::::l      \:::::::::ヽ    ゝ-‐  ̄:::::::::::ll ./: : : :l:::l::::l: : : ll.:l
-'´-‐ ̄フ ̄ ̄ゝ-、 ` 、‐- _::::::l   \:::::::::、       ._ -‐   ̄ ヽ:::::::::::::::::::lレ': : : : l::::l:::::l: : : : l
´  /. . . . . . l  l:`ヽ ミ´ ヽ:::::l   \:::::::、    ニ⌒_二ニ`‐、   ヽ:::::::::::::::::l: : : : :/::::l:::::::l : : : l
.  /. . . . . r-‐、`- '. . l `´   ヽ::::、    \::ヽ   彡-フ:.:.:.l´ `,ヽ`、ヽ  .l::::::::::::::l: : : : /::::::l::::::::l: : : l
 / . . . . ./::::::::::::l.. . . ..l      ヽ::、     \ヽ   /:.:.:.:.:.`- '.:.:`、 ヽヽ  l::::::::::::l: : : :/:::::::l::::::::::l : : l
 l. . . . . l:::::::::::::ノ. . . . .l       \      `\ ./:.:.:.:/::::ヽ:.:.:.:.:.l  ヾヽ l::::::::::l: : : /:::::::ノ::::::ィ::l: : :l
 l. . .ハ. `‐-‐'´ . . . ../         \        l:.:.:.:.l::::::::ノ:.:.:.:.:.:l  `、. l::::::::l: : :/::::::::/:::::/l:::l: : l:
 \l: :r-`===ニ^アノ           \       l.:ハ、`‐'´:.:.:.:,、ノ   `l  〉:::::l: :/:::::::::/:::::/ l::::l: /   「ボクが女だってことは・・・」
‐---‐-―-- --''´                    `l , ミニニ_ ノ    l ハ::::〃/:::::::::/::V  l:::l: /
`、: : : : : : : :                           `‐--‐'´―― "´ ./::l //::::::::::/:::::::l.  l:::l/
: : : : : : : : : : :                             : : : : : : : : : : :  l::::レ/::::::::::/::::::::::l /:〃
: : : : : : : : : : :                     ,      : : : : : : : : : : : : : l::::::/::::::/:::::::::::::l レ'´
\: : : : : : : : :                               : : : : : : : : : : : : : l:::::/:::/::::::::::::::::::;l
``\: :: : : :                            : : : : : : : : : : : :  l:://:::::::::::::::::::::::::l
: : : : : : : : :                           : : : : : : : : : : : l:'´::::::::::::::::::イ:::::::::::l
                                  : : : : : : :   ノ::::::::::::::::::::::l l:::::::::::l
                                         /:::::::::::::::::::::l l::::::::::l
l                                         /:::::::::::::::::::::::l  l:::::::::l
:l                                       /::::::::::::::::::::::::::l   l:::::::l
::l              r‐、_______,、            /:::::::/:::::::::::::::::::/  l:::::::l
:::ト          `--―" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'          _ ´l::::::::::ハ::::::::::::::::::/   l:::::l

695 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:59:09 ID:TKLH.oso

             ヽ、_`` ヽ    ──,``  ┼-  .i   、 .i   、 
              /    ̄ ̄`i.   /    ┼- 、|   ヽ |   ヽ
             (.__   _/    ヽ_     ヽ_ノ ヽ/   ' ヽ/   ' 
                                              
             ::ノ⌒'Z::        ::___::         :: -^)::
              ::八  '(::      ::/ヽ,,)ii(,,ノ\::      ::/  /::
                 ::\ \ ::  ::/( ゚ )))((( ゚ ) \::     ::′ /::
                ::\ \:/:::::⌒(__人__)⌒::::: \:: ::/ ,.イ::
                  ::ヽ   |  ヽ il´|r┬-|`li  r  |/ /::      
                   ::ヘ \ .!l ヾェェイ l!   / /::
                    ::`ヽ  `=≧r ‐i彡''´  /::
                      ::\ヽ   ` ´   / /::
                       ::          ,′::
                       ::i  :;     :;  i::

696 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:59:23 ID:TKLH.oso

            ,  ´__ ` - 、       `丶、
.         / /  /   ` - 、      丶
       / /    '    /   ` - 、       \        /
      /,   ' /    /   /!l |    `  、       \   /
.     // / /   /__∠. 斗‐ | l、  | l  ` 、    ` く::\
    /イ /| ′ ///二ヽ!  | | \ | |  ,|  \      \:ヽ
     | / l| l/ ,イ:'〈 f!ハ '|l l! !__ メ、'  / !  .:l:\    ヽ冫
     l'′l| l //::,′ |l:::}   l l|´ ,二ヽ \/ /  .:;'::::::::\  /
     {   | 'l..:/:::,'  、ゝ'′   l | 〃「「`ヽ/ X  .:::/:::::::::::::::`Y
         ! l:::l::{ "" `     l|   | !::::::i}/  .::/::::::::::::::::::::,′
.          l |:ハ   !       ゝtzノ'   .:/:::::::::::::::::::;/
         l|::∧  _     """ `ー/  .:/:::::/::::::::〃
          |:':/::>、 ヽ __  - ´::::::;::::::'::::::/::::::://       「ボ・・・ボクチームにいると邪魔かな?」
          }/l:/  ヽ.__/ ̄ ー=<彡::;:::イ/::::::://
          / /′ /イ/       イ::/:/::;:イ '
            ′   .イ          l//:/::ハ ヽ
      /⌒ー‐、 //            ! / イ    i
      / __/ ,.-イ /             lヘ       {
    }/´⌒Y   /             l ,      ヽ
.    {     | / ..:/        i;  l ',     \
.     |  __!/  .::/           '::   l  ゙、       `7
     」/   /   .:/         '::::;   l  ヽ.     /
    j/   ノ   .:/           ':::::;    l /|   /
   〈   \  .::/        /::; '    ∨、/_,  '´
.    }     \/        /:::'      ハ::ム
   !      _7ー-  _    ′     /::::::',_ノ
   |   厂 /      ¨ ァ 、_, イ::::::::::::::',

697 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 02:59:40 ID:wzlmf6Ic
さすがやる夫だw

698 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 02:59:42 ID:TKLH.oso

 -┼-     ヽ      ̄フ .  / -─   ー--、`` -┼ー``..i   、 -┼-  ┼-┼-  /   .
 - ヽ-     ̄ ̄`i. _/_i__ |     ,.        ヽ、  |   ヽ -┼-   |  J.  / ,-, 
 ヽ_.` よ.   _/ .(__/  ノ  ヽ/ー-  ヽ__   ヽ_   ヽ/   ' αヽ.   ヽ___ ι'  し'
.      r⌒ヽ
.     (_.  _) ブッ
      \(   __、
     ,r´⌒ヽ,⌒ヽ,ヽ
   (⌒)、   .人  λ\、 ._____
    \. \    、 ヽ./ ー  ー\
     |\ \    ヽ./ ( ゚) ( ゚)\
     |  \  \ /     (__人__) \
     |.   \   |       \   |  |
  .   |.   |.\_ノ\       \_| /
  .   |.   |   |   \______/
  .   |   )  .|     . . ̄ ̄
  .   |   |  .|
     |   |.|  .|
  .   |  | .| .|
     /  / / ヽ,
    (__ノ  ヽ、__つ

700 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:00:48 ID:TKLH.oso

           ,. -──-.. 、
          ,.'´. : : : : : : : : : : .`ヽ
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
      /.:.:/.:.:.::/.:.:.ハ.:.:.l.:.:.:.:.:.::.:.:l.:l.:.:.',
       l.:./.:.:.:./.:‐/、 ',.:.ト、__.:.::l.:.:l.:l.:.l.:l
       l/l.:.{.:..レ'l/   リ `ヽ.:`T:/.:l.:.l.:l
        l/ N{,r==ミ   r==ヽ:l/.:/.:/リ
         l.:ト、' ' '    ' ' ' 〉:l.:/./
         l∧.ゝ、 ,r‐ァ _,..イ.イイノ
           ,.ィ´ ヽニノ <l/              「そ、そっかー・・・ハ、ハハハ・・・ハハ・・・ハハハハハハ」
          /.:{j ,.イ介ト、  j}ヽ
            /.:.:{j レイXトV  j}.:.:.ヽ
         /.:.:.:.ヽェェイXLェェイ.:.:.:.:.:.',
        / `ヽ.:.:.:.:/?〔.:.:.:.:.:.:.:.:.: ノ
       〈   L.:.:.〔 {y}〕.:.:.「~~T´
        / `ヽjニ三三三ニ !,.ィハ
         / 。゚/.:Lニ三三三ニレイ 〉
       ノ  /.:.:.:.:ヽニ」.:lニ/.:.:.!``1
     { `ヽ/.:.:.:.:.:.:.:、.:., .:.:.:.:.:l  l
     〈 ,.イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:!゚。 ト、
       /.:.:.:.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.にニハ}
       〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ハハJ
       `ー--‐'  ヽ.:.:.:.:.:.:ノ

蒼星石は、呆けたように笑う。笑い続ける。

        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\
     /    (__人__)   \               「そんなことはどうでもいいんだお!それより○×―」
      |       |::::::|     |
     \       l;;;;;;l    /l!| !
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       ?堯?l、E ノ <
               レY^V^ヽl

701 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:01:11 ID:TKLH.oso

            ,.、-‐‐- 、
          ,.--/ ` 、  ヽ
       ___/i  ヘ、    ̄.7
    ,. "´   | \丶、`  ‐/`、
   /     \ \_  ̄´_,.'./
  :i ./  i     ` 、_  ̄ _,.ノ ヽ :;
  |/| 、 | ヽ|、i |    ̄ ̄    i
  .! ! N\i、`、 !  .i      .|
   :`7 ;;;;;; ` i  /      .!              「待って、待って、ちょっと待って―!」
   ∠/   U /  ./      /
   ´\  _ '_ ,. 1 .,  /  , ./ :;
 . :::;;;: : `´∠ _/レ'レ'|_,.i,ノノ
  : ::;;。;;:: :    /へ   ,_ヽ
  . ::''\-,‐‐,─'´ ,.\ノ  \ :;
    ;:ヽL_,|  _,.    ,. "´ゝ,
         ̄_ヽ   /,. ´,, 'ヽ
        く ,;;,',、イ/  " ヽ _,.ヽ
         `´ .ソイ´i レ'´,.イ
            '‐,-‐' ̄ノ'´ .ノ
            i  -',‐‐ 、`つ

       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\                 「あぁん?」
  |   (__人__)      |
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \

702 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:02:46 ID:ECvtJe.o
傍若無人すぐるwwww

703 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:02:51 ID:TKLH.oso

          ,/ / /    /   , /!  ,!                ヾ、;;;;;;;;;;;;;;/
         /,イ /  ,   /  / / |  | l     \   |         \/
        i/l ,:.  !  / ''´,.ィ_/._ | ,/| |i \     ヽ.  |         ,
         |l | i::|  j// ̄/ ̄ |│| | \-、-- 、 ヾ./l!  i: |!.    /
         |! |_,ィニ イ |    ̄ `  | | ヽ,   \\、. . i: :;|  ,. |::!  , '
         ヾ   |│ ___-  | |   \´ ̄ヾi `ー、i/  / !::ヽ. /
          \,ハ, 、`´ ̄ `   ヾ     -__    /  /  i:::::::/
           |!:::::トゝ        \  ´  ̄ ヽ /  イ  i:::::,
           |!:::::ヽ.     ヽ           /,.イ:::|  ,:::/        「ごめん―」
           |!::::::::::\    、 _        ,//:::::/ /:/
            jイ:::::::/::| \          ., イフ|::::/ /|/
     r‐r 、._   |!:::::/ V´ニ=\    _  イ r レi/〃/ /
     _j::::|r- 、`ニ'ヽ::::|   \/  ̄    /::/  イ:/ ,/ _, -、_
   /フー L_j    \     \    /:/    //`ーl  ´ ̄ヽ
   i/三三ゝ/`!         _ >-r‐iL___       |   ー┘
  /三三三三三|       /;;;;;;;;;;イ;;;;;;ト、;;;;`;.、     |     |

      ____
    /ヽ  /\
   /(●) (●)丶
  /::⌒(__人__)⌒:::uヽ                            「――っ!」
  l    |r┬-|     l
  \   `ー'´   /

今日の蒼星石は本当にわからない。今の謝罪には、心が入っていた。
そして、瞳は穏やかなものに戻っていた。

なにが何やらさっぱり―わからない。

704 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:03:40 ID:Hr4OAbIM
やる夫乙ww

705 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:03:43 ID:TKLH.oso

やる夫はまだまだいい足りな気な顔をしていたが、言葉を飲み込む。

       ____
     /   ノ( \
   /  _ノ  ヽ、_ \
  / ノ( ●━━●   \                           「・・・」
  |  ⌒ (__人__) ノ(  |
  \     ` ⌒´   ⌒/

そして普段の憎たらしい顔に戻った。
そのとたん、蒼星石に対する関心が消えたのだろう。
      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \                           「おう・・・」
 |      (__人__)    |
 \      ` ⌒´   /

くるりと背を向け、とことこと歩きだす。

      /三三三三三=-: :´: : : : : : : 、: `: : ー.、三三三三三ヽ
.      (三三三ニ. :'´: : :|: : : : : : : : : : :\: : : : : `: .、三三三ニ)
      ー</: : : : : : {: : 、\:.:. : : : : :丶: : : : : : :.\ニニ/
       /: : : : :/:.:.:.八: : \: \: _: : : : :ヽ:.:. : : l: : : :ヽ/
.       /://: : :.:7:.卞、 ノヽ:.:.{ \:.:\\:.:.:._」≧: :.|: : : : : ',
      /:/: |: : : :.|:.:/ //\_、:ヽ  \:<,ィ<: :| _V: |: :.|: : : :'
       |:ハ: :|: :{: : |:kメテ=ミ \',   ォ夕テハ}^∧:.}: :.|: : :| |
       {ハ: |: :ハ: :.{ヘうんソ}    \  弋ゞ' ノ ′}/:.:/:. : :}:.!       「ちょ、っちょっとまってやる夫!」
      {! ヾ!:.:.:ヽ:.', `冖´   {  `  `¨^´  /:.:./:.: :.:/:/
         |:.:|:.:ヽ:.、      _       /:/:.:.:..:/:/
            }:.:!:.:.:.:ト\     V⌒       /イ:.:.:.:.:.: /:/
          |:∧:.:.:.ヽ.     ‘ _ノ        //:.:.:.:.:/:/
          レ ヽ:.:.ト、{>..   ー     . イ:/:.:.:.:.;.':, ′
        , - 、  \{ ` }ヘ`ト __ -‐ 7:.:/:./:.:.:.:/レ'
         /二、_≧ー―‐ ´ ̄ \    {:./|ノ|:,イ/ ′
      /    )_ヽ        \r‐'⌒\_'__
    /       )__ヽ     / ̄ ̄)又\`< )__
   /'          _〕ヘ   / r' ̄ 7イヘ \\ \ )_
 / /            (_ }  \ヽ ノ /|ミ}!  ヽ}  ハア∧

蒼星石はやる夫を慌てて呼び止めた。

706 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:04:46 ID:TKLH.oso

くるりと振り向いた顔は悪鬼羅刹。
「めんどくせぇ」と、顔に張り付いていた。

       ____
     /め ん \
   /_ノ ど ヽ、_  \
  /(●)三(●))    \  クルリ
  |   (__人__)  く   |
  \せヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´  え    \

         ヽ 三三.,.. -─────── -- 、 三三三三三三三三
          > ':::::::::::::::::: ` 、::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、三三三三三三三:
         , ':::::::::::::, ::::::::::::::::::: \::::::::::::::::ヽ:::::::::::::: ヽ 三三三三三三
          /:::::::::,::::::l::::ト、:::::::::::::::::::\ ::::::::::: !::::::::::::::::: \ 三三三三三
       /::::::::::::l::::::ヽ::\\::::::::::ヾヽ:`、:::::::::|::::::::::::::::::::::::ヽ 三三三三三
       ':::/::::::::ノ:::人:::\:\ ヾー--ト ,._ヾ:: l:::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三
       |::l!:::::::/::::|,.-‐'、:l ヽ-ゝ ゝォ=ミ≡ァ::ノ::::::::::::::::::::::::::::::::∨..三三
       |::ハ::::/:イ::|,ィ= 、\     r::::ハリ イ:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 三 /
       ゞ! V/::::ハ! ハリ!       ゝ-r'っj/!イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::|,,/
        /へ:::::l:|rぅ-'         `.j /|:::::::::::::::::::::::::::::::::::: l
      /  l:::ヽ:::ヾ ヽ            / ':::::::::::::::,:::::::::::::::::: ノ       「あ、あのさ」
         ヽ:::::トー`  r 、        ,   /:::::::::::::::/:::::::::::::::::,
          ):::ヘ    ー'     u´ /:/::::::/:::/:::::::::::::::/
          /::!:::::ハ.              /:/::::::ハ:::::::::::::::::, ´
          /::ィ::::::::::ヽ..          /:/:::::/ ノ:/!::l::ハ::/
         ,ノ/|::::::::::::!::!へ _ _    レ''!::/ ,/|リハリ '
            |:::::ハ:::::::ハ `;´  |     |/  __│
.              l::::::ヽヾ`'   u   |  _.. ィ ´    ヽ _    _
            ヽ::_ゝ      r'レ ´           _`>'_ハr_ァ
                   rァ======ォ     /ァ_ノ:.:.:.:.:.ヽ
                  /ィ!|    //     /ノー' :.:.:.:.:.:.:.::.:.::\

707 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:05:08 ID:TKLH.oso

          / /.::;  .:; .:.:::;::/i .:.:.:.:.:::::::::::::::::.:.:.``ヽ、
        / /.:::;′,.::/.:.::://.::l::i .:.:.:.:::::::::::i:::i .:.:.:::::::.:.`ヽ __/
        ,' /.:.:;′/:/.:.:::/:/!::::|::ト、 .:.:.:.:::::::|::|::i .:.::::::::::::::.:「
         l/.:.::;'.:.:/./.:::ノ::/ |:::::|::ト、ヽ.:.::::::|:::|::|::| .:.::::.:::::::::::|
        |:l:::::l::::|:::レ':ナナヽ|:::::l::l\ヽ.:‐:十:|十!、.::::::::::::::/
        lハ::l::::|:::レ'´ ‐- |:::/l/  \::::::|:::|::|::| .:.::::.:::|:./
            ',l::::|:::|  _  |/       `` ``7!.:.:::::.:::|/
           ト、ト::ト、´ ̄`ヽ     ‐==ミ、 ./:!:.:.::::::::|             「ありがとう―」
            ヽ:|:::|::!             /./.:.:::::::::;′
              `l:::|::ト、    _`_      /::/.:::::::/l/
           |:::!.l.:::>、     `   ,..イ::/::::::::/
           |.::::::/:::/ニ>.--‐ <ニ7⌒:::::/   _ _
        ,r‐r‐- 、|::::/´l/  L_      /   |::/ ̄`ヽ   `」
       ノ:いぃ ̄|:/ヽ     `ーrrrt7′  l/    V ̄``
       レ'⌒.:いハ`ヽi     ノノ只〕ト、          i ‐1⌒
      /.:.:.:.:.:.:H.::〉ヽl     〈:::(ノ八ヽ)::〉       l ‐|.:.:.:

708 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:05:51 ID:TKLH.oso

蒼星石はじっとやる夫を見つめた。
やる夫は考えていることがだだ漏れな類の人間だ。
表情を見ているだけで今の言葉をどう捉えたか、良く解る。

     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・
/    (●)゛ (●) \
|  ∪   (__人__)    |              ―最初は身の覚えの無い謝礼に戸惑い―
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

     ____       ヽ v /
   /⌒  ⌒\     -(m)-
  //・\ ./・\\       ≡
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
|      `ー'´     |              ―次に考えが纏まり―
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\            ―皮肉を言われていると判断し、ボクを睨みつける―
  |   (__人__)      |
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \

709 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:06:09 ID:TKLH.oso

蒼星石はニコニコと笑っている。
気持ちが、さっぱりしたのだ。晴れやかな気分だった。

     ヽ‐'"´      . .:.:.:.:.:::::::::::::::::::::.ヽ
     <´         _ _.:.:.:.:::::::::::::::::::/
      \   ,   '"´      ̄  ̄``<
        `y'´ .:.:::li  、        ヽ.:.:.ヽ
      /  .:.:.:,:ji| .:::|、  、 .:.:::ヽ1.::l:::::l:.',
      ,/ , /l l.:.:::/:::ハ:::l ヽ、_ト、_.:::::l:|::|:::::l.::|
    / //.:i |.::/::/-‐''`′  >=‐,:リ::|:::::|:::!
     |::l.:l.:.:|::!/::/z=ュ、   ´7じソ^!:::|:::::|/
    N .|:::;V:.:::{ヾ{じソ      `゙´ |::;レ'´ ̄`ヽ     
      ヽトト|::::::':.. , , ,  ′   ' ' ' j/      )
         `|.:i .::.ヽ   ー    , イヽ  入_ ( __r─-、
        l/| .:::.::.> 、 _ , イ,r'‐‐' /.::::.:.``ヽ    )
         |.:::/:::/V,r'"´l/爪、 /,. .:.:::::::::.: 、.::\ (
         |:/^l/ /    ,ィ介〉l/.::/ /  .|.:.:.:.!.:.:.::ヽ `ヽ
         '′ └r-、 /VネV 〉/ /  .:::|.::::::|:::::::.:.:゙.、 ノ
               」::ノj l;ハ」/:,′  .:.::::!.::::::|::::::::::.:.:.リ
            (      `^V/   .:.:.::::::::::::::|::::::::::::::::ト、
             , イト、_ ヽ ,//  .:.:.::::::::::::::::::l:::::::::::::::::i:.:ヽ
            /.:/ .:::( ゙y′  .:.:.::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::::.:.\
            (^ ソ .:.:::::`y' , -─‐- 、:::::::::::::/i::::::::::::::::|::::::.:.:.:.

710 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:06:37 ID:TKLH.oso

蒼星石劇場に次いでの公演は、やる夫の七変化だ。
やる夫をニコニコと眺めながら、やる夫の表情に心の中でセリフを付けていった。

         ____
       /   u \
      /  /    \\           ―あれ、皮肉じゃなかったぞ!なんでお礼言われてるの?―
    /  し (○)  (○) \
    | ∪    (__人__)  J |
     \  u   `⌒´   /

      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |
. |   (__ノ ̄    /              ―理論再検証。しかし心当たりはまったくないぞ?―
. |             /
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ

        |
    \  __  /
    _ (m) _
       |ミ|
     /  `´  \
     ____
   /⌒  ⌒\    チーン!
  /( ●)  (●)\               ―あ、わかったぞ!―
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
|     |r┬-|     |
/     `ー'´      ∩ノ ⊃
( \             /_ノ
.\ “  ____ノ  /
  \_ ____  /

711 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:07:00 ID:TKLH.oso

       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \                      ―こいつ馬鹿だ―
  /(●)三(●))   .\
  |   (__人__)      |
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \

思わず噴き出しそうになる。
口角の上がった口元を手で抑えた。

           ! ニ二三三三三三三三三ニ l
           ', ニ三三三   '"´ ̄ ̄ ̄ ̄|
            ',ニ '"´  ,.  -────┴──┐
            V ,.  ニ三三三三三三三三二ニ 〉
           ノニ二三三三三三三三三三二二/ 
         / ニ三三 ,. ..:"´.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::.:.:.V
        く ニ三三 ,ィ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
          ヽニ,.ィ´.:.:.:.:/.:/ /.::/l.:.:.:.ト、.:ヽ.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:!
          V.:/.:.:.:.:V::/ /.:./ /:ハ::| \.:\.:.:l.:.::l.:.:|    「酷いよやる夫!」
            /:/.:/.:.:.:.V /.:ノ`メ、ヽl/   \⊥:l.::/.:. !
             |.:l.::ハ.:.',.:.:Vノ ィ行ミヽ    仁ミ V:/.:.:.:.|
             |.:|.:トぃ.:',.:.:', ゝ廴ソノ    1りノ/.:.:./
             |.:|.:l.`ト、:ヽ.:.、 , , , ,   .:、 , , イ;.イ
           N/l.:.l:.:.\:.::.\   、_ _,   ,.イ::l/
                |人..:::ト、:l\|ヽ    ,. イ.:/.:.l
              \l _ハ    `丁 `ヽl/.:./
             , ィ´  L_  _/  ,   |/
            ノ(  V/   `Y´   /  ,rく⌒L_
           /l.:.:.:) リ  /`7介ヽ  ′ / /.:.:.:.:V
            /.:l.:.:(``y' /〃〈〈ハ、:.\  /`7.:.:.:.:.:.:',
         /.:.:l.:.:.ノ`y /.:/.:.ハ.:.l \.:.:V `7.:.:.:.:.:.:.:.:',
           /.:.:.:l.:.:ト、y'/.:/.:/~i/.:.:l  1.:/`7.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:',
        /.:.::::::l.:「`7 V.:/~~i.:.::/L_ノ/ /.:.:.::::::::::::::::.:.:.:',
         〈.:.::::::::l.:.:y′/.:/~~ i:.:/ `ー'レイ.:.:./⌒ヽ!.:.:.:.:.:〉
          \.:.:「`ヽ /.:/ ^~7.:/  ノ j.:.:/   /.:.:.:.:/

           ___
       /      \
      /ノ  \   u. \ !?
    / (●)  (●)    \
     |   (__人__)    u.   |             
     \ u.` ⌒´       /
    ノ            \
  /´               ヽ

身体をビクっと震わせて、やる夫が動揺を表に出した。
それは蒼星石の考えたセリフが正しい事をあらわしている。

712 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:08:04 ID:TKLH.oso

             __ __
         ,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
       /:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
       ':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
      ':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
     .'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|
     l:.:.|:.:.レナナ'‐'~ l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|
     |:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\` _ゝ_ ` .:, .:.:.,'       「今、コイツ馬鹿だっておもったでしょ」
     |:.:.ハ:.:|  辷'ノ   丶 イt::_iヾレ:.::.::,
     |:.:.:.:l:.|         ゞ-' !:.:.:.:.:イ
     l.:i:.:.:.|ヽ.   r、_'_     ハ:..:./
.     |:l:.:.:.|:.:.\  `ー -'´   ,イ:::::/
     ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、  _ ...ィ/:.:.レ:j/
    _ _ _ゞ\ー- 、   |:./レl:.:..:/
   _レーハヽ     ヽォ_ー 、. |:.:/
   /::::::::::つ    /,イjくヾ\'_
   /:::::::::::::::L   レ' //}ヽ.j\ヽ7

         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //    ―な、なんでわかったお!?こいつエスパーかお!?―
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/      (な、なんでわかったお!?こいつエスパーかお!?)
|     ノ    | |  |    \  /  )  /
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /

自分で考えたやる夫のセリフに、蒼星石は噴き出した。
大笑いする蒼星石を、やる夫は不思議なものを見るような目で眺めている。

            ____
         :/    \:
        :/ _ノ iiiii \. \
       /  (○)  (○)  \
      : |    (__人__)    |:
        \   ` ⌒´   /
        / ⌒ /⌒Y⌒ヽ ヽ
       :|  \|  .i  イ |
        |\ /   人  .\!
        |  \___/  \__/:
         |        /
         |         /

713 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:09:13 ID:TKLH.oso

''"´ニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
ニニニニニニニニニニニニ_ニニニニニ/
ニニニニニニ_,.. - ''': ´ ̄ : : : : : : : : : : : \
ヽニニニ: '"´: : : !:. : : : : : : : i: : : : :`ヽ : : : : ヽ
  >'´: : : : : : : : .|: : l : : i: : : '; : : : : : : ヽ.: : : : ヘ
 , : : : : : : .!: : : :ハ : :!: : '; : : : \ : : : : : '; : : ヽ : !
 |: : : : : : :i: : :./.ハ:.ヽ: : ヽ : :___lヽ.: : : : !: :i : :|!:.|
 | : : : : : / : :/  _,.ヽ ト、 .l\: : ヽ \ ̄「: |: : l !:|       「自分に心当たりがなかったとしても、
 '; : ; : :./: : / ̄___ ヾ:.\ヽ. >ァ水 ァ.|: l: :/ リ        相手を喜ばしたり、元気付けたりすることはあるんだよ」
  V : :/: ;.イ.ヾ'アュ _ !`    `` .ヒ:;;'ソ 〉! ./;/
  l:/イ: 、ヽ  ゞ‐ '         ,,,,,, //ノ: :!:ヽ
.   |∧: ' : :ヘ.` '''''''       i     ,.イ ´: :|.|:.:.\
   ,.ヘ : : : : ヽ、       -‐  /| |/!: :ハ |:.:.:./
-、/.  ヽ: : : :l l >t- .,,_,. イ:.  )! | / .レ:/
ヽ、⌒l   \: : | : . . >ァt<ヾヽ ( ト'´:.:,.イ
<´ヘ.`ーt  ヽ:| // //ト、ヽ! |  )!.).イ:. |
:.:.:じr.l :.ヽ    ヾ ー'/ | | ー' .( .ト、:.:.:.: |


''"´ニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
ニニニニニニニニニニニニ_ニニニニニ/
ニニニニニニ_,.. - ''': ´ ̄ : : : : : : : : : : : \
ヽニニニ: '"´: : : !:. : : : : : : : i: : : : :`ヽ : : : : ヽ
  >'´: : : : : : : : .|: : l : : i: : : '; : : : : : : ヽ.: : : : ヘ
 , : : : : : : .!: : : :ハ : :!: : '; : : : \ : : : : : '; : : ヽ : !
 |: : : : : : :i: : :./.ハ:.ヽ: : ヽ : :___lヽ.: : : : !: :i : :|!:.|
 | : : : : : / : :/  _,.ヽ ト、 .l\: : ヽ \ ̄「: |: : l !:|        「だから、ありがとね、やる夫」
 '; : ; : :./: : / ̄    ヾ:.\ヽ. >    ァ|: l: :/ リ
  V : :/: ;.イ          `` 、_,,  〉! ./;/
  l:/イ: 、ヽ ゞ=="          ̄  //ノ: :!:ヽ
.   |∧: ' : :ヘ.`           i     ,.イ ´: :|.|:.:.\
   ,.ヘ : : : : ヽ、     ー -  ./| |/!: :ハ |:.:.:./
-、/.  ヽ: : : :l l >t- .,,_,. イ:.  )! | / .レ:/
ヽ、⌒l   \: : | : . . >ァt<ヾヽ ( ト'´:.:,.イ
<´ヘ.`ーt  ヽ:| // //ト、ヽ! |  )!.).イ:. |
:.:.:じr.l :.ヽ    ヾ ー'/ | | ー' .( .ト、:.:.:.: |


      / ̄ ̄ ̄\
   γ⌒)      (⌒ヽ
   / _ノ ノ    \  \ `、                  「・・・」
  (  < (○)  (○)   |  )
  \ ヽ (__人__)   / /

714 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:09:53 ID:TKLH.oso

―正直よくわからないけど、元気がでたならそれでいいお―

くるりと背を向けて、やる夫は歩きだす。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::: :::::::::::::::::::: ..::::: . ..::::::::
:::::::::::::::::...... ....:::::::゜::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::。::::::::::::::::: ゜.::::::::::::
:. .:::::。:::..    :::::::::::::     ::::。::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::: . . . ..::::
:::: :::::::::.....:☆彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::゜:::::::::: ...:: :::::
 :::::::::::::::::: . . . ..: :::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::: :::::::::::.... .... .. .::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::  :::: ::::::::::::::::。::::::  :::::::::::..... . .::::::::::::........ ..::::
:.... .... .. .:::::::::::::    :::::::::::::::::::::::: ::::::::。::::::::::::::::::.... .... .. .:.... .... ..
:.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
:::::::::::::::::::: ..::::: ...___:::::::::::::::::::: ..::::: . ..:::::::::::::::::::::::::::: ..::::: . ..::::
:::::: ..::::: . ..::::: /::::::::: .  \:::::::::::::::::::: ..::::: . ..::::::::::::::::::: ..::::: . ..::::::::
  ... ........../::::::::::::      \.. .... .. ..... .... .......... .. . ........ ......
  ... ...../::::::::::::::::      \.... .. .:.... .... .............. .. . ........ ......
..... ..........|::::::::::::::::::         |.... .. ... .... .. ..... .... .. ..... ............. .
 ..... .......\:::::::          /.... .. ........ .... ............. .. . ........ .....
  ... ..........>::::        < .... .. .:.. .... ..... ............. .. . ........ ......
  ... ........( |::        / ).... ..  .:.... .... .. ......... .. . ........ ......
... ...   .......`|:::::::     /'.... .. ...... . .. ..... ............. .. . ........ ......
  ... ...... ....|:::::::::人  /::.. .... ....... .... .. ..... .... ......... .. . ........ ......
  ...  ..........ヽ::::::ヽ,.L_).... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
 ... ...... ....  >__ノ三三.... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
.. ........ ..........三三三三.... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
. ..    ... 三三三三三.... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......


やる夫の背中を視線で追うと、夜空に輝いてる星が見えた。

715 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:10:03 ID:TKLH.oso

 \  /    |   ||  ト    \          ',
   Y      |   / /l ヽ   | \    \         |
    ′     ,′ / / ! |\ 、  \ ,. -‐ i\―-|   |  |
   |       /  /_/__', 、 \\ へ、  |  ヽ |   |  |
   |    _, / イ/ /―  \ヽ  \\ ィ>=ミ=ハ |  /  |
   |     / //イ ̄卞ミ  \    〃i _ィ:::y } ∧|  /  |
    !   //rセ {_ イ:::}」}     \    ヾ  ノ,.  / /  |
   i  /  \ ` 丈_ノ      ヽ     ̄`  / /   ′       「―!星だ!」
   /  \   \" ̄       i〉       / |     ,′
     '.   \   \                      / /  /
     '.    ` ー一        _           イ /  /
      ヽ     \           ´         / //  /
      \  \ \            /  /' / /′
        \  \  > ,._     ,. ' |ノ ヽ / /
         \ ┌:/lヽ/ `ヽー   /    Уく
          _\/ノ'"    / }  /    /   \
            ∧_/\    {   /               \__f⌒ヽ
         / r‐' ( >' ,二.rく ―‐、           <⌒ヽ丿  └┐
           | / Y´  イ /トく ̄\\         ___) /n_厂

716 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:10:37 ID:TKLH.oso

再びやる夫が振り向いた。

      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \                              「・・・んなもんずっとでてたお」
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |
 \      ` ⌒´   /


  .'::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
  |:::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
  `  .::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: __:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: )
     〉′::::::::::::::::::::::::.,.  -‐…'' ¨  ̄ i    ̄ ¨ …-.. _/
     ′:::::::::::::::::::::: /    ::::/     |        \\'
     l :::::::::::::::::::: , ′   :::::/  ,   ∧  i:::  ,     \
     | ::::::::::::::::::/     ::::/ i/   /  i   :::: \     ,. ヽ      「出て無かったよ!今日は出てなかった!」
     ` …- 、/      :::::i-'―/-/..__  ヽ \ :::::::ヽ.   l::::  ',
          '::  /    レ ' ィ /___-`ヽ \ \::::::::丶 |:::::   .
         |:::  i  ー…丁イ´ヽ fィ弋バ   ` ー\-:::  |::::::::| |
         |:::  |  i   ::::: l   _ゝフ'       ォ=、ヾ:::::Y::::::ハノ
         |:::::::::......i:...  :::::ヽヽ          iハ::ハ!ハ:::::l::::/
         ∨:::::ヽ:::ヽ:::::::::::::|\       _ ' `  ∧':::::レ'
          . :::::::::\ ::::::::::::|         / ∨    レ::/
            N::::::::::::::ヽ::::::::|         `ー′   ハ::l
            V小::::V!::::::| 、            イ! V
                V !:::::リ       _ ..  イ∧:::!|
              /⌒!::/、    /        ∨
             /    '′ \  /
        _ √_V `i         >-、
      f/⌒r--、ヽVヽ      /::イ:「_}ヽ
        /:: ̄::⌒)l│ l〈     /::/1:|._}:|∧
     /::::::::::::::::(j.ノ │l    /:/ |::|._}:|  \

717 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:11:32 ID:TKLH.oso

何故そんなことに蒼星石がムキになったのか、やる夫には理解できない。
少し驚いた表情を見せた後、馬鹿に教える口振りでやる夫は言った。

       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \              「たまたま雲に隠れただけだお。星は、いつでも出ているお」
  /(●)三(●))   .\                             
  |   (__人__)      |
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \


    r ' 三三三三三三三三三三三_\
    |三三三三三三三三三三三三三 ヽ
    |/´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ `'ヽ 三:::./
   _|, -≡≡≡≡≡≡≡≡≡=_ _、 \:/
 r ' 三三三三____三三三__三三三__ \/
丶三., -‐ ' :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‐ - 三三ヽ\.
  >':.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..`ヽ,三三 ヽ   「―!」
 /:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.ハ.:.:.:.:.ト 、.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.ヽ,. /
,'.:.:.:./.:.::'___ノ_  | .:.::| 、 j:__jヽ、.:.|.:.:.:.:.:.: !
|::/:/::::/j:/_-_  ヽ :|  _\|` ヽ|:.:. /:.:.:}
l::l/ ォヘく 7__ハ`   ヾ!  フィ::ヾマ |:::/::::.:.,
 イl: ヘ:| ゝ-'        ゞン  ,レ:../.:/
 `|::ハ!///    '    /// /.:./.:/
   ヾ|::ゝ,     r‐,     ノ.:.:/.:/
    ヽ:::|iゞ 、      ,. ィ'ハ:l:.:イ/
    _rYL..,-イ`_ ー ´_j、 レj/|.:.:,'
  /{ヽ/  , ,==ゝr<   \レ,ノ‐-__、
 '三(`,/   //_ノ:ハ!^ヾヽ   |_) 三_ _ヽ__

言葉を無くした蒼星石を冷たい視線で一瞥くれて、今度こそやる夫は立ち去った。

718 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:12:16 ID:TKLH.oso

やる夫が立ち去った後も、暫くやる夫がいた場所を、呆けて蒼星石は眺めていた。

              !          .:.:.:::::::/
             _⊥  -‐    ── ‐-  ̄``ヽ
             〈    , - ── ──- 、、    /
            ヽ,.'´   .:.:::::;::::::.::::、.:::::::::.:.:.:.`く
            /:!    .:.:::;:::/::ハ.::ハ:l::::::..:.!:::::::.ヽ
             /.:.l   .:.:::ノ/:/  l::| |:ト、::.::::!.:::::ハ:!
           ′.:l  ,.ィ::レ'´ ̄`ヽ リ >く/.::::/l ′
             i:::l:::', .:::l:::|,.ィテテヽ   ,.ィハV:.:::/:/
           i:::l:::::',..:::l:::|ヽ辷ソ_   fリノ!::/:/      
           l::ハ.:.ト、:l:::|. ' ' ' '   ` ' 'ノ1"´
             VVハ::::ト、     ー‐ '/.:::!
                「 ';:::|_ ``ーr ‐く::::::::::|
             ノ  ';::lニに7ニヽ ∩ハ::!
           _ノ  〃.:.:.::::::.:.`ヽヽl |__
        r '¨´     f(.:.::::::::::::::::::.:.V  `L
        ハ、     f(.:.::::::::::::::::::.:.:に7ニ7ニヽ
        ノ::い     f(.:.:.::::/ .: :.  ``ヽ  。i{
      /.::::人_L_ __」ソ.:.:::/  .:: i::   .:::.\。i{
       `ヽ.:/.::::.`ー'ー'‐'.:.:/  .::::: |::   .:.::::::::::〉!
        ⌒`ヽ .:.:.:::::::/  .:::::::: |:::. .:::::::::/ 1
             ``ゝ‐{  .::::::::::: |::::. .::ィ´   l
             }≧L.:.:::::::::::: L::::く      !
             ノ三三二ニ三三「 `ー--‐'

やる夫と話して、よくわかったことがある。
あれは本物の野球馬鹿だった。

719 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:12:47 ID:TKLH.oso

心の底から野球のことだけを考えている。
自分が野球を上手くなること以外、眼中にない。

  ,′ . .....:.::/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:. |:|:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
  ,'  . .:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:./:.:. |:|::.: |:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:`、:.:.:.:.:.:.:l::`、
. !..:.:.:.l:.:.:.:,':.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:./:.:.:./l:|::.:.:|:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`、:.:l:.:.:.:.:.:.l.:ト、:|
 {.:.:.:.:.|:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:./:.:.:,イ:;ハ::.::、:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.|:.:.:.:.|:.|:| l|
. l::.::.:.| .:.:.|:.:.:.:.:.l:.:.:.|:.:.:/:.:.:///_入:_ヽ:.\ヽ、:<´l ̄:|:.:.:.:.|:.l:| l|
  |::.::.::!::.: |::.:.:.:.:.|:.:.:|/;:∠イ/´   ヽ\:\ ヽ、 ,.=キミ!:.:.:.//l/ リ
.  l::.::.::.::.::l::.:.::.:.:.l//  _, -==rミ\\:ヽ 个tク}〃 :;〃 /
.  `、::.::.::. |::l::.∠イ::.| < V弋ス┤     ヽ └- ' リ::/  /
    `、::.:: l::|::.::.::.:|::.:ト、  ヾニ-‐'         イィ′
     ll::.::.|::|::.::.::. |::.lヽ\           /   /l:|
    ||::.::l::.|::.、::.::l::.`、`ヽ             ,   /::N
      lト、:レヘ::.|::.::.\::ヽ、           ̄  /::.::.;′
      \ ヽl::.::.::.::|ヽ:> 、       /!::.::.: ,′
           |::.::.::.:l `ヽ、 `¨¬ー-‐'´|/|::.::.:/
          ヽ::.::.:「 ー- 、   ト、     !::.:/
            /ヽ::.|     `丶、|∠\  |::/
      r─<´   ∨    /,.イ {_}`ヽ`メ/_
  r┬イ^ヽ、 〉        /// /}{|\ \  `くヽ

だから、蒼星石の”特別さ”もひたすらどうでもいい。

720 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:16:15 ID:TKLH.oso

    /::::::::::::::::::::::::::::.....      |
   /::::::::::::::::::::::::::::.... _ -‐ 二>‐- __
.  /::::::::::::::::::::::::::::_ -‐'´_ -‐ ' ´          ̄ヽ
 /::::::::::::::::::::::; < , <              /
.〈:::::::::::::::::::/  /:::::::::...      _ - ‐ - 、 〈
 \::::::::/  /:::::::::::::.... , ‐ ' "´        `\
   \/  /:::::::::::.. , ' ´     l     \     ヽ
    `>'::::::::::.  /     . .l  |  i      ヽ    ` 、
    /:::::::::. /      |  .:::/ /、 |\  , -‐ ! :.. 、 !
.   /::::::::. ,.´:::::::.    | .::// _, V  _メ、_ i  ::: ハ !
   /:::::::.. /::::::::::::::.    |ー≠‐'´__ ヾ、 -≦ュ| ::::::イl l|
   |___」::::::::::::::::::.   .l/_≦==z ヽ  {ミカ ! .::/リ ′      「・・・異常者だね」
       |::::::::::,:::::::- ' ´ト、 \_弋;ノ      ̄ |'´|
       ∨:::::::':;::::::::::. ヽヽ   ̄     .l  |. |
       ∨::::::::':;::::::::::. `N    r-─ァ   / i、|
          ヽ::::::|::':;::::::::::.. ヽ    ` ´  /. / `
         \l、::、':;:::::::::. i     _, イ::;、/
           `l/∨ヾ、:./     l´    V l/
               r-V _    |__
         rニ´ ̄ヾ´    `>、_ソ_`ー一'、⌒i、
        _)/´ ̄`ミ、       / 只__ヽ   ヽ八_
          ( i::::::..  )ト、   / /,仆、ヽ\   ヽ )
.        _)|:::::.    Yゝ / / i ハヽ__〉 〉    }(_
       ( |:::::.    }(_ 〈 〈_/ /l .ト、_/     | _)
         )|:::::.     | ) \_ノ|;| |;|       |(

その異常性は、蒼星石にとって好ましいものだ。
けど―

        / .:/:.:.::::::,r'´.:.:.:.:::::::.:.:.:.::::::::::.:.:. :.、\
      / .:/:.:.:::::::/.:.:.::::::::::.::.:.:.:::::::::.:.:..、..:.:.:.、:.ヽ\
     ,/ .:i:.:::::::::::|i.:.::::, ,ィイハト、:::::::::::::.:.`ヽ.:.:\:.\\
     l .:.::|::::::::::::||::::/::/ハ!;;::::::ヾ::::::::::::.:.::ト、.:.:.:!:::::.:.i |
     | .:.::::|::::::::::::|!:/:://^i!;::::::::::ト、::::::::::.:.:|l:ヽ:.:|::::.:.| |
     |.::::::::|::::::::::::|/,イ/  |/\:.::i! \:::::::.:.l!::::!.i|l:.|:::!:|
      !.:::::::l:.::::::::,iイ/ー- 、、,_ ヾ! _,、ゞ-‐ト、:|ノ川:イリ
      !.:.::::!::::::::::|, - ==-ュ、    , .-=ュリ::ノ::!:/
      ト.::::::!:::::::::| `ヾ{dじリ >   <7いb;;7'::::/
      l/ヽ.::!:::::::::!   ´ ̄         ̄`/:;イ
         \:::::::ト.、         ′    /:::/|
      __, ィ´\:::!. \、     )‐'   , イ/l/7L_
    ,イ ^ヾ    ヾ!  \` ー -‐ '"´l/::/   「j「ト、
   //.:^ヾト厶         _\_ /   |:/   「j ト7:.ヽ
  .!/.:.:.:::.:.1}: 入      /;;r介;;ト、  ′   「j ト7::::.:.',
  /.:.:.:.::::::::::Ti 入   /;;/´//^!ヾ;;|      「j ト7::::::.:.:l
 ./.:.::::::::::::::::::::T1入 /;/ // | l:;|     「j ト7::::::::::::|

こっちが好ましいと思っているのに、
向こうがあれだけ無関心なのは、なんだかくやしいではないか。

どうでもいい―

あの言葉がボクにとって、どれだけ嬉しくて、必要な言葉だったかなど、
少しも理解してないのだろう。

721 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:16:42 ID:TKLH.oso

やる夫とチームメイトになりたい。もう一度そう思った。

.       |、 _ミミミミミミミミミミミミミ彡‐''"」_
      _|  ヽ、ミミミミミミミ彡'''"´ _,.-''彡ミハ
      に_`ミー  ..____,,... -.'彡´ミミ彡'<
..       /`ヽミ_ミミミミ.ミミミミミ_彡: :‐''": : : : iヘ
      , : : : : :l: |: : 「 ̄: : : :'; : : : \: : : : : : : l: ,
      |: : : : : |: !: :ト、: : :ト、: :ヽ:. : : :.ヽ.| : : : : |: |
      |: : : : : |: l : | ヘ: : .';.ヽ: : ヽ: : : : l: : : : : |: |
      |、: : : :.|: l : |  ヽ : ヽ ヾ,,..\‐テ: : : :. :.|: |
       |:ハ: : : : 「| ̄!`   \: ´ _ヾ,.ニゞ: : : : : :| :|
      ′ヽ: ト、 k`rェ‐ュ、  ``´}k. zリイ : : : : : !|
          \:.ヘ`ゞ-`'     ` "´.|: : : /:l:ハ|
            |`.ヘ''''  ` _    ```l: : :/: ./. ′
           lルヽ`> 、 ___,.. イ´.|/:/ル/
           __,ヽィ-イ >ュ ''´ _ルソ`>、
          /´:.:.:r '//イ/| ト<"´ // ):.:.:.ヽ
.         /:.:.:.にr'"// Z! ト、ヽ .// に:.:.:.:.:.:.:\
.        ,.:.:.:.:r ソ ハ:.ヽ'/ヘ l:.| l:.|// ク、:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
      /:.:.:.:.:.:)./.ハ_/;ス/.|:.|ニノ./ に:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.\
     /:.:.:/:.:.:.:ヽ//_Z/イK/.|:.|_//  Z:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.: \
   ,‐<^l:._,:.-:.、(,.ニー/->''" ̄:.:.:.: ̄`ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:/
  「 `ーァ_):.:.:.:.:.:.:.:`ヽィ.ソ:.:.:.:.´:.:.:.:.:.―、`ヽ:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ:.:/
 「二.._),:.: -―--、:.:.:.:./:.:.:.´:.:.,: -‐‐-- 、ヽヘ:. \:.:.:.:.:.:.:.:.ハ\
「 ト rイ:.:.:./´`ヽ、:.:ヽ;':.:.ト、:.:l/      V´:.ヽ:.:.:.\:.:./|ソ /、
リコV:/:./     トヽ:.!:.: |:.:`:|         |:.:.:.:.:.';:.:.:.:.|´   `/。\ュ,、
.イル:.l:ハ      |Y:.:|:. :.:.:.: :|         |:.:.:.:.:.ヘ:.:i:.:|_ イ   ゚ \z
. |ル!:.`ハ.       |:'´:|:.:.:i:.:.:.:.|         |:.:.:.:.:.:.:V:.:「ソ、: : : . ,イ

それには条件がある。

722 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:17:10 ID:TKLH.oso

1軍にあがる必要がある。
さっきの言動で解った。

やる夫がチームと認めているのは、1軍のチームだけである。
ここも、2軍も、チームだと思っていない。

それは間違っていると思うが、少なくともやる夫はそう思っている。

           /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ/  \ \\
       /.:::::::::::::::::::::::::::  -┬―  ―-  :::::::::::::::::::::\    \ \\
       \ /.:::::::::  ´/   ! l     \  `ヽ、::::::::::::::::\    ヽ \\
        ヽ _/  / /   /! ト、         \ \:::::::::::::_ヽ   ノ_  ̄ ヽ、
           / l   !/ / l !、 \     !  ヽ ヽ /      冫  >、― \
             ! 、!_l_l∠ _   ! l \ \   !、  l  ハ       ヽ/ _ ヽ/´ `ヽ
          l  l ̄!_‐_-`ヽ、! !  、ヽ ヽ__l_ヽ ! / !        冫´    ヽ __ 人
          !  !  ト、 !イj !ヽ  !    ̄_-ヽ! ∨ /  l        ヽ、    ノ 丿   ̄
          l  ハ. ヽ ゞ= '    ヽ 〃斤j 「>/ ′ /         /  _  ̄ \
            ! l ヽ、\       .    `¬′// / /           / / /_ \  \
              ! !  ト、 ̄    _        _/  / /     __   _! l l /  `ヽ \  \
               !  ! \     `     〃 / ′    /_Y_Yヽ┐    ヽ \
            ヽ!  !   >  _   -‐ ´// /       /      `くム_       \ \
              / Y⌒> ´ .::::::::::::::::::`>―‐ <   /`ヽ/        ヽ-く      ヽ
          ゝ-/ ..::::::::::::::::::::::: ̄::::::::::::: /´ ̄    \        c├く       ! !
         r┘ ′.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /            ヽ       c  !__ノ、     / /
          └/ / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /             c _ ∠ ノ\ ー―‐ /
             !/ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_/            !_ ∠人ノ ̄\   ̄ ̄  /
            / .::::::::::::::::::::::::::::::::::∠ _          _/_,ゝ- '´   \   ̄ ̄ ̄ `ヽ/
          / .:::::::::::::::::::::::::::::::: /.:::| :::::::::/ ̄   ―- /              ヽ ___ ノ

ならばやる夫にチームメイトと認められるためには、1軍に上がる必要がある。

723 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:17:39 ID:TKLH.oso

蒼星石は地べたに座り込み、柔軟体操を始めた。
吐いた息は白い、けど熱い。

足を伸ばそうとした時に、夜空が目に入った。

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     _  ___  ____--─ー──~'''~`─-、._,,、w─''"" ̄  ̄ ̄`''--、__,,,_,,,,__,;;ー-‐''''"~~~
 ─''"~   ̄   ̄    ̄^ー-‐''''"~~~`‐-‐''~^ヘ,,__,, __            (;; ;: :    ::::
 ::::                                        (;;; .; : :;;;::: ::;;;;;;::::::::::::::
 ::::::::::                                    (;;(;;;;;(;;;;;○;;;;;;;;;○;;;;;::::::::::
 ::::::::::::::::::::::::::::                                (;;(;○;;;○;;;;);;;○::::::::::::::
                                           (;;;;○ゞil/;;;;);;;;;)
                                              (;;;;| il|;;);;;;;;;;;

星は、確かに輝いていた―。

724 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:18:37 ID:TKLH.oso

―12月30日 第三練習場―

           ____
         /      \
        / ─    ─ \
      /   (●)  (●)  \                   「じゃあ、いくお」
      |  U   (__人__)     |
      \     ` ⌒´   ,/
      /     ー‐    \


          / /.::;  .:; .:.:::;::/i .:.:.:.:.:::::::::::::::::.:.:.``ヽ、
        / /.:::;′,.::/.:.::://.::l::i .:.:.:.:::::::::::i:::i .:.:.:::::::.:.`ヽ __/
        ,' /.:.:;′/:/.:.:::/:/!::::|::ト、 .:.:.:.:::::::|::|::i .:.::::::::::::::.:「
         l/.:.::;'.:.:/./.:::ノ::/ |:::::|::ト、ヽ.:.::::::|:::|::|::| .:.::::.:::::::::::|
        |:l:::::l::::|:::レ':ナナヽ|:::::l::l\ヽ.:‐:十:|十!、.::::::::::::::/
        lハ::l::::|:::レ'´ ‐- |:::/l/  \::::::|:::|::|::| .:.::::.:::|:./
            ',l::::|:::|  _  |/       `` ``7!.:.:::::.:::|/       「うん、いいよ!」
           ト、ト::ト、´ ̄`ヽ     ‐==ミ、 ./:!:.:.::::::::|
            ヽ:|:::|::!             /./.:.:::::::::;′
              `l:::|::ト、    _`_      /::/.:::::::/l/
           |:::!.l.:::>、     `   ,..イ::/::::::::/
           |.::::::/:::/ニ>.--‐ <ニ7⌒:::::/   _ _
        ,r‐r‐- 、|::::/´l/  L_      /   |::/ ̄`ヽ   `」             バッチコーイ!
       ノ:いぃ ̄|:/ヽ     `ーrrrt7′  l/    V ̄``
       レ'⌒.:いハ`ヽi     ノノ只〕ト、          i ‐1⌒


        _,. -┬ fニト、
      r'´ 、r | | ,.L |
      |   (_ノ j {. '、\
      |    }‐イ-上 〉. \
      |    ノ´     /)゚o |                      「俺キャッチャーなのに、やる夫の球受けるのが蒼星石って
     i      r‐‐人__) .|                       おかしいだろ、常識的に考えて」
     ヽ   .ノ ` ⌒´ . |
      i  !,       ノ
      .',  ヽ、 .   /
        \  .     ヽ、     
         \      |.i
           |    .   | |

725 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:20:15 ID:TKLH.oso

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   (○) (O)
. |.   .|| (__人__)
  |    ノi  !   | }                            <黙れ白チョーク。粉が飛ぶ
.  |   し' ` ⌒´ノ
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   /    く
   |     \                                  <そ、蒼星石、おちつくお!
    |    |ヽ、二⌒)

やらない夫が半べそをかきながら右バッターボックスに入り、”お披露目”の準備は整った。
ロージンバックをポンポンと、手の甲で遊ばせた後、やる夫はハッと息を吐く。

          /⌒l
        :{.__, |
          {   |
         }.__, |
    __,/厂{  |、
  __ノ{  、   }ー ,八
  |! 、  |  {.イjj \
 | |  ヽ.___,フツ'´  )
  ヽ.__>ーく_(rへ__,/ハ
   ハ..__,.ィ"丁厂_,ノ ノ :〉              ____
   !ヽニニニニ-tijj":::i:{            /_ノ   ヽ_\
  |i ::::巛'::::::j;彡'::::;':/l         /( >)  (<)\
   :|!('.:::::::::jj彡'::::/人      /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
   ヽ_'ー--一__''ニ´ くヽ \ー-、  |     |r┬-/      |
    /´「`广 ̄:::彡::  l }  j}ヽ、\\     ` ̄'´     /
  /..:f}!!   :::三::  ! ' ,ハ  \,,> \      ,. -‐'"'´~'''
_/ .::;i}!}|!    ::三::.. :.  j:: ;    (⌒!ノ ミ.  ̄彡 !h´.,.,;.;';;'';:';'';;.;.,
{ .::;}}i}人`    :::三ッ川:..{:. ;    jlY^) ミ....::彡 rj^),;'';:;':;;';.:'':;':;'.;.;

マウンドで、やる夫がゆっくりとワインドアップの体制に入る。
身体が膨れ上がって見えるような、威圧的なワインドアップモーション。

726 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:21:28 ID:TKLH.oso

蒼星石の期待も、同じように膨れ上がっていく。

''"´ニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
ニニニニニニニニニニニニ_ニニニニニ/
ニニニニニニ_,.. - ''': ´ ̄ : : : : : : : : : : : \
ヽニニニ: '"´: : : !:. : : : : : : : i: : : : :`ヽ : : : : ヽ
  >'´: : : : : : : : .|: : l : : i: : : '; : : : : : : ヽ.: : : : ヘ
 , : : : : : : .!: : : :ハ : :!: : '; : : : \ : : : : : '; : : ヽ : !
 |: : : : : : :i: : :./.ハ:.ヽ: : ヽ : :___lヽ.: : : : !: :i : :|!:.|
 | : : : : : / : :/  _,.ヽ ト、 .l\: : ヽ \ ̄「: |: : l !:|
 '; : ; : :./: : / ̄___ ヾ:.\ヽ. >ァ水 ァ.|: l: :/ リ
  V : :/: ;.イ.ヾ'アュ _ !`    `` .ヒ:;;'ソ 〉! ./;/
  l:/イ: 、ヽ  ゞ‐ '         ,,,,,, //ノ: :!:ヽ
.   |∧: ' : :ヘ.` '''''''       i     ,.イ ´: :|.|:.:.\
   ,.ヘ : : : : ヽ、       -‐  /| |/!: :ハ |:.:.:./
-、/.  ヽ: : : :l l >t- .,,_,. イ:.  )! | / .レ:/
ヽ、⌒l   \: : | : . . >ァt<ヾヽ ( ト'´:.:,.イ
<´ヘ.`ーt  ヽ:| // //ト、ヽ! |  )!.).イ:. |
:.:.:じr.l :.ヽ    ヾ ー'/ | | ー' .( .ト、:.:.:.: |

やる夫の本気の投球を見るのはあの日以来だ。
参考までに少しだけ見てもらいたいと、
本人から言い出した”本気投球、初お披露目”だった。

自信がなければ言うやる夫ではない。
蒼星石はそう思っている。

727 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:23:55 ID:PqhM7bpg
あれ?サイドスロー転向したんじゃなかったっけ?

729 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:26:44 ID:68e9.Nho
サイドでも振り被る投手は少なくないぞ?

730 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:27:09 ID:4OS1HYac
>>727
セットポジションじゃないってことだろ。ワインドアップってのは。

728 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:25:29 ID:TKLH.oso

やる夫の左足が上がった。

やる夫は左足をサイドに大きく踏み出し、そこから身体を急旋回させる。
巻き込むように横から右腕が身体についてきて、少し遅れて肘、手首が段階的にしなる。
そしてリリース。

      _______
    _,./       ヽ
   /  ─、,,_   _ヽ、-ー 、
   〉       `Y(,_ )  )
  (´   ─、,,_  入_____ク
  }         \_/   /   ___
  {   ─、,_   !   、!  /     \
  ヽ      ヽ/  /(/   \ , , /\
   ヽ ¬─-ー"  /   ノ   (●)  (●) \
    ゝ、_     _L  / ヽ     (__人__)   |
      `゛ー<  /    ヽ    |r┬-|  ,/
          ∨       ヘ  `ー'´  r'.二ヽ、
          ∨             i^Y゙ r─ ゝ、
           ヽ            ヽ._H゙ f゙ニ、|
            \             \`7ー┘!
              ヽ               「:ト  イ

ボールはやらない夫めがけて飛び出したようにみえた。
思わずやらない夫がバッターボックスを外す。

     / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ○)(○)
 .   | U   (__人__)
    |  U  |r┬-|  彡
 .   |     ` ⌒}   彡
 .   ヽ        }
     ヽ     ノ
     /     \
    / /\   / ̄\____l⌒l
     | |  \ /  ヽ \_____|
 Σ(⌒ノ   ゝ    \__)

731 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:27:09 ID:TKLH.oso
ボールは科学反応のようにに変化を加えた。

                          / .                                ,ノ/
                         / /                                ,/ノ゛
                     / ./                                ノ./
                    /  /                                 / ./
                      /  /                                     / . /
                 /  /                                 /   .′
                ,ノ゛ ./                                 /    /
               /  ./                                   /    .l
              /  ,i′                                  /      l
               /  ./                                   / -、     l
              ノ, 、'"                                    ‐./   ヽ     l       ,
             /./                              / /     .l    .l          /
         ,r.゙‐'゙,i                              ,/ /      .|    .l      .,rソ゛
            ン.'i "                               /  /       |     .\__,.,,..‐ン"
          / /                                /   ./      │        /
       ,.!-‐゙,i'                              _....、    i′      /       ,/
      ./ ,, 、."                         、y'"  . !   /       .l゙     . /
     /'" ./                         //゛    .l   !       /    ./
    ./ _/-                       / . /      |   /      ./   . /
    r'"゛  l                        ,/゛  /      !   ./     ./ . ,/
   ./.,, '"゛〉                      ,..ニ,    ./      i′  !、  .,./ /゛
   /゛ ../ .                ,、.'゛  . l   .l゙      /    `'''''' /
  " ,..‐゛ |               ,..‐'./     │  .!      /     .,/゛
 .、゛゛ .,, ‐.''':           ,..-'´ ./      ./  ./     ./    .,/゛
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. `,i`   ./ ヽ _   ,... ‐'゙/ │  ./       !   .l   ./ /
..,″  ,./  ,r'" . l .゛   ./    .l   /      /     .`''_シ'´
..′,/  ./    |   ./     /   l゙      /    _..-'´
.i`゛  ./     ′ /     /   .|     ./  ._ /

蒼星石の耳に、カン高いボールの回転音が聞こえた気がした。
やらない夫の身体に当たるかと思われたボールは、グンと曲がって蒼星石のミットをはじいた。

732 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:27:59 ID:TKLH.oso

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)                           「・・・なんだ、今の。
  |     |r┬-|                            ボールは、どこいっただろ。視覚的に考えて」
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、

唖然とした表情でやらない夫が言った。

        \:::;イ '   、       ヽ `ヾ;:;:;:;:;:;:;.ヽ
        /  , :!:i トヽ、 `ヾ.、 __.. :. V  ::::V;:;:;:;: 〉
         , ' .:' .;' :ハトヽ`ヽ`z≦=ァ  ::::l   :::::V /
.        /イ.:i :/::メ、_! \ ´'トtjハ `Y :::l :. :::::::「
        ' l.::|レ'.:イrft!i    ヽゞ‐'   ! ::;' ::::i::::::}          「コース的には、アウトローだったよ・・・」
          Xイ ::ハ ゞ'、         /,:イ  ::::|:::::j
           ヾ V!   r=ニヽ     '´}::! .::::;':::/
          `Tト   Y´::::〉   /;イ .:i::/レ'
               |i \  ゝ-'    '´7 .:::ル
              l :::::>、 __.     ! ::/'´ヽ._ ,ヘ__..ィ、
              リ! ::::i::ハ:!  _! /l:/    r-' /-!/`ヽ
.              ', :::l'   「 レ'   !'    _〉、/ _ノ,:,:,:,:,:
                ハ::::!  ,イ!「jト}!\    !_ / 7,:,:,:,:,:,:;:
             ハjzY/ / { iト、  \  ヘ/ Y´,:,:,:,:,:,:,:;:
               r' V/ / {`i´} ハ   〉 ,'´_j,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:
              } ハV/ {`i´}  ヾ='   ! r',:,:,:,:,:,:,:,:,:,:;:

呆然と、蒼星石が答えた。

    __
   /ノ ヽ\
 /.(○)(○)\
 |. u. (__人__) |                            「なんだ・・・と!?」
. |        |
  |        |
.  ヽ      ノ
   ヽ     /
   /    ヽ
   |     |
    |    .   |

右打者にぶつかるかと思われたボールが、アウトコースまで変化していったのだ。
すさまじい変化量だった。

733 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:28:36 ID:TKLH.oso

        |              \
       , -┴==――-  .. _        〉
.    //´             、 、 /
    { /   , -‐ァ===‐- .._   ヽ ∨
    \/  /   /, {     `ヽ  !
     , '   , '    // ハ   |  ト、 |
   /   /_, / //∠=ヽ、 }   lハl
    l / { ,ィf´ ノノ 7f_j`ゞV   } |                「いまのは、スライダー?」
   j∧ 「{kツ     ゙ー'  /   ,′i
      ヽ{   `    u. ノ   / /
       八   ´`     ー=イ  fl /
      ハ\     ...::::::|  jハ{
        \{` ー‐、.:::::::::::| /
           `    」::::::/j /\
          /x=く  ´ _f~、
         f^ア 〃ノハ ヽ  ノメ~ヽ

      *   ____
    + 。 / \  /\ キリッ
       / (ー)  (ー)\+ 。 *
     /   ⌒(__人__)⌒ .\
  + 。|      |r┬-|    |  + 。              「そうだお」
     \     `ー'´   /
       \ ,,,,    ,,, / + 。
       /        \
     / ,、      .l> ,>
     \ リ       l <
      <_/       ト-'
       i        l
.       l        l

誇らしげに、やる夫が言った。

734 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:29:36 ID:TKLH.oso

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)                         「あ、あんなスライダーみたことないだろ!
  |     |r┬-|                          高校野球界的に考えて!
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、

           _」, -─  .:. :. :. :.::::::::::::::::::::::::.:.`ヽ
          〈  ,.'"´ ̄      ̄`ヽ、.:::::::.:.:./
           V´ .::l:|:.  `、ヽミミヽ、  ヾ:./
              / .::l::从ト、   `ヾ_ミミヽ.、  \
          l/l.:l.:リ仁リニトト、仁≧ミヽ:::ト、 .:::|        「凄い― 凄いよやる夫!」
           `Y::{fトッソ ``ト。ッソ` 1:l:|::.`、::::!
            |.::l´¨ 、  ´ ̄  /::リ:::::::::V
             ヽ:ヽ、  ー     , タ::l:;::::::::/
            , -─-、 __ , イ/.::j:|:::/l/
           /.,    `トい、_,/^i.:l:|/
          /.:::/  .:i   {{i^Y^YYy'l/
          /.:.::::/  .:.::|   k1 |:l ,ム;、ハ、
        L.::::厂ヽ .:.:::::|  / {j! ーイ:介;l/ ,ハ
         {7 / \::::! /  jfl  |:1j! |:|{ V
       //   ,.イ:::l/  jf|  l;」jl j:」| |
    /´ ̄    /::::|:;:;.\  kiL,  H  fj 〉
    _>ーー-  ,.イヽ、::l;;;:;:;:;(:::/タ^Tニム、_ ,';{
   /。 ̄`¨`ヽ_ソ  `1>‐-ヽ{:::::/><!::::::7
  ,/。     /      〉ニ三云\:.ヽ<ノ::::::」ヽ
 /     /       /¨´ ̄ ̄`ヽ、三三ミ<  \

      ____
    /―  ―\
   /  ⌒   ⌒ \                      「ほ、ほめられたって嬉しくないんだからね!
 /    _ノ 、_! ヽ  \                      本当なんだからね!」
 |      トェェェイ     |
 \     ヽニソ    /


やる夫は満面の笑みで嬉しそうである。

735 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:31:11 ID:TKLH.oso

    r ' 三三三三三三三三三三三_\
    |三三三三三三三三三三三三三 ヽ
    |/´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ `'ヽ 三:::./
   _|, -≡≡≡≡≡≡≡≡≡=_ _、 \:/
 r ' 三三三三____三三三__三三三__ \/
丶三., -‐ ' :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‐ - 三三ヽ\.
  >':.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..`ヽ,三三 ヽ
 /:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.ハ.:.:.:.:.ト 、.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.ヽ,. /           「でも、本当に凄いよ!
,'.:.:.:./.:.::'___ノ_  | .:.::| 、 j:__jヽ、.:.|.:.:.:.:.:.: !              まだサイドスローに転向して2週間なのに!」
|::/:/::::/j:/_-_  ヽ :|  _\|` ヽ|:.:. /:.:.:}
l::l/ ォヘく 7__ハ`   ヾ!  フィ::ヾマ |:::/::::.:.,
 イl: ヘ:| ゝ-'        ゞン  ,レ:../.:/
 `|::ハ!///    '    /// /.:./.:/
   ヾ|::ゝ,     r‐,     ノ.:.:/.:/
    ヽ:::|iゞ 、      ,. ィ'ハ:l:.:イ/
    _rYL..,-イ`_ ー ´_j、 レj/|.:.:,'   <キュン!
  /{ヽ/  , ,==ゝr<   \レ,ノ‐-__、                     エナニコレ、イケメン?ヒロ=ミズシマ?
 '三(`,/   //_ノ:ハ!^ヾヽ   |_) 三_ _ヽ__

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( mn)(mn)
. | ////.|  |人|  |                        「俺達本気でいってるぜ!
  |    |  |⌒|  |                         これならいつでも1軍で通用するだろ!」
.  |     |  |. |  |
.  ヽ.   / / }  /
   ヽ  / / ノ ノ  
   / ノ,,ノ    |
   |        | <キュン!
    |       |                                   エナニコノイケメン ケント=ハンダ?

736 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:31:42 ID:TKLH.oso
       ____
     /⌒  ⌒\
   / 《;・;》  《;・;》 \                      「それはないお。馬鹿いうなおやらない夫」
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     トェェェイ     |
  \    ヽニニソ    /

         !      ,.  -‐── ────┴ ─‐┐
         ',  ,.  '´                 /
         > ´                    /
      く         . -‐====== ー-く
          \  ,. . :"´: : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : :ヽ
         >'´ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ./ハ: :.l: :!: : : : : :l
          i: : : .: : . :. {: : : : : : : :./ /ハ: l.: !: : : : : :}     「そうだよやらない夫。馬鹿なこと言うなよ。
           |: : |: :.|: : : |::.:.:.:.:.:.`メ、 // V: :l: : : l : ;′    やる夫に失礼だろ?」
          |: : |: :.|: : : |::|: : :∠イ_〃> Vく: :./}:/
            \|: :.|: : : |:.|: : :`弋夕ソノ` tり:.:/ l/
           \|ヽ: :|.:|: : : :.i.:| ̄    ヽj?
             }ヽ仆ヽ: : : :lN   _ _/: :l
             / ̄ ̄``ヽ、: レ'´ ̄`): : : :l
            /        V  `ー ユヽ.:.|
        ,ん子こ`ヽ     |     ユ、l./
       ,ん'´: : : : `ヽヽ   |     l ハ'′

        ./ ̄ ̄\
      ./      \
      |     ー  ‐ i
      |   ( ●) ( ●)
      |     (__人__)
      |      `⌒´i
      ヽ.       ノ                    (俺、蒼星石になにかしたかな・・・?)
       ヽ     ノ
    /   \       \
     |     \, -‐- 、-‐- 、
     |\     \.  (" ̄ .入
    |  \    "  ̄ ̄ ̄  )
    |  / \,,_______人
     |      /\    \  \
    ヽ,____/;___\    \,,_ \,,__
              (______)___)

737 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:32:49 ID:TKLH.oso
       ____
      /      \
     / ⌒  ⌒   \                    「変化量は、それなりだと思うお。
   /  (ー) (ー) /^ヽ                    でも、コントロールが正直やばすぎだお。
  |   (__人__)( /   〉|                    どこ飛んでくかわかんねーお。さっきのはまぐれだお」
  \   ` ⌒´  〈 / ⌒^ヽ
―――――――― \ _ _ _ )

やる夫は、淡々と述べ始めた。

       / ̄ ̄ ̄ \
      /  ─    ─\                   「しかも、やる夫はこれしか投げらんねーお。
    /    (ー)  (ー) \                   ストレートは全然球威がないし、
    |       (__人__)   |                  カーブもサイドになったらなげられなくなっちまったお。
    \      ` ⌒´   /                  正直ワンナウトも取れる自信は無いお」
      / ヽノ   ⌒\__
     / |      \___)⌒\
     ` ̄\ \     -''' ⌒(___)
         \         /\ \__
           ` ―─―─´   ヽ___)

そういうわりに、やる夫はモジモジと、落ち着きなく体を動かしている。

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´|                      「でも・・・」
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

738 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:34:44 ID:q7YqSNqs
今すぐやる夫はベイスターズの中継ぎに加わるべきだろ・・・投手不足的に考えて

739 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:35:25 ID:TKLH.oso

       ____
     /⌒  ⌒\
    /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\                   「プロで戦う、武器は見えたお」
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /

やる夫は、珍しく快活に笑った。

''"´ニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
ニニニニニニニニニニニニ_ニニニニニ/
ニニニニニニ_,.. - ''': ´ ̄ : : : : : : : : : : : \
ヽニニニ: '"´: : : !:. : : : : : : : i: : : : :`ヽ : : : : ヽ
  >'´: : : : : : : : .|: : l : : i: : : '; : : : : : : ヽ.: : : : ヘ
 , : : : : : : .!: : : :ハ : :!: : '; : : : \ : : : : : '; : : ヽ : !
 |: : : : : : :i: : :./.ハ:.ヽ: : ヽ : :___lヽ.: : : : !: :i : :|!:.|
 | : : : : : / : :/  _,.ヽ ト、 .l\: : ヽ \ ̄「: |: : l !:|        (本当に、凄いよ。)
 '; : ; : :./: : / ̄    ヾ:.\ヽ. >    ァ|: l: :/ リ
  V : :/: ;.イ          `` 、_,,  〉! ./;/
  l:/イ: 、ヽ ゞ=="          ̄  //ノ: :!:ヽ
.   |∧: ' : :ヘ.`           i     ,.イ ´: :|.|:.:.\
   ,.ヘ : : : : ヽ、     ー -  ./| |/!: :ハ |:.:.:./
-、/.  ヽ: : : :l l >t- .,,_,. イ:.  )! | / .レ:/
ヽ、⌒l   \: : | : . . >ァt<ヾヽ ( ト'´:.:,.イ
<´ヘ.`ーt  ヽ:| // //ト、ヽ! |  )!.).イ:. |
:.:.:じr.l :.ヽ    ヾ ー'/ | | ー' .( .ト、:.:.:.: |

やる夫は、東方不敗やカズマに言われたことをきちんと実践して見せたのだ。
例え他の球全てが悪くても、1点ずば抜けていいものがあれば通用する、無理やりにでも武器を作れ―

その言葉を信じて、無理やりに武器を作って見せた。
それもこのわずかな時間で―

741 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:36:52 ID:TKLH.oso

―つくづく、刺激になる男である―

  l 二 /   / 二二二二二二二二二二二_j__ l二!
  l二/   / 二二二二二> < _  \   ヽ ̄ヽ}
  lニ′/ 二二二二> ´_         \   V  ハ
  {' / 二二二> ´ヽ、    `  ー-     `丶   V  ハ
  / 二二二/    \    _  \   > _ ヽ、 Vi !
. /二二二/ {  \  ` ー __  >く  ヽ. \  _\ Vj
 { ニ二二ハ  \  ヽ     ̄7´三≧壬¬ト、 \ `Vl
 i 二二{  l   爪 、  ` <二 77rf'う:::i } _  l\ ヽーミ、
     i i    ト、_〉f> 、` <二′〈:t_シ'´  l   、 V l `
     l |  '.   l\孑? ー  ̄ ̄  ̄     } !  \}\}
     l l 、 ヽ K'_ノ ハ             lイ  .ヽ ヽ ヽ        「よし、ボクの球も受けてよ!」
      、 \ 厂ヽヽ- '′ i           ハ  :!、  ト、 ヽ
      \  V、 ヽ       .. -     / !ハ l } l ヽ ',
          ヽヽ \          /  l厂l l l !  } !
            \` ー二 ─_--- ∠─- 、!、、V } .「  .j/
             _rv≠ ¬:.:.:.:.:.〉了f>、rf= 、ヽ、_ノ__
             (ノ.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:.:乂__ハ\Vハ、\>f千く ーッ、
             ,r 1:.:.:.:.:.:.:.:.:V:.:.:.:.:.:.:.(_人  Vハ {:i:「ハハ \v〔:.ヾ
           { イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:v:.:.:.:.:.:.:.f⌒{  ∨_シiハ__ハハ-' }ノ:.:..}
           厂!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:.:.:i、__j、_  ̄ l:::トr_小ハ ヽf〈ヽ
           ∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V:.:/:.:.l:.:.:.`Vi   l:::l vハ }、V V-'.
           /.:j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V:.:.:.:.!:.:.:.r' {、   !::l  V } }ヽヽヽj
           .:.:.:{_:.:r‐、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:v:.:.:.:l:.:.:.ゝヘ 〕  L:!  v_、'、 ヽVfヽ
          i:.:.:.ヽj  i`  、:.:.:.:.:.:v:.:.:!:.:.:.:.:.〈 '、__  _ v_{fハ ` V^!_
          ゝ丁´  /    ̄i ̄ハ:.:j:.:.:.:.:.:.:.く__r:.X_ >'_ Xくゝ-vく  )

             (ヽ三/) ))
         __  ( i)))
        /⌒  ⌒\ \
      /( ●)  (●)\ )
    ./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\                      「お、やる夫のすぐ後に投げていいのかお?
    |    (⌒)|r┬-|     |                      自信喪失しちゃうお?」
    ,┌、-、!.~〈`ー´/    _/
    | | | |  __ヽ、    /
    レレ'、ノ‐´   ̄〉  |
    `ー---‐一' ̄

珍しくやる夫の口から軽口が飛び出した。

742 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:37:28 ID:jeU90meU
サイドスローで投げられる球種って後はなんだろ
シンカーとか?

743 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:39:26 ID:TKLH.oso

''"´ニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
ニニニニニニニニニニニニ_ニニニニニ/
ニニニニニニ_,.. - ''': ´ ̄ : : : : : : : : : : : \
ヽニニニ: '"´: : : !:. : : : : : : : i: : : : :`ヽ : : : : ヽ
  >'´: : : : : : : : .|: : l : : i: : : '; : : : : : : ヽ.: : : : ヘ
 , : : : : : : .!: : : :ハ : :!: : '; : : : \ : : : : : '; : : ヽ : !             「そうだね、そうなるかもね」
 |: : : : : : :i: : :./.ハ:.ヽ: : ヽ : :___lヽ.: : : : !: :i : :|!:.|
 | : : : : : / : :/  _,.ヽ ト、 .l\: : ヽ \ ̄「: |: : l !:|
 '; : ; : :./: : / ̄    ヾ:.\ヽ. >    ァ|: l: :/ リ
  V : :/: ;.イ          `` 、_,,  〉! ./;/
  l:/イ: 、ヽ ゞ=="          ̄  //ノ: :!:ヽ
.   |∧: ' : :ヘ.`           i     ,.イ ´: :|.|:.:.\
   ,.ヘ : : : : ヽ、     ー -  ./| |/!: :ハ |:.:.:./
-、/.  ヽ: : : :l l >t- .,,_,. イ:.  )! | / .レ:/
ヽ、⌒l   \: : | : . . >ァt<ヾヽ ( ト'´:.:,.イ
<´ヘ.`ーt  ヽ:| // //ト、ヽ! |  )!.).イ:. |
:.:.:じr.l :.ヽ    ヾ ー'/ | | ー' .( .ト、:.:.:.: |


             ____
            /⌒  ⌒\
          。o(゜>)  (<゜)o 。                  「お?珍しく殊勝だお?」
         /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
          |     |r┬-|     |   て
         \      `ー'´     /( `´) そ
        /           \ノ ノミ
        |\ \・      ・ \____ノ


           _」, -─  .:. :. :. :.::::::::::::::::::::::::.:.`ヽ
          〈  ,.'"´ ̄      ̄`ヽ、.:::::::.:.:./
           V´ .::l:|:.  `、ヽミミヽ、  ヾ:./
              / .::l::从ト、   `ヾ_ミミヽ.、  \
          l/l.:l.:リ仁リニトト、仁≧ミヽ:::ト、 .:::|
           `Y::{fトッソ ``ト。ッソ` 1:l:|::.`、::::!            「そうなっても、それもまた勉強だろ?」
            |.::l´¨ 、  ´ ̄  /::リ:::::::::V
             ヽ:ヽ、  ー     , タ::l:;::::::::/
            , -─-、 __ , イ/.::j:|:::/l/
           /.,    `トい、_,/^i.:l:|/
          /.:::/  .:i   {{i^Y^YYy'l/
          /.:.::::/  .:.::|   k1 |:l ,ム;、ハ、
        L.::::厂ヽ .:.:::::|  / {j! ーイ:介;l/ ,ハ
         {7 / \::::! /  jfl  |:1j! |:|{ V
       //   ,.イ:::l/  jf|  l;」jl j:」| |
    /´ ̄    /::::|:;:;.\  kiL,  H  fj 〉
    _>ーー-  ,.イヽ、::l;;;:;:;:;(:::/タ^Tニム、_ ,';{
   /。 ̄`¨`ヽ_ソ  `1>‐-ヽ{:::::/><!::::::7
  ,/。     /      〉ニ三云\:.ヽ<ノ::::::」ヽ
 /     /       /¨´ ̄ ̄`ヽ、三三ミ<  \

蒼星石も、もうくだらないことを考えるのはやめることにした。
そんなことを考えては、あっというまにこの男に置いてかれるだろうと思うのだ。

744 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:39:54 ID:ECvtJe.o
サイドでナックル投げるととんでもないことになるという話は本当なんだろうか?

745 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:42:43 ID:TKLH.oso

       ____
     /⌒  ー、\
   /( ●)  (●)\                          「・・・なんかあったのかお?
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\                         えっらくポジティブだお」
  |     |r┬-/ '    |
  \      `ー'´     /

ヽ      /     /. \ \ \\\\\ \ '、
  \ /     /\\ \ \ \\\\.ヽ ヽ∨
   /     /\\.\\ \ \ \\\\\ V
  く     /l ト、\ヽ \\\ \ `x.^\\\ヽ.ヽ ',
   \   /鞘E| | .ト\\\\\\/ ,. -‐.┐、\ヽ\ ',
.      \/ /.l l//ハ\\ヽ \ヽ `  ィ{:;{i:;jリ.j | | ! | l\}        「あったよ。
      ∨| l|l|l,.. -‐\\ヽ\. ′ヾ`ニ′ハl | | |∧|         今は、全部上手くいく気がしてるよ」
.         '、.{. ! | | | _ z.-‐-、          //l l | |  }
         \| i ||弋{:{i:;jリ.j     、     /'./| l | |
          i\l i \`` ‐′   _,.. '    / .| l l鞘E
          |  |\ \\         /  ! l | ー─--
           i  {   \ \` ー----、‐‐´   / |
.          \__   \ \\,.'´ ̄ `ー 、r′
              / ̄ \ \    _, イ.{iー-、


何か起こしたのは君だよとは、流石に恥ずかしくていえなかった。

      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |                          「・・・なんでだお?」
. |   (__ノ ̄    /
. |             /
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ

746 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:43:18 ID:PqhM7bpg
サイドスローで投げられないメジャーな球ってフォークくらいじゃないかな?
ナックルはよく知らないけど、カーブ、スライダー、シュート、シンカーは投げれるはず。

747 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:44:28 ID:YtWdGBqg
シュート・パームとか有名じゃね。<サイドの変化球
オーバースローで投げられる球はだいたい使えたと思う。

748 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:45:04 ID:TKLH.oso

            r‐- 、 /        `ヽ
            |   \     .:.:.:.:.::::.\
           ,.」__    \     .:..:.:::::::.\
          /.:::::::::::.:..\  \   .:.:.:.::::::::/
         /.:::,.::::::l:::::::::.:.:. \  \  .:.:::/
          |.::/i.:::/、!.::::::.:.:l::::i::ヽ   \/              「知ったから、かな?
         l/ Vj _ヽ.::::::l.::::|::::l:.\  \               それにそれは君が教えてくれたんだ」
          _ノ 1ソヾ::/.::::|::/:::l::::.ヽ   〉
           l       /.:.:.::l/.:;;/:::::::::厂´
              }‐-  /::i .:.::/;:;;;:.::.:./
             ヽ _ _ |.:::ィィハ,./
              ] 」/_⊥_
            <77´     `ヽ
               リ/  ,r─‐- 、ハ
           //  ,fソ.::7.:.:::::.:.ヽ!
             //  ,fソ.::::i::::::::::::::::::ヽ
             //  ,fソ.::::::::::::::::::::::::::::.l


      _____     ━┓
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  \_      _ノ\
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749 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:45:20 ID:TKLH.oso

''"´ニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
ニニニニニニニニニニニニ_ニニニニニ/
ニニニニニニ_,.. - ''': ´ ̄ : : : : : : : : : : : \
ヽニニニ: '"´: : : !:. : : : : : : : i: : : : :`ヽ : : : : ヽ
  >'´: : : : : : : : .|: : l : : i: : : '; : : : : : : ヽ.: : : : ヘ
 , : : : : : : .!: : : :ハ : :!: : '; : : : \ : : : : : '; : : ヽ : !
 |: : : : : : :i: : :./.ハ:.ヽ: : ヽ : :___lヽ.: : : : !: :i : :|!:.|
 | : : : : : / : :/  _,.ヽ ト、 .l\: : ヽ \ ̄「: |: : l !:|                 「・・・」
 '; : ; : :./: : / ̄    ヾ:.\ヽ. >    ァ|: l: :/ リ
  V : :/: ;.イ          `` 、_,,  〉! ./;/
  l:/イ: 、ヽ ゞ=="          ̄  //ノ: :!:ヽ
.   |∧: ' : :ヘ.`           i     ,.イ ´: :|.|:.:.\
   ,.ヘ : : : : ヽ、     ー -  ./| |/!: :ハ |:.:.:./
-、/.  ヽ: : : :l l >t- .,,_,. イ:.  )! | / .レ:/
ヽ、⌒l   \: : | : . . >ァt<ヾヽ ( ト'´:.:,.イ
<´ヘ.`ーt  ヽ:| // //ト、ヽ! |  )!.).イ:. |
:.:.:じr.l :.ヽ    ヾ ー'/ | | ー' .( .ト、:.:.:.: |

750 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:45:50 ID:TKLH.oso

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星は、いつでも輝いているんだってさ―


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                                                  第3.5話 蒼星石とやる夫 終

751 : ◆oLG9iWoh0E : 2009/11/07(土) 03:46:41 ID:TKLH.oso
投下は以上になります。
ご観覧アザーした!


度重なる投下の遅延失礼しましたー

754 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:47:23 ID:C65JgY6Y
乙っした
今回も面白かったです

755 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:48:13 ID:E4SmtDxc
このスレ見ると「将来の夢はプロ野球選手」だなどと夢を語っていた時代を思い出すわ



756 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:48:48 ID:YtWdGBqg
遅くまで乙っした。
>>750で思ったけど、星と蒼”星”石でかけてるの?

757 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:54:20 ID:2aBoJqlM
乙ーッス。
とても面白かったです。
お仕事大変そうですが体に気をつけてね~

758 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:58:43 ID:Hr4OAbIM
乙でした
蒼い子はてっきり男の娘だと思ってたぜww

759 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 03:59:11 ID:m1uuCO2M
乙ー

しかし、このやる夫…東野圭吾の「魔球」の主人公を思い出した
あの主人公も、孤立気味の捻くれ者だったな。実力的にはできる夫に近かったけど

760 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 04:07:52 ID:JqgVhLdg
乙でした



やらない夫イキロ

761 : 名無しのやる夫だお : 2009/11/07(土) 08:45:56 ID:SvEusvJI

蒼が女だったとは意表つかれた

カーブが無いなら
しょぼくてもシンカーが欲しいなぁ


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